S.W.A.T! 大忠臣蔵
劇団S.W.A.T!
「劇」小劇場(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/23 (木)公演終了
満足度★★★★
楽しいったらありゃしない
現代口語訳で注釈も付いた2時間弱の忠臣蔵、今までワカったような気になっていた部分・用語なども改めて教わる。
また、実は演ずる側もよく知らなかったことや少人数で複数の役を演ずること自体を逆手にとったものなど笑いもたっぷりで存分に楽しむ。
YMO ~やっとモテたオヤジ~
ラッパ屋
紀伊國屋ホール(東京都)
2010/12/18 (土) ~ 2010/12/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
ベテランの味
まさに「ベテランの味」、抜群の安定感がありつつそれでいて決して守りに入っていない脚本をオールスター的な役者陣が演じて完璧に近い。
嫌な世界
ブルドッキングヘッドロック
サンモールスタジオ(東京都)
2010/12/17 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了
満足度★★★★
アンビバレント・コメディ
今から数十年(?) は先の未来でありながらも昭和色満載(「未来の昭和」、な感じ)で、可笑しいが油断していると不意にペーソスが顔を覗かせるという「アンビバレント・コメディ」。
後から「裏テーマ」を耳にして、観ながら胸中を過ぎったものが当たりだったことにニンマリ。
ゴール
劇団電劇
俳優座劇場(東京都)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★
惹句の通り役者が馬に見える
トルストイ作品を原作に音楽に深町純を迎え、(かつての)ヒノデロ(役)とユタ(役)が再度共演を果たすという実は豪華なミュージカル。
惹句の通り役者が馬に見える演出・演技、ヴァイオリンと(電子)ピアノによる生演奏、最後に組み上がる大きな馬のフィギュア、知人の出番が多かったことなどで小劇場芝居2本分(!)の料金にも一応納得。
が、悲劇的な結末は微妙…。
赤月夜ノ演奏会 一弦
箱庭コラァル
グッドモーニングララ(東京都)
2010/11/23 (火) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
続・白夜月蝕の少女航海紀
月蝕歌劇団
風紋(東京都)
2010/12/05 (日) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
レトロ感満載!
正編の10年後を描いた35年ぶりの続編。
全体を支配するレトロ感を堪能したのはもちろん、終盤のどんでん返しの連続に片岡千恵蔵の多羅尾伴内シリーズを、ラストに『明日に向って撃て』を連想してニヤリ。
TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。
anarchy film
新宿歌舞伎町特設劇場(東京都)
2010/12/08 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
心を病んだ人物」の表現が独特で上手い
前々作に次いで2度目になるが、やはり「心を病んだ人物」の表現や大人数のキャストの使い方に独特の上手さがあり、そのアングラ系の味わいも好み。
また、あのおそろしく幅の広いステージに実際は上下左右に繋がっている空間を3つに切り分けて表現した装置もアッパレ。
さらにラストで登場する電車の装置、どうやって出したんだか?
空洞メディアクリエイター
芝居流通センターデス電所
テアトルBONBON(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★
次回に更なる期待
いつもながら不道徳さ満載(笑)だが、個人的な好みから言えば前作に比べてマイルドな気がする分、物足りないような…。
そういえばここの公演、7回目くらいになるが、1勝1敗ペース…ってことは次回に更なる期待か?
8人のサンタクロース
YANKEE STADIUM 20XX
アイピット目白(東京都)
2010/12/17 (金) ~ 2010/12/23 (木)公演終了
満足度★★★★
クリスマス公演も3時間級に
短編コントにSTOMPのようなリズムパフォーマンスやもはや得意技となった(?)ジャグリングも添えたバラエティステージ。
あるシーンにさり気なくジャグリングを取り入れていることには感動。
それにしても、前後編に分けた座長の一人芝居もあり、ついにクリスマス公演まで3時間級になるとは…(笑)
15 Minutes Made Volume10
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
組み合わせと配置に今回も感心
色合いの異なる作品6編の組み合わせと配置に今回も感心。
個別ではぬいぐるみハンターの勢い(破壊力と言っても過言ではない?)、世田谷シルクの二段落ち、Mrs.fictionsの余韻をたっぷり含んだラストカットが特に印象に残る。
獣従承知(じゅうじゅうしょうち)
角角ストロガのフ
王子小劇場(東京都)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/20 (月)公演終了
満足度★★★★
ルミちゃんテイスト満載!
思い切りダークな…むしろホラーに限りなく近い寓話。
元来童話が持つ残虐性やアラビアンナイトのエロティックな部分をストレートかつルミちゃん流に表現しました、的な?
なお、ベースとなる「マイナスイメージ撤去法」があまりにもタイムリーでビックリ。
また、断頭台のデザイン(まさかあれが刃とは)や処刑前にはなかった血がちゃんと付いている、など、美術スタッフの仕事もお見事。
オカン・アルテポーベラ
ハニュペチョプーニー
atelier SENTIO(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
バカバカしいったらありゃあしない!(笑)
短編オムニバスコント集。
肩肘張らず気軽に笑って過ごす90分、そのバカバカしさはまさに一服の清涼剤(違うか!(爆))、イイなぁ。
中でも「転校生」ネタ(そもそもあの顔ぶれの大半が中学生役ですぜ(笑))でのアイデアは秀逸。
あなたの部品 リライト
北京蝶々
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
不思議な心地良さ
幻肢痛にも通ずる身体の一部を喪った哀しみや艶笑風(ではあるが切実?)な部分など複数の角度から「広角」的に取り上げながらも全体をふんわりとした優しさ・あたたかさが包み込んでいるようで、不思議な心地良さあり。
The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】
DART’S
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/07 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
観客もその一環に取り込むよう
こういうストーリーを思い付いたら普通は映像化するであろうところ、舞台で演ってしまうとはなんとクレイジーな!(笑)
また、多層をなす構造をクラインの壷の如くシームレスに繋ぐスタイルに眩惑され、自分自身がその一環に取り込まれたようにも感じる。
フランスの女たち
トレモロ
急な坂スタジオ(神奈川県)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/15 (水)公演終了
満足度★★★★
原典+そのエッセンス
ワイルダーの短編戯曲『フランスの女王たち』を一旦ほぼ本来のカタチで上演してから早回しとダンスを経て現代の「あるシーン」を見せて終わる形式。
まさに原典のエッセンスを抽出してその普遍性を示すそのアイデアやよし。
また、世田谷シルクに通じるテイストも感ずる。
バッドマザーカップ
QUEENS' LEAGUE
d-倉庫(東京都)
2010/12/13 (月) ~ 2010/12/15 (水)公演終了
満足度★★★★
平日3日間だけとはもったいない
光る臍帯とおナカ(の中の胎児)が光る妊婦たちの幻想的なプロローグに導かれて始まる女性だけのパフォーマンス集団による母と娘をテーマにした寸劇(コント?)、ダンス、歌、楽器演奏にサイコロトークや歌劇(!)まである22のシーン。
全体でも95分なので個々の「出し物」は短いが、乳児たちがオムツがとれたとれないだとかつかまり立ちができたとかそんなことを女子高生っぽい口調で語り合ったり、観客全員参加型の「お遊戯会」があったり、ピアニカの両手弾き(低音担当の左手は通常と逆の側から弾くのだ)があったり、こらされたアイデア、パフォーマンスともクオリティは高く、平日3日間5ステージだけというのはもったいない。
国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)
国道五十八号戦線
サンモールスタジオ(東京都)
2010/12/08 (水) ~ 2010/12/13 (月)公演終了
満足度★★★★
気持ちのいい「卒業公演」
まずは同じ装置なのに「ナシ」でのとっちらかりぶりがウソののようにスッキリした舞台にビックリ。
そうして始まる「さっき終わったはずの世界」は、15 Minutes Made の vol.8 で上演したものの再演ながら演出と配役の違いによりオモムキが大きく異なる。共通のキャストが1人いるものの、役が異なるというのにも「あ、そっちか!」的な。
続く「テンパってる奴」と一人芝居「三鷹の女」(いずれも既発表作ながら初演は未見)は、前者で散らかした装置内でそのまま後者が上演されるほか、かすかな太宰ネタに勝手にリンクなど感じてしまう。
ラストの「三鷹の男」(書き下ろし一人芝居)は天井の蛍光灯まで点けた状態での上演であることにハマカワフミエの自然な語り口が加わり、まるで芝居ではなく素の語りのよう。
で、解散公演ということもあって、「実はワタシ、結婚するんですよぉ」なんてコトバから始まる内容を真実と受け取ったお客さんもいたとかいなかったとか。(笑)
気持ちのいい「卒業公演」(むしろそう感じた)だったなぁ。
国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)
国道五十八号戦線
サンモールスタジオ(東京都)
2010/12/08 (水) ~ 2010/12/13 (月)公演終了
満足度★★★★
異状ナシ
設定上は2008年だが、近い将来にあるかもしれない…いややっぱりないかな?な事態を戯画化した、ほぼ空回りした青年団によるオキナワ独立宣言後の顛末を描いたストーリーもさることながら、女優として出演した風琴工房の詩森主宰が何とも印象的。
ユタであり、青年団のリーダー…というよりは精神的支柱という役どころで、その存在感と言うか泰然自若かつ飄々としたたたずまいと言うか、に「あーなるほどー」と大いに納得。ナイスキャスティング!
また、ラストの開放感と言うか突き抜けた感覚と言うか、が格別。まさにオキナワの風が吹き抜けた、みたいな?
これ、もしも舞台が沖縄でなかったら、印象もかなり異なるだろうな…ってか、設定上沖縄以外は無理か?
『共犯者』公演終了 ご来場ありがとうございました。
津田記念日
OFF OFFシアター(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了
満足度★★★★
緊迫の90分
気が付くと内部から閉ざされた部屋に監禁された4人…その施錠のしかたからすると犯人は4人のうちの1人しか思われず…なサスペンス。
そんな出だしによって観客を「何故自分が?犯人はどいつだ?」という被害者の心境に追い込んでの緊迫の90分。その上演時間は「人間の集中力が持続するのは90分が限界」というのを意識したんだろうか?
で、舞台の下手側3分の2あるいは4分の3くらいがその監禁された部屋(いかにも堅牢そうな金属製の扉や切り口が赤い壁などが印象的)で、上手側に取調室があり、男が尋問されているシーンが挟まれるスタイル、事前情報もあり、その2つの場面の関連性についても含めて、観ながらあれこれ様々な可能性を思い巡らすも、その大半は考え過ぎ…(爆)
2つの異なる場所を表現した装置を、1度だけ照明によってさらに別の空間に「切り取る」ワザにも瞠目。
ところで後から入った情報によるとこの回の後半はトラブルが発生して即興によって切り抜けたとのことなのだけれど、本来のカタチとどのくらい違ったんだろう?
ゼロイチ
劇団K助
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2010/12/09 (木) ~ 2010/12/12 (日)公演終了
満足度★★★★
K助芝居の「二枚下ろし」
いわばK助芝居の「二枚下ろし」、通常は混然一体のコメディとハートウォーミングの要素を2つに切り分けてEPレコードの両A面風に仕上げました、的な。
前半のあまりにも典型的な笑劇ぶりに「あれ!?」と思うも、後半になって意図を呑み込み「なるほど!」と膝ポン。