大阪部 vol.1
大阪部 vol.1
実演鑑賞
2015/07/10 (金) ~ 2015/07/13 (月) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://k-mizugi.com/
期間 | 2015/07/10 (金) ~ 2015/07/13 (月) |
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劇場 | in→dependent theatre 1st |
出演 | 坂口修一、横田江美(A級MissingLink)、南光愛美(劇団猫の森)、吉田電話(クロムモリブデン)、楠亀えり香(本若)、たはらもえ(劇団レトルト内閣)、野田弘喜 |
脚本 | 上野友之 |
演出 | 上野友之 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 3,500円 【発売日】2015/05/17 前売・予約3000円 当日券3500円 U-22 2000円(枚数限定/要予約&証明) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 7/10(金) 19:30 7/11(土) 15:00/19:00 7/12(日) 13:00/17:00 7/13(月) 14:00/19:00 |
説明 | ■□■ あらすじ ■□■ 40代を間近に控え、男は惑っていた。 五年前に設立した小さなデザイン事務所は、実質的に妻の実家の資産によって支えられていた。 経営には口を出さない献身的な妻とその両親だが、家業を継ぐことをにおわせてくる。 仕事を回してくれる後輩は昇進が決まり、いつしか頭が上がらなくなっている。 望んで手に入れたはずの自分の城が、自由とは程遠く、日に日に重くのしかかる。 俺の人生はこのまま続くのだろうか。俺はまだ若いのだろうか。もう一つの人生を夢想してしまう俺は浅はかなのだろうか。 そんな時、事務所に一人の新人デザイナーが現れる。十も歳の離れた彼女は、すぐに事務所に欠かせない戦力となる。 彼女の言葉が、目線が、男の夢と自信を復活させる。 そして事務所で二人きりになった夜に、彼女は男に呟く。 「このままでいいの?」 この出逢いがもたらすのは、新しい人生か、破滅か、それとも……? 劇団競泳水着、初の大阪滞在制作となる大阪部、始動!第1弾は妖しく危ういビターストーリー。 ■□■ ごあいさつ ■□■ 辞書で「惑う」を調べてみると 「平常心をかき乱すような事に心を奪われる」とあり、 その後に例文として 「四十にして惑わず」(=不惑) という、この動詞を目にする機会として恐らく一番多い文章が続く。 実際どうなのかはともかく、大人は簡単には「惑わない」のが理想ということなのだろう。 で、改めて考えるに、 「平常心をかき乱すような事に心を奪われる」のは、 それは果たして避けるべき事態なのでしょうか? 少なくとも、そういう機会が一度も無い人生は避けたい気がする。 ただし、そういうのは若いうちにやっとけ、ということだろうか。 漢字だけに注目すると「惑」は他に、 「誘惑」 「幻惑」 といった言葉にも使われる。 だんだん魅力的な字に思えてきた。 (「疑惑」とか「迷惑」とかもあるけど) しまいには、「惑」という字面をずっと眺めているだけで、どこかに連れ去られてしまいそうだ。 その先が恍惚なのか、あるいは深い闇なのかわからない所がまた……ああ、「惑」……(ゲシュタルト崩壊とは言わないで欲しい) と、ここまで書いて、この漢字には更に、 「惑星」 という、お馴染みの使用形態もあることに気づいた。 そもそも、全人類が生まれ落ち暮らし続ける場所が、常に惑い続けているわけだ。 というのは無理やりだとしても、 この字についてちょっと考えただけで、思索があちこちに飛び、悪くない感じです。 正直、「惑ひ」というタイトルも、「惑い」じゃなくて「惑ひ」なのも完全に思いつきだったけど、 僕もキャストもこの字にいいように振り回されながら、 観客の皆様を、不安なのか快感なのかが不明のムズムズに陥れる作品を、創る所存です。 稽古場に一人くらい冷静な人もいることを願いつつ。 ご来場、心よりお待ちしております。 劇団競泳水着主宰・上野友之 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 舞台監督:相内唯史(at will) 舞台装置:青野守浩 照明:海老澤美幸 演出助手:鎌江文子 宣伝美術:デザイン太陽と雲 宣伝写真:堀川高志(kutowans studio) 制作協力:三坂恵美(観劇三昧) プロデューサー:笠原希(ライトアイ) 企画・製作:劇団競泳水着 大阪市助成公演 |
40代を間近に控え、男は惑っていた。
五年前に設立した小さなデザイン事務所は、実質的に妻の実家の資産によって支えられていた。
経営には口を出さない献身的な妻とその両親だが、家業を継ぐことをにおわせてくる。
仕事を回してくれる後輩は昇進が決まり、いつしか頭が...
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