満足度★★★★
コクのあるオトナのドラマ
一言で表現すれば「コクのあるオトナのドラマ」。そういえば、こういうスタイル・傾向ってσ(^-^) がよく観る中では少ないかも? そう考えるとあと1作品を残すのみというのは非常に惜しい。観るまでは最終公演がまだ1年も先なのであまり実感が沸いていなかったのに、いざ観るとやっぱり感ずるところのものが…。
当日パンフによれば初期作品『ピスケン』(未見)をリメイクしたものだそうで、しかし時代設定が大正末期から明治初期に変わったことで内容はかなり異なる様相。
幕末は芝居やドラマ・映画でよく取り上げられているが、その少し後の明治初期はあまり観たことがなかったので「幕末のあれやこれやの余波がまだそんなにあるんだ…」という感覚で新鮮。
また、三上市朗が『サニー・サイド・ウォーク』(99年)で演じたミフネっぽい浪人を想起させる役どころだったのは嬉しい。
満足度★★★★★
しみじみ
東京千秋楽です。
切なさと、時代の光と影、翻弄される人々をしみじみ感じる舞台でした。
この切なさは、劇団自体が来年解散するということに
リンクしている感情なのかな。
さ、来年は何が何でもとらなきゃね。
満足度★★★★★
M.O.P.ラス前公演来年最終1回で解散。明治初期のホテル青猫亭に行き交う人々の人生をノスタルジー一杯に。
この次の1公演で劇団解散を宣言した劇団M.O.P.の
「ピスケン」の再演、リメイクというか
ほぼ書き直しに近かったようです。
明治初期、ホテル青猫亭に行き交う人々の波乱の人生を、
ノスタルジー一杯に描きます。
マキノさんがパンフレットで言ってたように、
三船敏郎主演のテレビ時代劇「無法街の素浪人」の
テイスト。
どおりで、宿主が女性(マダム)、
三上さんが三船敏郎そっくりのキャラクター。
どちらも回転式拳銃(リボルバー)が登場する。
客演は、まずは、北村有起哉さんがさすがの存在感。
生き生きとした演技に、舞台が狭く感じます。
そして、演劇集団キャラメルボックスの岡田達也さんは
自由民権運動派の若者を変わらぬ素朴さ純粋さで表現。
最後は劇団恒例の客演も含み全員でのバンド演奏。
これがいつもとっても楽しくて。
劇団公演のあったかい良さを感じます。
でも、これもあと1回しか聴けないと思うとさびしい。
カテコでマキノさんは来年の今頃と言ってました。
満足度★★★
物足りなかった
普段好んで観る芝居の価格帯が、3000円代。
なので今回はそれより2000円程度上乗せした訳だけれども、それに納得できるほどには、物語にわくわくできなかった。芝居を観、語る上で肝心なのは、役者や美術より、自分の場合は物語。
初めての劇団だったから、特に過激なものを欲していたわけではない。
良く言えば安定しているとなるのだろうけど、物足りなかった。
満足度★★★★★
明治の群像劇
以前劇団で上演された舞台の改訂版らしいです。
あと、北村さんが出演されていた「青猫物語」ともちょっとかぶります。
時代は明治。ホテルでの群像劇。
客演陣も見事。北村さんと岡田さん良いコンビでした。へなちょこ侍の北村さんおいしいwツンデレ最高!
緑子さんの肝っ玉据わった女将さん格好良いです!最後にぐっときました。
笑えて、でも切ない、とても素晴らしい群像劇でした。
この夏はこれを見ないと勿体無いです。
それと、終演後の物販で今回の舞台のDVD先行予約のブースで北村さんや三上さん(小市さんもいたかも)が受付をされていて、購入者には握手が可能。先行特典に劇中の集合写真のポストカード付。
お金があるファンの方は6000円ご用意の上ご来場を。