満足度★★★★★
ほぼひとり芝居のマクベス
精神病院という枠組み。そこでマクベスを演じ始めるひとりの男。
これまでに何度も観ているはずの『マクベス』が、まったく別の緊張感と切実さを感じさせる舞台となっていた。
こういう演出ができるんだなぁ、芝居ってホント面白いな、そんなことを思うと同時に、二十数人の登場人物(とその膨大な台詞)を演じきった佐々木蔵之介さんの熱演が印象に残った。
満足度★★★★
佐々木蔵之介主演『マクベス』
約2時間弱。精神病患者が語る設定で瞬時に何役も演じ分けるから、解釈が新鮮で面白い。映像、照明、影、鏡などの工夫も魅せる。鍛え上げられた身体が美し~。マクベス夫人の登場と夫を説き伏せる場面が刺激的で素敵♪ 早口でまくしたてるセリフは耳に入りづらかった。
満足度★★★★★
蔵之介の怪演に驚愕!
驚きました、まさに体を張った演技、
真夏の最後を締めくくる怖さを感じました
とにかく目が離せず、、、
あっちゅうまに終わり、、、
ぜひもう一度観たい芝居でした
満足度★★★
わからない点もあったけど興味深く観劇
広い病室に隔離された患者、部屋にはベッドや仕切りのない浴室に洗面所、天井部にはテレビモニターが3台設置、上手側に階段。中央には吹き抜け窓、そこから女医と看護士が見守る。病による錯綜した夢なのか、どこまでが彼の現実なのか。次第に劇場型の治療法に思えてきた。
もともとお得意?のマイムは大人から子供、マクベス夫人まで巧みに演じ分けてテンポよく進行。後半からマクベスと患者が一体化して見えて来る。一人語りなのに映像も交え性別を変えて演じる生尻蔵さん、引き締まった体つきと腹式呼吸の凄さにも注目してしまった。これが肉体派俳優ってことか。
変化をつけた話ではあったが、最後まで舞台マクベスだったのは驚き。あまり関係ないが、ETV「おはなしのくに」にでも出演して、演じて欲しい。
メインは患者である男だけど、その彼をフォローする形で2人の役者さんも出演。かなり印象的な出方もあり名前や活動も知りたかったのだが当日パンフもないため知りようがなく、多分パンフには出演者名の記載があるのかもしれないが、紙一枚でいいからキャスト表をどっかに掲示してほしかった。また細かく表情を見るぶんには今回みたいなホールでは、すこし大きすぎた気も。