実演鑑賞
博多座(福岡県)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/28 (水) 公演終了
休演日:5/7,5/15,5/23
上演時間:
公式サイト:
http://hakataza.co.jp
期間 | 2008/05/02 (金) ~ 2008/05/28 (水) |
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劇場 | 博多座 |
出演 | 森光子、米倉斉加年、山本陽子 |
脚本 | 林芙美子・原作、菊田一夫・作 |
演出 | 三木のり平 |
料金(1枚あたり) |
4,000円 ~ 15,000円 【発売日】 A席15000円/特B席11000円/B席8000円/C席4000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 故郷の尾道から上京した林芙美子(森光子)は、新劇俳優の伊達春彦と本郷の下宿で暮らしていた。ある晩、芙美子がいるのも知らず、春彦が日夏京子(山本陽子)を連れて帰ってくる。芙美子は春彦との別れを決心する。その頃芙美子はカフェーの女給をしていた。店の常連・田村伍平に侮辱されて店を辞めることにするが、彼女を慕う悠起(有森也実)も辞めると言い出す。 もめごとが後を絶たない中、詩人の白坂五郎(米倉斉加年)たちが芙美子を訪ねて来る。その中の一人、福地貢(大出俊)に関心を抱いた芙美子は、彼と生活を共にするようになる。小説を書いてチャンスをつかもうとしていた芙美子。そんな彼女に、安岡信雄(山本學)は本郷の下宿時代から思いを寄せていた。 やがて福地との生活も思うように行かず、心機一転の希望を胸に尾道へ戻った芙美子は、初恋の男・香取恭助(中島久之)を訪ねる。しかし、家族持ちの彼との間に距離を感じ、自分も結婚していると虚勢を張ってしまう。芙美子の放浪はまだまだ続くのだった…。 「花のいのちは みじかくて 苦しきことのみ 多かりき」 の名文でも知られる、作家・林芙美子。『放浪記』は昭和26年に47歳で急逝した芙美子の自伝的な同名小説を舞台化した作品で、彼女が貧しい境遇から大作家になるまでの波乱万丈の半生が描かれる。主演は昭和36年の初演から、1回も休演することなく芙美子を演じ続ける森光子。博多座では3度目の上演となる。 昭和56年の上演からは、昭和48年になくなった菊田一夫にかわり、故・三木のり平が演出を担当。三木の新演出と潤色によりさらに磨き上げられた舞台は、再演を重ね、2月23日(土)の公演(東京・シアタークリエにて)で1900回という前人未踏の記録を達成した。 みどころは、芙美子が20歳前後から40代まで、徐々に年を重ねていく様を演じきる、森の演技だ。序盤のカフェのシーンでは、元気いっぱいに安来節を踊り、そこから続く貧しさの中でも信念をつらぬいて生きる強い芙美子と、大作家になったものの、仕事に追われ、机にもたれ眠り込んでしまうほどの、必ずしも幸せとはいえない晩年。苦悩する芙美子の姿が、円熟の演技で浮き彫りになっていく。 |
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スタッフ |
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