森のゴムドン SPECIAL EDITION 公演情報 森のゴムドン SPECIAL EDITION」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    死ぬほど笑った!(^0^)
    元来、コメディ好きである。
    何も考えずお気楽極楽で鑑賞できるからだ。
    だからといって、コメディを見下げているわけではない。コメディほど高尚なものはない、なんて思っちゃってるからだ。人を笑わすことがどんなに大変な事か・・・かつ、どんなにエネルギーを消耗するかもわかっちゃってる。

    元来、笑い上戸でもある。
    まあ、笑っていれば世の中はどーにかなる。なんつって考えてる楽天家でもある。

    そのコメディ好きで笑い上戸のワタクシはマジで本日、殺されるかと思ったくらい、ヤヴぁカッタお話!

    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX

    なんとゴムドンシリーズは11年前に初演を上演してから続いてるってんだから、どうやら日本人を笑わせながら殺してしまう腹づもりなのかもしれない。

    ゴムドンとは妖精らしいが、性格は気儘で遊び好きでいい加減で、その上不思議な合言葉を発するとその場に居た人が死んでしまうという厄介極まりない極悪人・・もとい、極悪妖精なのだったら、なのなのだ!

    つまりだ、森の中に住んでいる可笑しな妖精たちとこの森にキャンプに来たカップルの物語だった。

    何が可笑しいって登場妖精たちだ。ファンキーな妖精のキャラ立てがひじょうに面白い!(^0^)

    人魚姫の格好で登場したサシミ様のなんとも妖しげなナリとは別に、ふざけた仕草がバカバカしい。
    兎の格好をしたアネモネの森の妖精たちの前での態度とニンゲンと二人だけになった時のギャップがすんごくいい。

    更に、アネモネ同様全身タイツで登場するカブレラも・・・もう、笑うほかないんだよねー(^0^)

    しかしだ!そんなナリだけでは当然のお約束ながら笑えるはずはない。でしょ?諸君!
    んじゃ一体何が面白かったん?ってことだけれど、それは言葉だ。会話のキャッチをしながらのセリフ回しが、巧みでハマル。

    なんとも噛みあわない言葉や微妙な言い方がとにかく面白い!

    流石は難波のど根性蛙なのである!
    関西の劇団と聞いただけで、「笑わせてナンボでしょう?」なんつってワタクシなど、期待に胸をこれでもかって膨らませていくわけだから、ふふ、とか、くすっ、とか、あはっ!くらいじゃあ、納得できないゾっ。ってな気持ちで挑むわけだ。
    そんな挑戦にまんまと観客は白いフラッグ振って「もう、カンベンしてよー。」って涙を流しながら笑う。笑う。わらう。

    もう、これだけ笑わせてくれたら満点でしょね。。

    それにしても、ゴムドンの三谷は初演の時が21歳。それから11年経ってるのに、可愛い妖精なのだ。イケル。40までイケルよ、三谷!(^0^)

    脚本家の横山は「誰が何と言おうと自分で腹を抱えて笑える作品なのである。自画自賛した上、他人にこの笑いを理解せよと強要し「面白かった」と感想を述べるまで帰さない。」と言っているが、本当にその通りなのである。

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