実演鑑賞
OFF OFFシアター(東京都)
2007/03/02 (金) ~ 2007/03/11 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.uniquepoint.org/imageworld/index.html
期間 | 2007/03/02 (金) ~ 2007/03/11 (日) |
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劇場 | OFF OFFシアター |
出演 | 安木一之、石橋龍、北澤輝樹、中村匡克、東誠司、中村紗夢、洪明花、衣川真生、高田愛子、大野由美子 |
脚本 | 山田裕幸 |
演出 | 山田裕幸 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 2,800円 【発売日】2007/02/10 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 深い苦悩、それとも絶望。 ぎりぎりで己の側に踏みとどまるか、 無意識の怪物になるか。 僕たちは、あまりにもたやすく絶望し、 苦悩することを忘れてしまった。 ------------- いつだったか、高速のパーキングエリアで飯を食べていた時、おじさんが話しかけてきた。そのおじさんは、障害者用の駐車スペースのことについて異論を唱えていたわけだけど、どこかあきらめのようなものも感じられた。おじさんにとっては正当な意見なのに、逆に自分が責められることもあると、多分知っていたからだと思う。 しばらくして某ホテルの社長が「玄関前に駐車場がない方が見栄えがいいし、身体障害者用の部屋も年1、2人しか泊まらない。」と説明する違反があり、その社長が「極悪人」のように報道されるのを見て、すぐにあの時のおじさんを思い出した。 おじさんが言いたかったことと、某ホテルの問題は、個と社会、建前と本音について改めて考えるきっかけになった。そして何ひとつ本当のことを知らされないまま、日々自分が生きているのではないかという恐怖を感じた。 子供が親を殺しても、親が子供を殺しても、もはや私たちは驚かない。テレビのコメンテーターは、わからないことはないかのように世界を切り取り、私たちもなんとなく納得したような気になっている。そんなイメージで塗り固められた社会に私たちは慣れ、疑問を抱かないことを強要されていることに、無自覚になっている気がする。誰もが納得するような安易なわかりやすい結論は、複雑化した現代に麻薬のように蔓延っていて、危険だ。 |
その他注意事項 | 未就学児童入場不可 |
スタッフ |
ぎりぎりで己の側に踏みとどまるか、
無意識の怪物になるか。
僕たちは、あまりにもたやすく絶望し、
苦悩することを忘れてしまった。
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いつだったか、高速のパーキングエリアで飯を食べていた時、おじさんが話しかけてきた。そのおじ...
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