じべ。の観てきた!クチコミ一覧

2001-2020件 / 4324件中
朝にならない

朝にならない

チタキヨ

新宿歌舞伎町 ATTIC(東京都)

2012/11/23 (金) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

今のその年齢を最大限に活かす
同年齢の作家・女優によるユニットだけに「今のその年齢」を活かし各人物も「それなりの人生経験」を積んだ設定で、ライブバーという会場ももちろん作中に取り込み「ありそでなさそで」なハナシを笑いもたっぷりな中に語って鮮やか。

吉岡再生

吉岡再生

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2012/11/28 (水) ~ 2012/12/03 (月)公演終了

満足度★★★★

同窓会系ホロ苦コメディ
一言で言えば「同窓会系ホロ苦コメディ」か。
知らなきゃ良かった、なコトを知って落ち込む吉岡に古傷が痒く(←「疼く」ほどではない)なったり?(笑)
ちょっとしたことで違う箇所を表現できたりギミックを仕込んだりな舞台美術も〇。

MIYAZAWA

MIYAZAWA

殿様ランチ

新宿眼科画廊(東京都)

2012/11/23 (金) ~ 2012/11/28 (水)公演終了

満足度★★★★

大人から子供まで愉しめる仕上がり
未読であった2編も直前に青空文庫で目を通し、既知のものも含めてどのように表現するのかと思って臨んだがメイク・衣装や影絵による動物たち(←元々擬人化されているし)を含めてかなり原典に忠実で大人から子供まで愉しめる仕上がりなことに感服。

明るい家族、楽しいプロレス!

明るい家族、楽しいプロレス!

小松台東

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

終わるのが惜しいほど
まさに昭和のホームドラマ。
小学生の啓太の言動を筆頭にあちこちに共感できる部分があり郷愁をそそられる。
たまに流れる家族内の気まずささえ懐かしい、みたいな。
もちろん家族・近所付き合いのあたたかさも満載で終わって欲しくなかった。

ネタバレBOX

特にツボを突かれたのは姉弟の喧嘩+母の成敗、恭平の「賑やかになっていいが」、祖父に「プロレスは嘘」と言われて以降の啓太の「こいつ、敵!」な態度、毛利の「三原順子ヘア(笑)」などなど。
ぱれえど

ぱれえど

浮世企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★

地方都市感満載
どこか夢の中のようだった前作に対してなかなかに現実的で各人物やストーリーには「地方都市感」満載、ゆえに舞台となる土地の気候から雰囲気まで浮かぶよう。
そんな中に1人だけ現実離れした人物を配することで生まれる独特の風合いがまたイイ。

ファミリー(仮)

ファミリー(仮)

and Me

OFF OFFシアター(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★

完成度高し
女性作家ならではの視点で描く既婚・未婚(微妙に違うが非婚よりはこちら)それぞれの心情(ホンネ?)とDV被害者の心痛、ズシリと心に響く。ホント「男でゴメンなさい、お気楽でゴメンなさい」な気分。
これ、女性観客はもっとずっとイタかったろうな。
また、終盤の二場の緊張感とそれを緩和して着地させる落とし方も巧みで、完成度高し。
エピローグ前の場のラストの「笑み」のサイコホラー的なコワさも特筆モノ(女性ってコワい…)。
さて、次回作はどうなる?

あ、日曜ソワレは、あるだけでも有り難いのに、割引まであるというのも嬉しい。

THIRTY

THIRTY

リブレセン 劇団離風霊船

テアトルBONBON(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

伊東編
大橋編を見ての予想と異なり同じ装置ながら設定が違い一部の動作・台詞がカブるだけかと思っていると次第にリンクの度合いが深まり、本編の作家(役)が登場するメタフィクションに発展して、さらに代表作(複数)の一部まで取り込む凝ったツクリ。
乱暴な言い方をすれば大橋編をマクラに使った「これぞ30周年記念作」な感じでそのシカケにニヤリ。
なので観る順番もこれで良かったと思ったが、逆の場合はまた違った印象になるとの声も耳にして、それも試してみたかった気も…。

THIRTY

THIRTY

リブレセン 劇団離風霊船

テアトルBONBON(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

大橋編
結婚式場のエレベーターホールとエレベーター内で起こる「少し不思議」系のハナシ。
短編二連作かと思いきや終盤で一つに繋がる構造で、作品自体は悪くないが「30周年記念作」としてはいささかの物足りなさを感じないでもない。

オシャレ紳士と梅棒のシャレード・ビフォア・クリスマス

オシャレ紳士と梅棒のシャレード・ビフォア・クリスマス

男衆ver.2.0 おしゃれ紳士

青山円形劇場(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/21 (水)公演終了

満足度★★★★

ブラボー♪♪♪
よくまぁ1曲の中にドラマを創ること!
歌詞のある「歌」を使い、中のフレーズをキめ台詞的に使ったり、内容から膨らませて創ったドラマを言葉ではなく身体表現で語る上に巧みに笑いも織り込むなんてステキ。
他に某大物アーティストのライブのMCを流して「あて振り」でなりきるネタ(?)などのアイデアもイイし、何より演じている側も思いっきり楽しそうなのがイイ。
ブラボー♪♪♪

地響き立てて嘘をつく

地響き立てて嘘をつく

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/21 (水)公演終了

満足度★★★

3000年を駆け抜ける家族!?
「90分でワカる日本民族の来し方」(笑)。
序盤こそやや戸惑ったが「時代を駆け抜ける家族」なスタイルがワカった以降はそれぞれの時代の描き方にニヤニヤ。
ラストには「A吉K美子かっっ!!!」と心の声でツッ込んだが、あの名言(迷言?)、舘さんは世代的にご存知なかったそうで…(爆)

忍ぶ阿呆に 死ぬ阿呆

忍ぶ阿呆に 死ぬ阿呆

企画演劇集団ボクラ団義

SPACE107(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/12 (月)公演終了

満足度★★★★

『髑髏城の七人』超え?
本能寺の変・秘話を史実に沿って辿りながら描いた娯楽時代活劇。
忍(しのび)たちが使う様々な策術(←荒唐無稽なものでなく、心理トリックなどリアリティのあるもの)を前半で見せておき、最後の大落ちでそれらを組み合わせて使うのが巧み。
信長秘話ということでは劇団☆新感線の『髑髏城の七人』と同傾向だが、「ありそう」という観点からすればこちらの方が上か?

行方不明

行方不明

ブラジル

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/11/17 (土) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

B級ホラーとナンセンスな笑いの融合
序盤こそコメディタッチだが、いつの間にやら得体の知れない不安感漂う世界へ。
が、B級ホラー感とすっトボけたナンセンス系の可笑しさが絶妙にブレンドされてこれが独特の風合いを醸し出す感覚。
また、ホラー部分には梶尾真治作品に通ずるモノを感ずる。

美しい星

美しい星

ピーチャム・カンパニー

The 8th Gallery (CLASKA 8F)(東京都)

2012/11/12 (月) ~ 2012/11/20 (火)公演終了

満足度★★★★

これまた「F/T仕様」?(笑)
半世紀前に書かれたメッセージ性の強い原作を「現在」に繋ぐための実験的な試みが多々あり、演劇的に面白い。
また、終盤、照明でほぼモノクロームにしたのは役者の演技よりも内容を強調するためか、などとも思ったり。
さらにあのエピローグったら…(謎)
が、「ゴドー…」を知っていたらもっと愉しめそうだったのは癪の種。(自業自得だが)

【ご来場ありがとうございました。】みきかせプロジェクトvol.4「大吟醸マテリアル」

【ご来場ありがとうございました。】みきかせプロジェクトvol.4「大吟醸マテリアル」

みきかせworks

ワーサルシアター(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

キレ味
日本のラジオ「サンゼンセカイ」
「みきかせスタイル」(←勝手に命名)ド真ん中で、コク味の快楽のまばたき同様台本の持たせ方に技アリ。
内容もやはりラジオ丸出しで、タイトルが効いているなぁ。

あひるなんちゃら「パアラメ」
演者は(設定のためもあるが)椅子に座ったままでト書き担当がいるという「リーディングの王道」スタイルでありながら最後に暗転を挟んでオチを付けるのが巧み。
内容もまるっと関村節で愉快。

【ご来場ありがとうございました。】みきかせプロジェクトvol.4「大吟醸マテリアル」

【ご来場ありがとうございました。】みきかせプロジェクトvol.4「大吟醸マテリアル」

みきかせworks

ワーサルシアター(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

コク味
快楽のまばたき「絵をかく理由」
女子高生日記的な(?)内容に加えてスケッチブック、生徒手帳、教科書など様々なものに台本を仕込むという「台本と言い張るものを持つ」縛りを逆用したアイデアが楽しい。

ミナモザ「ファミリアー」
殺処分について具体的に知ることができて考えさせられた。
また、犬と人間の演じ分けや見せ方、配役のハマり具合(人間役、犬役とも)には感服。社会派で娯楽性も併せ持つとはさすが。

cafeシアターD.C.(ダ・カーポ) 【東京公演】

cafeシアターD.C.(ダ・カーポ) 【東京公演】

さるしげろっく

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★

基本のI、応用のII
一風変わったレストランを舞台にした連作短編集。
何編かは終わり方が物足りなく感ずるが、seasonII半ばの(従前のパターンから外れて)予約客以外を迎える挿話以降、俄然良くなる。
いわば「基本のI、応用のII」といったところか。
各編がキチンと落ちて、なおかつうまくリンクしているseasonIIIなぞ、機会があったら観てみたいモンだ。(催促気味)

Reversd-リバスト-

Reversd-リバスト-

梅酒が好きだな

d-倉庫(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

空想娯楽活劇っっ!!!
「ゲート」で繋がる表裏一体の世界を舞台にした娯楽活劇。
パラレルな世界の設定としっかりした人物造形でドラマを形成し、アクションとダンスでアクセントを付けるツクリが良く、ダイナミックな結末とそれを表現する照明は◎。
また、大小各種の直方体を組み合わせて構成したような装置や武器類など舞台美術もイイ感じ。

ネタバレBOX

それにしてもd-倉庫で天海祐希と銭形のとっつぁんを観ることができるとは!(笑)
からくりサーカス~サーカス編~

からくりサーカス~サーカス編~

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

力作にして大作
三部作の2と3を一気に見せるような力作にして大作。
よって前半は若干の説明臭があったりもするが、後半は熱血あり名台詞あり感動ありで娯楽活劇の王道まっしぐら!(笑)
いつもながらの表現や「アレ関連」の笑いもイイ。
なお、210分(休憩15分を含む)という長尺なため、全席に空気座布団を装備。これ、有効だったなぁ。ありがたや!

煉獄アリス

煉獄アリス

ムシラセ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/19 (月)公演終了

満足度★★★★

なるほどアリス
なるほど確かにアリス。OPアニメほどではないにせよ、登場人物に原典のキャラが反映されていないかと勝手に照合しながら観る楽しさアリ(もちろんそれほど原典に詳しくなくても楽しめるだろうが)。
また、不思議な世界の表すものを明かす前にヒントをちりばめて勘のイイ客には悟らせ優越感を与えるのも巧い。

ネタバレBOX

文字通りの「額縁舞台」にニヤリ。
PADMA vol.3- FAST LANE FINAL -「隔離病棟」

PADMA vol.3- FAST LANE FINAL -「隔離病棟」

Performance team PADMA

赤坂元気劇場(赤坂GENKI)(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

3作目のセオリーに則り新機軸を打ち出す
「続編は前作のパターンを踏襲し、3作目で新機軸を打ち出す」というシリーズものの鉄則通り小屋を変えての3回目公演、過去2回の高さを使った見せ方ができない分、メイン、サブの2つのステージに会場を対角線に貫く通路も使い、広さで見せて◎。
それだけでなく女優を1人迎えたこととメンバーの成長(?)により芝居性が少し(笑)増したのもイイ。
次回はどう来るのかな?

ネタバレBOX

神戸嬢を敢えて(劇中で)部外者的な扱いにするのは巧いし、過去2回を幻想としたり、従来のエンディングにストップをかけるなどの趣向は好み。

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