期間 |
2014/08/15 (金) ~ 2014/08/17 (日)
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劇場 |
クリエイティブセンター大阪
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出演 |
浅井浩介(わっしょいハウス)、武井翔子、西山真来 |
脚本 |
西尾佳織 |
演出 |
西尾佳織 |
料金(1枚あたり) |
2,200円 ~ 2,700円
【発売日】2015/07/20
前売 2,200円 当日 2,700円
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公式/劇場サイト |
http://bird-park.info/
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
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タイムテーブル |
7月15日(金)19:30 7月16日(土)14:00/19:00 7月17日(日)14:00
*受付・開場は開演の30分前 |
説明 |
その石の彫刻は、とても気持ちが悪かった。
<エナジー・ヴォイド>と名付けられた、鈍く光る黒い輪は、
かっこいいんじゃないか、いや、美しいのかな、という事前の期待を裏切って、
邪悪だった。
「周りに、強いエネルギーが物質としてあって、
ドーナツみたいに、円環にエネルギーが流れていて、
でもそれより重要なのは、流れるエネルギーの中心に空いた空白の穴の部分なんだ」
と、何度も、なぜ<エナジー・ヴォイド>を見たいのかを話して、
高松は牟礼のイサム・ノグチ庭園美術館まで行った。
けれど実際に作品を前にして、「穴を見る」ということは起こらず、
物質ばかり見ていた。
ぬめぬめと蠢く動物の腸のようだった。
物質しか見ていないのに同時に、底なしの暗い穴のような、空虚な業を感じた。
それは視覚ではなく、背後から、二の腕から、浸透してくるような第六感だった。
さみしさに染み込まれそうになって、やばいと思って人と話した。
<エナジー・ヴォイド>にイサムが手を付いて、笑っている写真がある。
見るとギョッとして心を摑まれる。
イサムが子供みたいに笑っている。
この人の空虚を吸い込んで、ヴォイドは満ち満ちになって呼吸している。
ヴォイドが生まれてイサムはよかった。
だけど生み出されたヴォイドは、どうしたらいいのか。 |
その他注意事項 |
【テストプレイ】 14日(木)19:00 会場:クリエイティブセンター大阪 料金:500円 限定:5名
公演にさきがけて、テストプレイ上演を行います。限定5名の受付です。 実際の会場で全編上演します。 (終演後にフィードバックを行いますので、こちらもご参加いただけると幸いです。) ぜひ、ご参加ください!
---------------------- 10「空白の色はなにいろか?」ショーイング公演関連企画
「書きたてほやほやの鳥公園新作『空白の色はなにいろか?』の戯曲を公演会場で俳優より先に読んでみる
・・・・・・・・・・ 講師:西尾佳織(鳥公園) 日時:2014年8月2日(土)13:00~17:00※受付・開場は12:30~ 対象:高校生以上 (舞台経験は問いません) 会場: 料金:参加者1,000円/見学者500円 ・・・・・・・・・・ 申込方法: 【参加の場合】…お名前/年齢/演劇経験の有無(ある場合のみ)/ご連絡先 【見学の場合】…お名前/ご連絡先
をinfo.birdpark☆gmail.comまでご連絡ください。 ※☆を@に変えてお送りください。 |
スタッフ |
作・演出:西尾佳織
舞台監督:さかいまお 舞台美術:中村友美 照明:石田光羽 宣伝美術:鈴木哲生 制作協力:若旦那家康 制作:萩谷早枝子 OTHER MEMBER:森すみれ 助成:おおさか創造千島財団 協力:福島真 わっしょいハウス 六尺堂 ART COMPLEX
企画・製作・主催:鳥公園 |
<エナジー・ヴォイド>と名付けられた、鈍く光る黒い輪は、
かっこいいんじゃないか、いや、美しいのかな、という事前の期待を裏切って、
邪悪だった。
「周りに、強いエネルギーが物質としてあって、
ドーナツみたいに、円環にエネル...
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