七ツ寺共同スタジオ35周年記念企画
七ツ寺共同スタジオ35周年記念企画
実演鑑賞
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2008/03/29 (土) ~ 2008/03/30 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://nanatsudera.org/diarypro/
期間 | 2008/03/29 (土) ~ 2008/03/30 (日) |
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劇場 | 七ツ寺共同スタジオ |
出演 | ごまのはえ(ニットキャップシアター)、筒井加寿子 |
脚本 | 松田正隆 |
演出 | 松田正隆 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 3,500円 【発売日】 料金 / 一般 当日 3,500円 前売 3,000円 (日時指定・全席自由席) 学生 当日 2,500円 前売 2,000円 ※学生券は、大学生・専門学校生・高校生・中学生・小学生が対象となります。 ※未就学児童のご入場は出来ません。ご了承下さい。 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | <演出ノート> ―声と人間の関係とは何か。 舞台上において、俳優が声を出すというのは、声が俳優に寄生しているように思えてならない。それなのに俳優が声を、あたかも自らの声のように発語することに欺瞞を感じていた。それならば「声と人物との乖離」を舞台作品の主題にしようと思った。 そして、書かれた言葉を声にする演劇の行為は、私たちの現実世界における声と人間の関係を問い直すきっかけになるようにも思える。そもそも、私のこの声はいったい何処からやって来たのだろう。 「わたし」の中に潜む他者性にはたらきかけることで、私自身の声がうわごとのように聞こえてくるのではないか。おそらく「死者の声」とは、そのようなものに相違ない。 松田正隆 <あらすじ> ―背中に瘤を持った男と赤ん坊を背負った女。 瘤からは声が出る。声は、かつての男の妻らしく、その妻は自分はどんどん遠ざかっているのだと語るが、その声は男の瘤から聞こえ続け離れることはない。赤ん坊を背負った女は、赤ん坊を売って病気の母の牛乳代にしようとしているが、赤ん坊など売れるわけはなく、また男の前に戻ってくる。 声と赤ん坊を捨て去ることもできず、つきまとわれる男と女。とりとめもなく語り続ける声と決して泣くことなく沈黙し続ける赤ん坊。さらに、唐突に男と女に憑依するさまざまな小説や映画の登場人物たちが交錯する。 |
その他注意事項 | 総括シンポジウム 「演出の重力を巡って」 七ツ寺共同スタジオ35周年記念企画 現代演劇の地平―三人の演出家による三ヶ月、三作品連続公演 総括シンポジウム「演出の重力を巡って」のご案内 今回の35周年記念公演を総括するためのシンポジウムを行います。 3人の演出家が、演劇評論家の安住恭子氏を中心にこの3ヶ月の上演を振り返るとともに、35周年記念企画のひとつのテーマである「演出とはなにか」について、皆様と一緒に考えます。 皆様お誘いあわせの上、ご来場下さい。心よりお待ち申し上げます。 日時 : 2008年3月30日(日)... マレビトの会『パライゾノート』終演後 会場 : 七ツ寺共同スタジオ パネラー : 矢野靖人(shelf)、寂光根隅的父(双身機関)、松田正隆(マレビトの会) 司会 :安住恭子(演劇評論家) 入場料:無料 ※マレビトの会『パライゾノート』上演に引き続き行います。 ※七ツ寺35周年記念公演のいずれかのチケットの半券をお持ちの方はどなたでも入場できます。 お問い合せ / 七ツ寺企画 Tel. Fax 052-221-1318(七ツ寺演劇情報センター) info@nanatsudera.org |
スタッフ | 舞台監督 / 夏目雅也 照明 / 高原文江(真昼) 音響 / 奥村朋代(GEKKEN staff room) 制作 / 橋本裕介、森真理子 助成 / 財団法人セゾン文化財団(「マレビトの会」の年間活動に対して) 主催 / 七ツ寺企画・マレビトの会 |
[情報提供] 2008/05/10 12:43 by YasuhitoYANO
[最終更新] 2008/05/10 12:47 by YasuhitoYANO
―声と人間の関係とは何か。
舞台上において、俳優が声を出すというのは、声が俳優に寄生しているように思えてならない。それなのに俳優が声を、あたかも自らの声のように発語することに欺瞞を感じていた。それならば「声と人物との乖離」を舞台作品の主題にしようと思った。
そ...
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