遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~
TeamAssemble
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/10/29 (火) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
鼠小僧の墓は両国の回向院に在る。隣が「猫に小判」の基になった猫を悼む為に建てられた猫塚である。無論、義賊・鼠小僧は大好きだし、遠山の金さんも景元として巣鴨の本妙寺に墓が在る。こちらも下々の情に通じた名奉行として実在した人物。墨が入っている所も役人らしくなくて好きである。基本的に型に嵌らない人がすきなのだ。設定が良いやね。自由人てのは、何となく気が合うもんでね。粋だ通だは根底に自由が無けりゃ、生きられねえ世界だしね。実行して来た奴にしか、本当には、分からねえ世界だよね。悪いけんど!
そして犬神家はいなくならない
MICOSHI COMPLEX
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2019/11/08 (金) ~ 2019/11/12 (火)公演終了
フィクション
JACROW
駅前劇場(東京都)
2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
観て来たの中で何度も書いてきたことにも関係するが、現在既に資本主義そのものが可也行き詰まりを見せているから生産システムそのものにメスを入れなければならない状態になっている。ピケティーが暴いた現代資本主義の姿を、そのことの意味する所を、現象面として形象化したということと解釈する。面白そうだ。
引き結び
ViStar PRODUCE
池袋GEKIBA(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
何故、皆家族、家族と騒ぐのだろうか? 無論ヒトが自らをアイデンティファイする為には己の実存以外に己を認識する為に他者と出会い、人間関係の中で己を発見し、構築してゆかねばならない。その時、最初に出会う「他者」が家族の構成メンバーであることは理解しているのだが、何故センチメンタルな関係にする必要があるのか? 自分には無縁のことなので分からない。そのように関わるのであればそれはその程度の関係ではないのか? 「杜子春」に描かれた父母と彼自身、そして仙人の関係は無論痛い程分かるが。親子の関係はセンチメンタリズムなどで般化するには、余りにも複雑で深いものであろう。
石ころの花
貴楽屋
ウッディシアター中目黒(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ミナミはキタと異なり本能がそのまま内臓を晒したような所のある街で、最初は度胆を抜かれる。エグイのだ、然しそれも此処までくるといっそ小気味が良い。カオティックな街で水澄ましよろしく金太りした連中から巻き上げるのは、大正解、奴らに握らしておいても碌な使い方はしやしない。我ら庶民を奴隷化し続けるだけだから、正当な権利者たる我々に戻すのは当然である。
元号狂騒曲
劇団恋におちたシェイクスピア
RAFT(東京都)
2019/10/25 (金) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
人事権を握られているとはいえ、ホントにツマラナイ連中ばかりが増えて塵の山が至る所に築かれている。そろそろ終わらせたいモノだ。腐り切った官僚等害を為すのみ! 何しろ手前らの天下りの算段だの、利権漁りだの、接待漬けでのホステスと酒だのばかりで出来上がった俗物中の俗物、その癖、手前の利害にだけは妙に敏い。だからやってられるんだよな。官僚なんぞを。やってるのはbullshit jobのみにゃんちって!
SORIN THE INNOCENT LORD
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2019/10/17 (木) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
中世カソリックの教義を宗麟はどのように解し、実践しようとしたのか? 武士としての価値観との相違をどのように解したのか? 彼もまた聖書に書かれた記述を半ば史実と信じたのか? カソリック布教の背後に在った政治をどのように捉えていたのか? 仏教の持つ相対的論理とどのように決別したのか? 多くの疑問を持つ。
〰 オクダ、アタミオ
早稲田大学劇団木霊
劇団木霊アトリエ(東京都)
2019/10/18 (金) ~ 2019/10/21 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
架空の歴史を創らざるを得なかった国が、宗主国に関わっても碌なことにはならないよ。まあ、今までの機能が作動してれば、自分だけは旨い汁が吸えるがね。宗主国そのものが追いつかれつつある。余り深入りせず、自分自身の道を創造することが1番だ。
Es,
システマ・アンジェリカ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2019/10/19 (土) ~ 2019/10/21 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
そうか早大学生にも経済危機はヒシヒシ迫っているようだな。この間は、東大生も今後の不安を口にしていたしな。まあ、資本主義そのものがパラダイムシフトしない限り、現行の塩漬けシステムじゃ「どうにもならん」ことは誰の目にも明らかだからにゃ。
そぎたにそぎ助ひとり芝居「世」
みどり人
新宿眼科画廊(東京都)
2019/10/18 (金) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
内容は定かで無いが、ツイッターのコメントが中々面白く、スタッフ紹介の肩書も悪くない。芸名も本質を目指しているのだろう。本質をどのように捉えているのかは確かめたい。
死に顔ピース
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2019/10/24 (木) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
生まれて来た時は自分の意志ではない。死ぬ時くらい自分の意志に従いたい。できれば荒野で、遺体をついばんで或いは食ってくれる生き物の棲む国外で死にたいものである。最後まで人間如き生き物の価値観に従うなんざ真っ平御免蒙りたいものだ。
浅草福の屋大衆劇場と奇妙な住人達1982 改訂版
東京アンテナコンテナ
六行会ホール(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この頃のエンコは最も寂れていた頃ではなかったか? あの侘しいような懐かしいようなエンコも嫌いではなかったが、流石に目の高い東京アンテナコンテナ、良い設定だ。下平さんとイジリーさんの絶妙な掛け合いとイジリーさんの外し方にも期待が持てる。いつもホントに楽しい舞台なので愉しみ!! 15周年おめでとうございます。
mark(X)infinity:まーくえっくすいんふぃにてぃ
劇団鋼鉄村松
コフレリオ 新宿シアター(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ボス村松さんのはにかみが25年、多くの村松を創りながら
続けてこれたことの原因にボスのシャイがあるように思う。ここ数年の活躍ぶりも、その修練の結果だろう。円熟味を増し、エンジンの掛かった今、おいしい作品であることは間違いあるまい。是非、拝見したい。
劇的
劇団金馬車
ザムザ阿佐谷(東京都)
2019/10/19 (土) ~ 2019/10/21 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
氷山ではないが、劇的である為には、隠れた大部分は、通常他人の目に触れないし、その必要も無い。敢えてそうしようとすれば、自らをパロる他あるまい。ちゃわちゃわ、わちゃわちゃをどう舞台化するか、実力が問われよう。
『マイバラード』
劇団水色革命
新宿スターフィールド(東京都)
2019/10/17 (木) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
大宅壮一賞を獲った時、彼女は「極道の妻たち」の原作者の家田 荘子と同時受賞だったことをぼやいていたが、その彼女の作品タイトルが「プロレス少女伝説」そんなこんなもあって、神取忍さんとも仲の良かった井田真木子は、その後「小蓮の恋人」で講談社のノンフィクション賞を獲ったが若くして亡くなった。井田とは彼女が編集者だった頃から気が合って飲んだり、事務所に遊びに行ったりしていた関係で著作も読んできた。そんなこんなで女子プロレスラーには結構良い印象を持っている。
たがらもの(愚か者)ZERO『中国娘に夢と正義の浪花節を』
獏天
Geki地下Liberty(東京都)
2019/11/01 (金) ~ 2019/11/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
大嫌いなマッポ・公安・官僚、対するはサイバー犯罪組織にスパイ。後者は上り坂の某国。米が恐れる国でもあり、大航海時代、これがなければ欧州列強もこの時代を引っ張ることなどできなかった大発明をいくつもしてきた国、長年アジアの覇者であった者たちの国との息詰まるような応酬。これは観たい!
Magicians~マジシャンズ~
株式会社ROUTE13
魔法ダイニングバー OSMAND(東京都)
2019/10/20 (日) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
レベルの高いマジックに洒落たセンス。テーマを決めてチャレンジする精神も小気味よい。タイムマシンやテレポーテーションが可能だとしても、問題はそれに掛かるであろうと思われる膨大なエネルギーと対象を素粒子レベル迄分解した後、どのように再構成するかのノウハウと次元をどのレベルでどのように構築するかなのだろう。無論、一筋縄ではいかない。何段階にも操作や作業が分かれるが、自分は自分のトバ口を既に無論、持っている。お二人はどのようにこの難問を解くか?
『花と爆弾~恋と革命の伝説~』
劇団匂組
OFF OFFシアター(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
10年ほど前、彼女が幸徳秋水の無実を訴えて朝日新聞記者に送った書簡が発見されている。記者が亡くなった後に発見されたものだが、獄中からどのように、誰の手によって送付されたのかは分かっていない。検閲を恐れて、一見白紙に見えるように綴られた、この手紙が彼女の赤心と強い情熱を今に伝える。100年以上も前に虐殺された彼女の生き様がマザマザと甦るような手紙は、針先で突いて文字の形に穴をあけ
光に翳すと読めるようになっていた。
「La Fierté」(ラ・フィエルテ)
スラステslatstick
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2019/10/24 (木) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪
フランスで“誇り”を意味する最も一般的な語だが、説明文を読むと寧ろ、 orgueil や悪くとれば、préciositéに近い感じがする。そのような俗物をおちょくる内容なら面白そうだ。
マジョギター 〜焦がす火花と魔女の指〜
バカバッドギター
上野ストアハウス(東京都)
2019/10/12 (土) ~ 2019/10/13 (日)公演終了