Equal-イコール- 公演情報 Equal-イコール-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    お芝居の迷宮に迷い込む。。 
    赤星さんと坂口さんの軽妙な芝居を楽しんでるうちに、
    いつの間にかお芝居の迷宮に迷い込み、

    「えっ、どういうこと?」って

    わけが分からないまま戸惑いながら観ていくと、

    「えっ、そういうことなの。。!!」

    って、同じ時間の流れで一緒に芝居を楽しんでる自分と
    過去の伏線を思い出し確認しながら芝居を楽しんでる自分と
    ふたり出てきて、

    「あぁ、わけが分からない、いや、分かる、あっ、そうか、えっ、なんだ?」

    色んな気持ちがごちゃごちゃごちゃごちゃ、
    いや~、面白かった。

    DVDを予約しとけば良かったと後悔。

  • 満足度★★★★★

    前回と全く違って・・・
    2作品目の「貧乏神」がキョーレツで、今回を楽しみにしていました。
    今回は、別の意味でキョーレツでした。
    楽しいストーリーなのかと思ったら、怖い話でした。
    伏線がいっぱいあったことに気づき、巻き戻せないなら、もう一回観たいなぁ。と思わせたのでした。

    ネタバレBOX

    同じ場面が何度も繰り返されて、でもちょっと違って、違和感が増していきました。
    きっと何かある!けど、なに?みたいな感じ。
    ラストは両方同じなら、どちらも死んじゃう?なんて思ってしまった。
    完璧のために殺人まで犯してしまうあたり、スゴイ!
    生き残ったパルケルススは、再び自分を作ってしまうのかなぁ。

    アフタートークで、ベットになっていた箱が宅配便で運べる最大な範囲と知りました。
    舞台装置のコンパクト化に感心!
    舞台美術さんの苦労を知りました。
  • 満足度★★★★

    その手があったか!
    台詞っぽい会話のやり取りの胡散臭さ、いかにも芝居っぽい演技。
    なのにこの面白さは、何としたことだろう!

    平田オリザに傾倒していた私はどこへ行ったやら。
    観客席で自分の演劇観(大げさやん)がガラガラと崩れ落ちる。

    初めて観に行ったお客にも楽しめて、芝居好きも唸らせる芝居ってのは、あんまりないと思う。 ヘタウマ演技の巧妙さにも、舌を巻く。
    えっ、何?と引っかかった部分が、劇後半部で次々に解明されていく快感。
    出来ることなら、もう一度見直して、うん、うんと再確認したい誘惑にかられる。

    人は内心の思いは、案外口にしないものだ。
    であるならば超リアルな芝居といっていい。本心はどこに?

    徐々に解明されるそのプロセスで味わう奇妙な浮遊感。
    そして、衝撃のどんでん返し!

    ビデオなんかで観ても面白いかもしれないけれど、この空気感は生で見なきゃ。

    ネタバレBOX

    ヨーロッパ中世の古典劇かと思っていたら、クローン人間が登場する近未来劇だった。

    もし、自分のクローンと対峙することになったら、やっぱりちょっと怖い。

    おんなじ役を、二人の役者が交互に演じていく芝居ってのが、とにかく面白い。しかも、趣向だけじゃなく、観ていて面白く作るのは、創り手側は意外と手が込んでいる。ちゃんと芸術は細部に宿っているのだ。

    アフタートークの話によると、ラストシーンではふたりの演者のどちらが死ぬ役かは、決めてないそうだ。偶然選んだナイフの印で決まるらしい。
    演じる側の心臓のドキドキが伝わってくるような、対決シーンである。

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