God save the Queen
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了
満足度★★
わたしはQだけ!
若手注目劇団のショーケース。5劇団参加で一劇団20分ずつ。セットチェンジを3分ぐらいで。全部未見。
全体的に楽しめなかったのだが、最初の劇団の冒頭に相対性理論の曲がかかるんで、それがその後の2時間を支配した感じ。5劇団が曲に負けたんじゃなかろうか? ネタバレと受け取らずに、油断しないで、という意味で。私は油断してたので、やくしまるえつこにやられました。
とはいえ、最後のQは好き。
アフタートークは湯山玲子。キムギドクの新作見なきゃ!
オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました
七里ガ浜オールスターズ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/08/13 (火) ~ 2013/08/19 (月)公演終了
満足度★
もっとやれたんじゃなかろうか?
1時間じゃものたりないよ。登場人物のそれぞれの紹介が終わり、さあ事件が起きるぞ、というところで終わってしまった。せっかく個性的で達者な役者が揃い、それぞれの背景がわかったところで、どう展開するのか?と期待したのに。誰か死ぬとか、過去の悪行が発覚するとか、なんか事件あるでしょ。なにも始まっていないよねえ。
前向き!タイモン
ミクニヤナイハラプロジェクト
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/08/22 (木) ~ 2013/09/02 (月)公演終了
満足度★
届いて来なかったなあ
突然、長ゼリフの一人芝居が始まったと思ったら、ハイスピードのセリフをハイテンションで、延々続けた。別の役者が出てきたら、同じことを。三人の一人ハイテンションハイスピード芝居。セリフは断片しか届かない。もちろん、それが狙いなのだろうけど。音楽や歌では、歌詞の一部しか届かなくても感動できるわけだが、何も感じなかったなあ。歌では歌手の力量が大きいわけだけど、この芝居も役者の問題なのだろうか?熱演が遠くに感じられたよ。
木
ろりえ
サンモールスタジオ(東京都)
2013/08/22 (木) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
被告人~裁判記録より~
アロッタファジャイナ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/08/27 (火) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったよ
実際にあった事件の公判記録からテキストを起こしての芝居。公判で被告や検察官らが話したことを役者がしゃべる。圧倒的にアキバと木嶋佳苗が面白い。だって、リアルだから。佳苗のことは公判記録がいくつか出版されてるけど、まだこんなネタがあったのね。なんぼでもでてくるんだろうなあ。短編にするのが惜しいよ。アキバの加藤くんのは、知らなかったなあ。あんな親だったとは!やっぱ、この芝居の試みは、知り得ない情報に接する機会を与えられた、という点が一番じゃなかろうか。文字で読むより、リアルだしね。まあ、役者の力量には差があったけど。
月いづる邦
La Compagnie An
座・高円寺1(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
クオリティ高し
ま、アルバム25枚出してる人と、韓国で活躍しているDJが参加してんだから、音楽的なクオリティが高くなるのは当たり前なのかもしれない。全曲オリジナルで、これだけのことをやってる劇団って、そんなにないよね。踊ってる人たちも、自分で振付の仕事してたりする人なわけで、レベル高いよなあ。あまり、決め事を多くしないで、いろんなことを自由にやってるみたい。すごいよ。
BUG 【美保純が降板⇒代役は西山水木】
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2009/09/18 (金) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
語るに値する舞台
すごかったなあ。こういうの、アメリカ人好きだからなあ。主人公の男女の設定が、戦争からの帰還兵とDVの被害者という・・・アメリカの今を象徴する二人だ。まあ、それがどういう状態なのか、日本人にはピンとこないんですけど。
でも、オフブロードウェイでこれを見た坂手さんが、日本で上演しようと思うあたりがすごい。坂手さんならではだ。ただし、「日本人はわかりづらい部分」を、映画じゃなくて演劇で伝えるためには、役者さんに背負ってもらわねばならないわけで・・・ご苦労さまです。水木さんは充分がんばってたと思います。しかし、体力持つのか・・・とうっかり心配してしまいました。
天神さまのほそみち
d’Theater
こった創作空間(東京都)
2009/08/20 (木) ~ 2009/08/23 (日)公演終了
満足度★★★★
チカラワザですな。
前回の旗揚げ公演では難しいホンをシロート同然(失敬!)の役者で無理やりやってた。ホンの面白さで、強引に見せていた感じ。で、今回は第二回にして別役の不条理劇だもんなあああ。無理してるんじゃ・・・。
と思って、引き気味な気持ちで見てきた。役者は「シロート同然」から「まだまだ若い役者」に昇格してた。でも、別役をやるには早すぎるって感じ。
そんなことは杏里さんも知ってるわけで、強引にテンション芝居にしてた。これが見事に成功してたのには驚いた。たぶん、別役のオリジナルな「天神さま~」はこんな芝居じゃないと思う。まさにチカラワザで、若い役者に、中途半端な芝居をさせずに、状況の不条理さを伝えることだけをやらせていた。楽しめたよ。
モグラ町1丁目
龍昇企画
イワト劇場(東京都)
2009/08/26 (水) ~ 2009/09/02 (水)公演終了
満足度★★★
よくできてたと思うけど。
ホンがうまく書けてたと感じた。「テアトロ」8月号に掲載されたらしいが。
しかし、役者が達者すぎて、「安定感」だけで芝居やってる感じで、スリルがなかったような・・・。って、私は何を求めているのか。この企画はたぶん、そういう方向なんだよな。落ち着いて、楽に見れるという。
でもなあ、前川さんには、もっと若いやつと、ぎりぎりんとこで芝居やって欲しいなあ。そっちのほうが、客受けは悪いんだけどさ。とほほ。
極めて美しいお世辞
箱庭円舞曲
OFF OFFシアター(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了
満足度★★
クオリティ高いとは思うけど・・・
ホンも役者も8割止まり感が。かなり良くできてるし、みんな頑張っているのはわかるんだけど。あと、こういう芝居がはやっているのも知ってるんだけど。
役者はその先があるよね。ホンに書かれていることは確かに表現してたんだけどさ。ただ、価値観がちょっと前っぽくないか。5年ぐらい前。経済がぐだぐだになる前。マーケティングでなんとかなってた時代。もう、おやじの説教なんか通用しねえべ。
hg
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
ワールド・トレード・センター
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2007/10/20 (土) ~ 2007/11/06 (火)公演終了
満足度★★★
もっとガツンと来るかと期待大きかったが・・・
WTCのすぐそばにいた日本人たちのその日の9時から24時まで。こっちでテレビで10時間以上追いかけていた私らとは違うリアルがあったはず。坂手さんならそれを取材で描き出すはず。そんな期待が大きかったんですけど・・・。
チラシに書いてあった「たった一日で、世界が変わるわけないじゃない。」というのは、今だから言えるコトバだよね。あの日、「世界は変わる」って、ノンキに日本で暮らしていた私でも思ったし。「大変なことになった」という感覚はその地にいた人のほうが大きかったはず。実際、「アメリカに神のご加護を」のコトバのもとであからさまな殺戮へと向かい始めた日になったわけだから。もちろん、「あの日」がそれ以前によって予定されていたとするなら、確かに「たった一日」で変わったことにはならないけど。
この芝居は、ドキュメンタリータッチというわけではなく、取材をもとにした創作ですし、きちんと「演劇」「エンタテインメント」として仕上げています。ちゃんと楽しめる作品に。決して「CVR」(過去の公演)とは違います。しかし、実際に起こった事件、実際に実在した編集部、が題材ですから、どうしても「リアル」を求めてしまいます。なので「演出」や「演劇的な処理」や「字幕」に抵抗を感じてしまいました。勝手にリアルを求めた私が悪いのかもしれませんけど。
シェイクス
30-DELUX
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
これをクチコミらないでどうする!
毎公演、作家や演出家を変えながら役者中心で活動している30-DELUXは、役者も毎回あっちこっちから呼んできての公演。それゆえに、クオリティがいまいちな感じがしてた。方向性もまた作家次第でばらばらに。が、今回、劇的な変化が。その最大の要因はIKKANさんの参加。前回かららしいけど、ほんとにホンが良くなった。お手柄だよ清水さん(プロデューサー)。
毎回の作家だって、清水さんが厳選して連れてくるだけあって、決して悪くはない。が、個性的で実力派の役者たちを生かしたホンかと言うとかなり微妙だった。「作家や演出家に大御所連れてきてかしこまってやるより、若いイキのいいのと組みたい」という清水さんの気持ちは理解できる。けど、同世代の実力あるヒトにも目を向けるべきだと思ってた。IKKANさんの存在感は大きかったんじゃないのかしら。
演出の毛利さん(少年社中)は今回3回目の参加で、進歩してるし決して悪くはないけど、今回みたいないいホンを生かすとなると、まだまだな感じもした。なんつうか、演出の「チカラワザ」みたいなシーンが欲しかったもんなあ。
出演はジャニーズ事務所の佐野瑞樹や、伊藤裕子や新感線のタイソン大屋。いい意味で不安だったけど、かなり頑張っている。いいセリフをめいっぱい吐きまくっている。
見終わって、コレを褒めないでどうする! コレをクチコミで広げないでどうする!と思ったよ。
エウメニデス
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2007/09/14 (金) ~ 2007/09/23 (日)公演終了
満足度★★★
平栗あつみは良かったが。
事前情報を全く入れず、19時半開演@シアターXとだけ確認して劇場へ。実際、出演者に平栗あつみと生方和代がいることと、作品はギリシャ悲劇で演出家が外人さん(ルティ・カネル)ということぐらいしか知らずに。あと、真那胡さんが出てるんで、たぶんそっち系だろうと予想して。
「21世紀ギリシア芝居」と銘打たれているが、そんなにギリシャ悲劇を知ってるわけでもなく(普通の人よりは知ってると思う)、原作者のアイスキュロスも知らないし、テーマは「母殺し」のようだから、きっと暗いんだろうと勝手に予想。演出家の人のことは知らないが、外人さんだからきっとアート系だろうとも。どういう偏見なんだか>オレ。
で、始まった。正味75分の芝居。ユニークな舞台装置で、音楽はベース一本だし、芝居の途中には陪審員席が登場するしで、けっこう斬新なことをやってる。かなり楽しめる作りだ。台本は確かにギリシャ悲劇(紀元前に書かれた)だが、自由度の高い演出で次々といろんなことをやってる。声と身体を駆使して。母殺しが裁判にかけられる。
オープニングがかっこよくて、そこから続く平栗さんの芝居もいいんで引き込まれた。が、芝居が廻り始めると、普通の芝居になってしまい、ちょっと退屈。たぶん、いろいろと演出としてやられることが、私には「普通」に見えてしまい、楽しめなかったのだ。アレを面白がれる人なら楽しめる。私には、ユニークな装置や陪審員席やあれやこれやが「普通」に思えてしまい、楽しめない。
思うに、私はギリシャ悲劇とかは嫌いじゃないほうなんだけど、今を生きる普通の人からすれば「どうでもいい」んじゃなかろうか。もっともっと今のコトバで話すべきだと思うが。今なら親をクソババア呼ばわりしてるし、クソババア(母親)を殺すなんて、ありがちなんだから。
平栗さんはよかった。ほかは、もっともっとテンション上げないとダメでしょう。型どおりの芝居になってたような・・・。
しかし、平栗さんとか生方さんとかを見るのって何年ぶりだろうか。お元気そうで、なによりです。(別に知り合いじゃないですが)
御母堂伝説(ごぼどうでんせつ)
La Compagnie An
イワト劇場(東京都)
2007/08/03 (金) ~ 2007/08/08 (水)公演終了
満足度★★★★★
色っぽかったなあああ。
きれいなおねえさんたちがいっぱいで、ひゃらひゃらした感じで舞っていた。どきどきした。
それはともかく、どうしてもひとこと書いておきたい。記録しておきたい。演劇史上に残るんじゃないのか、あの奇跡は!
今回のこのアンの音楽はDJテヨという韓国のアーティストが担当した。この人、先日のフジロックフェスに目玉ゲストとして来てたケミカルブラザーズの来日直前の韓国ライブに参加していたらしい。まあ、「参加」つっても、どういう関わり方か知らないので、そんなに注目していなかった。が、劇場でその音楽を聴いて、ほんとにすごいんでびっくりしたよ。ちょっと、小劇場じゃ考えられないぐらいの音楽だった。
アンはいつもザバダックなどを使っているので、音楽のクオリティは毎回高い。ザバダックと交流があるみたいだし。しかし、今回の音楽はその比じゃない。芝居に合わせてDJテヨが作り、その場でノートパソコンで演奏してた(まあ、DJプレイっつうんでしょうけど)。ほんとにすごかった。かっこよかった。サントラ買いたい。まじで買いたい。(サントラ出す予定はないんだと。なんせ外国人ですから著作権関係がめんどくさいらしい。)
つうことで、DJテヨ(Jung TaeHyo=DJ.TEYO)がやってたってことを記録しておきます。
清水宏の真夏の大作戦!!~やる気マンマン!日比谷ワンマン!~
演劇企画製作集団TWIN-BEAT
日比谷公園大音楽堂(東京都)
2007/08/08 (水) ~ 2007/08/08 (水)公演終了
満足度★★★★
2000人の大観衆!
清水宏のサタデーナイトライブは1995年にスタート。年1~2回のペースで前回(2007.3)が第19回。週末3日間5ステでスズナリなどで行っている。ということで満員だとしても1000人ぐらいの動員だ。その清水が日比谷の野音でワンデイワンマンライブ。野音はいす席2600と立ち見席400で合計3000のキャパだ。・・・普通、こんな無謀なライブは止めが入るよな。でも、勢いに乗って、やっちまった!
両サイドの席をつぶしてたけど、それ以外はほぼ満席で、ほとんど2000人ぐらい入ってたんじゃないのか。そのことに感動してしまった。初期の頃はなかなか満員にならなかったんだから。
最近の公演では「やる気マンマン男の挑戦シリーズが評判らしい。清水がリアルにサーフィンとか乗馬とかテニスとかアイススケートとかに挑戦する。周りの人に迷惑をかけまくりながらも、やる気マンマンで体験するというもの。野音では「ヒップホップダンス」に挑戦した。というか、若者ダンサーたちと決闘してた。だって、いきなりダンスコンテストにエントリーしたんだから。前半、自分の青春が「アングラ演劇」に潰された悲惨な過去をうらみつらみで紹介し、青春を取り戻すべく41歳の挑戦に。演劇体験を必要以上に蔑んでいたが、これがクライマックスの伏線となっていた。うまい!
年末に過去の様々な挑戦シリーズだけを集めたライブをやりたいと言ってた。
海鬼灯
HOTSKY
梅ヶ丘BOX(東京都)
2007/06/01 (金) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
構成の勝利でしょう。
1時間10分ほどの短さだが、密度が濃くて、短さを全く感じなかった。完璧な構成だと思った。前置きとか、エピローグとか、余計なものを入れたくなるもんだが、そういうのをすっとばして、必要な部分だけで構成した。これってすごいよね。役者への要求が高くなるもの。HOTSKYの役者さんたちは、まだまだ若い感じで、要求に応えているとは言いがたいけど、ぎりぎりなんとか。
私は最後列で観劇。劇場の構造上、音がちょっと厳しい感じ。前めで見たほうがいいかもしれない。
「おねがい放課後 (志賀ちゃんセブンティーン)」(タイトルと設定年齢が変わりました)
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/05/24 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★
志賀さんじゃなくても・・・
1年で3歳分年をとる病気で、20年しか生きてないのに見た目は60歳。志賀さんの風貌でハタチの学生というシチュエーションで何が起きるのか?
根本的に間違ってると思ったのは、志賀さんは役者なのでハタチをやれ、と言われればハタチになってしまうということだ。若々しい人になれてしまう。だって役者だから。登場したときに「60歳の風貌」を背負っている人に見えなかった。普通に若者になっちゃってた。当たり前だ。役者だもの。
舞台では、髪の毛の薄い(それしか設定が残っていない)ハタチの学生が普通に経験する青春。本来、人の三倍の速度でふけてきた人間の葛藤・経験っつう特別の深さがあるんだろうが、ほとんど描かれていない。三倍のスピードで生きている人間って、普通じゃなくなっちゃうと思うんだけどなあああああああああ。
あと、一番いいシーンが暗転で処理されてたのが残念。あのシーンの志賀さんの表情こそがメインのような気がするが、見せるのは無理でしたか・・・見たかったなあああ。なんか、方法があると思えてならないんですけど。あのなさけないシーンこそが志賀さんならではだと思うんです。あれがアレだと、志賀さんである必要が・・・。
うたかたの日々
ヒンドゥー五千回
サンモールスタジオ(東京都)
2007/03/07 (水) ~ 2007/03/13 (火)公演終了
満足度★
初日だからなのか・・・
役者はみな達者で魅力的。だけど、面白いと思ってやってるだろうことが、私はみんな楽しめなかった。物足りない感じ。倍のテンポでやれば盛り上がるのに、と思うシーンも。
結局、私はこういう何か起きそうで何も起きない系が苦手なんです。いや、何も起きてないわけじゃないけど、なんか、どうでもいいって思っちゃって。すみません。
嘘つきなひだりがわ/プチ公演「蛇がわの女」
東京Ne+wS
OFF OFFシアター(東京都)
2007/02/21 (水) ~ 2007/02/28 (水)公演終了
満足度★★
普通にいい芝居でした。
本公演とは別の「プチ公演」(30分)の「蛇がわの女」を見ました。全く知らない劇団でしたが、本公演のタイトル「嘘つきなひだりがわ」がなんか気になって・・・(だけど見たのはプチの方)。「嘘つきなひだりがわ」ってタイトル、なんかいいよね。
さて、30分のこの公演は、終演後の挨拶で「本公演とリンクしてる」んだと。まあ、そんなことだろうとは思った。30分だと、ほんと物足りないもの。登場人物のナゾが何も解決されずに終わってしまった。まあ、そこを見せたいんじゃなくて、登場人物の関係性のバトルが描かれているんで、それは充分堪能できたのですから文句ないんですけど。
ちょっとだけ「本公演」のほうを見たいと思った。でも、きっと同じなんだろうなあ、という後ろ向きの考えも起きた(めんぼくない)。役者は上手で、ちゃんと関係を描いているんだけど・・・やっぱ私は、こういう芝居だと岩松了をさんざん見てきたので、それと比べてしまっているんだ。そんで、かなり欲求不満になっている。ざんねん。