引き結び 公演情報 ViStar PRODUCE「引き結び」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪

     何故、皆家族、家族と騒ぐのだろうか? 無論ヒトが自らをアイデンティファイする為には己の実存以外に己を認識する為に他者と出会い、人間関係の中で己を発見し、構築してゆかねばならない。その時、最初に出会う「他者」が家族の構成メンバーであることは理解しているのだが、何故センチメンタルな関係にする必要があるのか? 自分には無縁のことなので分からない。そのように関わるのであればそれはその程度の関係ではないのか? 「杜子春」に描かれた父母と彼自身、そして仙人の関係は無論痛い程分かるが。親子の関係はセンチメンタリズムなどで般化するには、余りにも複雑で深いものであろう。

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    2019/10/20 12:31

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  • ViStarさま
     メッセージ有難うございます。自分は少し特別な育ち方をしているので、一般の日本の方とは意識が大分異なります。意識を眠らせておくことはとても危険なことですから。様々な方々にお会いして、その方々の経験なさって来たことを無論、様々に感じますが、印象的だったのは、アレイダさん(チェ・ゲバラの娘さんで小児科医)にお会いした時です。お父さんが彼女に最後に会ったのは彼女が5歳頃のことでボリビアから一時帰国していた間ですが、アメリカのキューバいびりがあり、お父さんの親友であったフィデル・カストロは常に暗殺の危機に晒されていましたから、太陽のように温かく、包容力絶大の彼女にあっても、警戒心とその的確で素早い判断は並々ならぬものと感じました。と同時に彼女に注射されるなら、子供達は泣かないかも知れない、とも思ったものです。チェの新しい人間への歩みとその実践を想い、お父さんそっくりの彼女の容姿、その類稀な資質を感じる時、自分のような人間も人の温かさを本当に信じたいと思うことはあります。
     一方、先日お会いしたシリア出身の著名な映画監督は、悪名高い監獄に収監されていた時期もあり、その名声にも拘わらず、どこか未だに魂の深みに深く取り返しのつかない傷を抱え、その傷は常にぐちゅぐちゅと彼の精神を苛んでいるという印象を持ちました。己の主義主張を貫く為に、ただ独り何年も続く拷問に耐えるとはどういうことなのか? その時、家族への思いが力になり得るのか? 中東の社会では一般的に家族の絆は日本などより遥かに深いのですが、そのような彼らにとっても明日を信じることができない状況にあって、家族を信じることはできるのか? を彼や研究者と一緒に食事をした後、考え続けています。

    2019/10/20 20:48

    コメントありがとうございます!そうですね、いろいろな家族の形があると思います。すべてが幸せな形ではないですし、一概には表現できないと思います。共感できる部分もあればそうでない部分もあるかと思います。
    この作品を見て、感謝や怒り、悲しみ、愛、誰かに何かを【想う】ことを、感じていただければと思います!

    2019/10/20 18:21

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