じべ。の観てきた!クチコミ一覧

1921-1940件 / 4324件中
修学旅行

修学旅行

劇団「14歳」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

今後も見守りたい
戯曲もよくできているし演技も(一部を除いて?)悪くないが、設定と演者に齟齬が無きにしも非ず。
育てる意味で演じさせるのは理解するが、観る側としては(一限目のように)等身大の役を演ずる彼女たちを観たいモノである。
とまれ、良い(面白い?)企画なので今後も見守って行きたい。
それにしても、終演後のホームルームでの受け答え・回答内容など、まだ若いのにしっかりしているなぁ。

PADMA vol.4「禅 -ZEN-」

PADMA vol.4「禅 -ZEN-」

Performance team PADMA

ウッディシアター中目黒(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇界の脅威になりつつある?
オープニングで更なる進化を見せてくれて、眼が潤みそうになったのはココだけのハナシ。
今回はドラマパートも充実させて、このまま行くと演劇界の脅威になりかねない。特にアクション系の団体は今のうちに足を引っ張るなり(爆)友好関係を築くなりしておかないと大変かも?(笑)
冗談はさておき、演劇界への「外部」からの殴り込み、演劇界の活性化につながるのでは?
他団体とのコラボなどの可能性も含めて今後が更に楽しみ♪
しかし、アスリート系パフォーマー達が得意な技の合間にコントなどを演ずるということで「棒読み・トチリなどは演技です」と予防線を張っていた(実はそれほど酷くはない)が、本作品ではさらに巧くなってしまったので、今後は棒読み気味に台詞を言う演技が必要になるんじゃね?(笑)
ところで以前の劇団†勇壮淑女の公演(G-Rocketsメンバーが客演した時)もそうだったけれど、ウッディシアター中目黒の舞台って重力をコントロールできる装置が仕込まれているんじゃないか?(半分真顔)

鉄火のいろは 【観たい!コメントorツイッター呟き で特製バッチプレゼント☆】

鉄火のいろは 【観たい!コメントorツイッター呟き で特製バッチプレゼント☆】

蜂寅企画

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

オトコマエな芝居
江戸末期の火消し達を中心にしたオトコマエな芝居だが、そんな題材で「一歩間違うと訪れるかも知れない、それゆえ来させてはならない明日の日本」を描くとは恐るべし。

ネタバレBOX

また、基調がオトコマエな中、霊になっても火傷を気にする女心など、細部にはしっかり女性らしさが練り込まれているのもイイ。
ところで、自分たちの無力さに打ちのめされている二人の火消しにカツを入れる縫は中尾主宰の分身かしら?(笑)
ソンデネヴァ!

ソンデネヴァ!

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

則末ファンタジーの傑作
古代の東北で民族レベルで起こっていた(かも知れない)動きを、その生き残り数人に集約して見せる着想、古代にタイムスリップしたことで成長する主人公とその成長のキッカケとなるキャラなどが巧い。
また、タイムスリップ時に一気にハケて終盤で短時間のうちに再現される駅舎の装置と、その壁を活用して古代と現代を同時に見せるエピローグも見モノ。
則末ファンタジーの傑作であろう。

夜話

夜話

からふる

RAFT(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

各作家の特色が如実に
和風喫茶が舞台で作・演出がすべて異なる5編の短編オムニバス。
既知の作家は作風がモロに出ていてニンマリ。中ではバランスの良い1編目と、どこか宮沢賢治作品の味わいに通ずる最終編が特に好み。

THE SHOW MUST GO ON!!

THE SHOW MUST GO ON!!

劇団天動虫

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

尺を感じさせない江戸舞台裏絵巻
三代目に指名されるが力の無さから座員に見放された阿国、彼女に一目惚れした下っ端盗人、男子に恵まれない親から女ながらに家を継がされたが歳の離れた弟が生まれたため勘当された能の元・宗家、当代人気の女形などが織り成す江戸舞台裏絵巻。粗削りではあるが130分の尺を感じさせない。
主要人物の芸や舞台への意気込みとそれぞれの成長を中心に権力による舞台表現に対する弾圧も加えて描き、作者・演者の芝居への想いを語るのはバックステージものの醍醐味、好きなんだなぁ、こういうの。
そんな内容を帯らしきものを含む布を多数使いギミックも仕込んだ装置の中で、女性6人男性1人の出演者の大半が複数の役を演じ分けつつ見せてくれるのだから評価が甘くなりもしますわ。(爆)
ただ、例えば盗人の下っ端ぶりを見せるオープニングエピソードを必要以上(私見)に丁寧に描くなど全体バランスの悪さが無きにしも非ず。
まだ第2回公演なので今後そんなところを改善してゆけばかなりの脅威にもなり得るワケで、楽しみ♪

boys don't meet girls【ご来場誠にありがとうございました!!】

boys don't meet girls【ご来場誠にありがとうございました!!】

ラフメーカー

ギャラリーがらん西荻(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

時期的にぴったりの題材を独特なスタイルで
卒業シーズンにピタリの企画、一部ムサい高校生(笑)もいたが、それは「芝居のウソ」ということで…。
野球やフットボールの先攻・後攻のような女子編・男子編を見せておいて最後にその接点を示して終わるスタイルが70分程度の尺に適合。
この「表・裏」をもう少し短くして少しずつ接点を明かしながら何回か繰り返せば、長編にも応用できそう。

『コーヒーが冷めないうちに』

『コーヒーが冷めないうちに』

カワグチプロヂュース

ART THEATER かもめ座(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハートウォーミングな時間もの
時間を超えることができるとの噂がある喫茶店を舞台にした短編連作。
各話の構成、中心となる人物の関係性などが特に巧みでハートウォーミングストーリーとして上出来。古風で味わいのある喫茶店を表現した装置も◎。
また、「決め台詞」を言う時や「移動中」などを筆頭に照明が効果的。
さらに悪く言えば「ご都合主義」的な設定を、そういうルールであると劇中の台詞で言い切ってしまうのも妙案(笑)。

発情ジュリアス・シーザー

発情ジュリアス・シーザー

柿喰う客

青山円形劇場(東京都)

2013/02/21 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

日本での初演はかくや?
和装に江戸弁での歴史劇、シリーズを観慣れたこともあってか日本での初演はかくや?などと思ってしまったり。
深谷由梨香、渡邊安理、七味まゆ味を3本の柱として据え、その合間を遊撃ポジションの岡田あがさが埋めるというシリーズ経験者を軸にしたキャスティングも巧い。
また、円形のステージのエプロン部分を埋めるケーブルに「前回で味をしめたな」などと思ったりも。(笑)

ダブルブッキング!

ダブルブッキング!

K Dash Stage

小劇場 楽園(東京都)

2013/01/09 (水) ~ 2013/01/20 (日)公演終了

満足度★★★

一長一短
ネットで流れた噂の真偽を確認すべく本多グループスタッフが2つの劇場に設置したカメラからの映像を確認しようとするおハナシ、若干の「水増し」感はあるものの、よく1劇場分書き加えたな、と。
が、初演時に薄々気付いていた「劇中時間と現実時間との差」があからさまになる欠点もあり…。

ダブルブッキング!

ダブルブッキング!

K Dash Stage

「劇」小劇場(東京都)

2013/01/09 (水) ~ 2013/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

人間関係を前面に
本多ver.の演劇愛に対しこちらは人間関係を前面に押し出して差別化。
隠し事をしていた主宰を見切るメンバーやら旧交をあたためるスタッフ、そして実は近くの喫茶店で主宰を応援していたメンバーなどを笑いとドタバタの中に描いて鮮やか。

ダブルブッキング!

ダブルブッキング!

K Dash Stage

本多劇場(東京都)

2013/01/09 (水) ~ 2013/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすが堤康之
冒頭の老舗アングラ劇団のゲネ場面から圧巻、台詞回し・演技から装置までいかにも、な感じでツカミはオッケー、以降、各々の「演劇愛」が溢れ出る終盤までノンストップで突っ走り約90分がアッと言う間。
さすが堤康之!

若手演出家コンクー2012 最終審査  

若手演出家コンクー2012 最終審査  

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2013/03/05 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

劇団チョコレートケーキ「親愛なる我が総統」
ナチスを悪、ユダヤ人を被害者とするステロタイプでなく「それぞれを追い込んでそうさせたもの」は何であったか、さらには「人(あるいは人道)」とは何かまで考えさせるストレートプレイ。
配役も的確でズシリとした観応え。

「捨てる。」 終演!またお会いしましょう!

「捨てる。」 終演!またお会いしましょう!

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2013/03/08 (金) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

「再演」と言うよりは「新版」
会場の使い方まで変えて「再演」と言うよりは「新版」のオモムキ、かつて観た版を思い出したり「あの時は誰だったっけ?」と思ったりしながら楽しく観る。
最後の挿話が一番思い出せたのは親子モノに弱い身ゆえだな。(落とし方も絶妙だし)

~メタモルリバース~

~メタモルリバース~

おぼんろ

新宿眼科画廊(東京都)

2013/03/01 (金) ~ 2013/03/06 (水)公演終了

満足度★★★★

「末原童話」の世界は健在
白い壁に写真を投影するためお馴染みの段ボール製の装置がなく小綺麗(笑)なことを除いては「末原童話」の世界は健在。
今回のテーマは「砂」ということで、握りしめていても指の隙間からサラサラこぼれてしまうような儚さが写真も相俟って巧く表現されていたと思う。

連続おともだち事件

連続おともだち事件

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

ストレートのちクロム
近年の社会問題を驚くほどストレートに取り上げながらもそれを巡る人々や設定、特徴的な動きはお馴染みのクロムスタイル。
ポップな衣装やラストの落とし方なんて目一杯クロム!(笑)
なお、開場時から生演奏があるので早めの入場が吉。
上演時間105分。

愛して紅

愛して紅

劇団†勇壮淑女

ザ・ポケット(東京都)

2013/02/26 (火) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ベタでアツい
一言で表現すれば「ベタでアツい」。
往年の大映テレビのドラマ風なベタな導入部から、母の顔色を伺ってばかりだった「お嬢様」の自立(?)を経てベタの王道(笑)で締めくくる娯楽作、散歩道楽は苦手だったが外部提供作は好みかも?
客入れ時、本編を通じての使用曲も懐かしかったなぁ。

月の剥がれる

月の剥がれる

アマヤドリ

座・高円寺1(東京都)

2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

王道広田作品
「力による力の抑止の行き着く先」や「命と引き換えの抗議の是非」をテーマにしており、どちらかと言えば淡々と進むのにグイグイ引き込む力がある。
そうして「命の躍動と祈り」を見せて締めくくるなんて堪りませんわ。
正直なところ、大半は「広田戯曲の王道」ではあるものの今までに観てきた作品群の中では平均的か?などと思いながら観ていたが、終盤の収束のさせ方と締めくくり方で評価急上昇。
いやぁ、ヤられたなぁ。
また、今回は観ていてNODA・MAPに通ずるモノを感じたが、現存している問題を多少カタチを変えて近未来のこととして描くシカケが共通するのか、と思ったりも。(詩的で耳から入るリズムが心地好い科白もそうかな)
強いて言えば泣かせ逃げなのがズルい(笑)が、本作に関してはあれしかなかろうしなぁ。

消失・ from メガロポリ子

消失・ from メガロポリ子

mimimal

新宿眼科画廊(東京都)

2013/03/01 (金) ~ 2013/03/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

どん・しんく、ふぃーーーる!
一言で表現すれば「オトナのお伽噺」か。
幼い頃、寝る前に親が即興で語ってくれた作り話にも似て。(そういやこれもピロートークだし)
擬人化された「町」の体験する不思議な物語、隠喩に溢れているようにも思われるが、敢えてその意味を捉えようとせず感じるままに受け取る。(「考えるんじゃない、感じるんだ」的な(笑))
登場人物の1人が喋る言葉は、本来の台詞の母音を残して子音を換えたものであることは見当がついたが、終盤で台本が投影された時にそれぞれ別の単語になっていることを知って愕然。
全体を支配する、どこかトボけたような、脱力的な空気も好きだったなぁ。
前回公演「狐狗狸狐狸九九二錠の1/2」とはまた違ったスタイルだったけれど、今回も好み。
さて、次回はどんなモノを見せてくれるのかしら?

あんかけフラミンゴ2

あんかけフラミンゴ2

あんかけフラミンゴ

王子小劇場(東京都)

2013/02/28 (木) ~ 2013/03/05 (火)公演終了

満足度★★★

変態たちの百鬼夜行な「純演劇」
視覚的に美しい場面、演劇表現として巧いところ、「あーワカる!」な部分もある一方、それらが有機的に繋がらず散発な印象でもどかしい。まるでいい当たりのヒットはあるのに打線が続かず得点できない、みたいな。
似た題材を扱ったことがある鵺的や角角ストロガのフと無意識的に較べてしまったかも?

このページのQRコードです。

拡大