満足度★★★★★
うわあああそうだったのか!
感想が随分遅くなってしまい申し訳ありません。同じ日に2回観させていただきましたが、観れば観るほど見つかるものがあって面白くなる舞台だったと思います。そして役者さんがみんな素敵で。最初嫌だった人もみんな好きになってしまいました。(逆もあったかな?)
私の回のゲストは山崎彬さん。色気と不気味さと迫力。素敵でした。他のゲストも観たかったなぁ。
満足度★★★★
シェアハウスの不気味さ
「アクアリウム」のシェアハウスは、お魚ハウスって名前があって、リビングの真ん中、舞台中央にキラキラと煌めく綺麗な水槽が置いてあって。何種類もの淡水魚や生物が飼育されていて。
魚も人間もおんなじ。一匹病気の魚が居ると、水槽内の生物が全滅したりもする。
ゲストの山崎彬さんは
酒鬼薔薇世代と呼ばれる人のトラウマや、みんなの心の隅に残ってる酒鬼薔薇。酒鬼薔薇は理解出来なくても、酒鬼薔薇的な考えを持つ人は、もしかしたら隣にいるかもしれない。こわーい!!
擬人化されたペットの鳥とワニがとってもキュートだったり、谷さんの台詞のチョイスが面白くて凄く笑い声満載の客席だったけど。やっぱり怖いね。優しくていい人だと思って付き合ったら酷いストーカーだったとかね( ̄▽ ̄;)
面白可愛怖かった(;´д`)ショーシャンクではあんなに可愛い少年だった山崎彬さんがエロくてカッコ良くてゾクゾクした。本当に目が離せなくてゲストなのに爪痕残しすぎ。
満足度★★★
現代の若者のコミュニケーション
若者の人生観やコミュニケーションノあり方が、良く表現されていました。
なかなかに、うざく、イライラさせられる人物ばかりで、そういう人たちにキレる刑事がいるのですが、僕はその刑事二人に共感しました。
ニートの知り合いの事を観ながら思い出していました。
満足度★★★★
演劇にしか出来ないこと
レビューを見ると、「面白かった」という評価と「よく解らなかった」という意見の両方がある作品。・・・実際に観て「な~るほど」と変に納得してしまいました。
水槽内の病気の話や、“○か的”刑事や、犯人オチや、・・・予想したり深読みしたりして見事に外されたり、逆に演出や役者のお遊びに全く気付かなかったり・・・演じる側と観る側が必ずしも「解り合えない」距離感が「面白い」、そう思う事が出来たから。
開演前に演出家が飄々と「これはお芝居ですから云々」とのたもーた通り、これは「お芝居」なのですね。「劇場ならでは」の。だって活字で語れないもの(笑)。
満足度★★★★★
圧倒
初めて見ましたが、ファンになりました。
設定が少し、吉田修一のパレードに似ている気がしましたが、内容は全然違う。シェアハウスの発起人役の女性の役者さんのキレ具合が最高。
次公演も絶対観ます。
満足度★★★★
初
今回初のダルカラでした。みなさんの演技はうまいし本もしっかりしているので見入ってしまい、噂通りの劇団だと感じた。
一番ビックリしたのは客の多さです。そんなに関西で公演してないのに人気の高さに驚きました。
みておくべき
今回3回東京公演観劇
ゲスト回での違いも、大変興味深い物だった。
熱海のオマージュといっていいのかどうか、微妙だが冒頭の刑事のシーン。
あの熱さ、あのパッション。
80年代が蘇るようになるのか。
観ながら、あのお魚HOUSEの世代との対比が
面白かった。
ただ、観ていると観る回で印象が
変わる。
嫌悪感しかない回もあれば、何か救いがみえる光のような
ものを一瞬でもみたような回もあった。
ただ、これは観ておくべき芝居の一つであると思う。
満足度★★★
説得力の粗さ
遅くなったけど、やはり書かなければと思いました。
中林舞が怖くて良かった。芸達者だとつくづく感じたのは一色洋平。演出による瞬間ごとの濃淡はあっても、この俳優が観られて良かったな、という満足感はあった。
ただ、やっぱり脚本における観念的な台詞や、モノローグが気になる。特に最後の、お魚にえさをやるところなど。言いたいことが浮いてしまうというか、どうしても、谷賢一自身が語っているのが透けてしまう。1982年から一年遅れて生まれ、キレる14歳、17歳と常に一歳違いで青春を送ってきた私は、彼らの「あの」呪縛をいつも近くで観察してきた。1982年生まれの作家が、サカキバラ問題とどう距離を取るかは、彼らの自意識との付合い方に等しい。そういう意味でとても「熱い作品だなあ」と思ったし、ああいう内面からの暴力性が沸騰する感じは私にはないので(女だから?とは一概に言いたくないけど、でも無関係じゃない)「これを抱えている人は大変ね」とも思った。その感情をさらっていくような説得力と勢いを持つためには、登場人物のキャラや設定、モチーフの噛合せが粗いのです。
満足度★★★★★
観ればみるほど・・・
初日、23日のソワレ、そして大楽と3回観てしまいました。
で、作品の印象が毎回違っていた。
もちろん、ゲストパフォーマーの色の異なりもあるのですが、
それだけに留まらない、舞台というか空間を
幾度も見つめさせる力がこの作品にはありました。
満足度★★★★★
完璧
冒頭の刑事2人の掛け合いから終幕まで釘付けだった。非常に緩急が付いていて観やすくストーリーに刺さる部分が多く思う所が多かった。完璧なお芝居。
満足度★★★★★
”今”を鋭く捉えた作品。
千秋楽を観劇。共感する部分も多く、いろいろと考えさせられた内容でした。
重いテーマながら、斬新な演出と役者陣の魅力で最後まで舞台に釘付けになってしまった。
本年度最後にこういう上質な舞台を観ることが出来て良かった。
2回目、やっぱり面白い
プレビューからの2回目、今年の観劇納めで拝見。
や最初の部分とか少し変わってましたね
ゲスト俳優さんは広田さん、上下にダイナミックな動き
広田さんの優しそうなイメージとは違う動きですね。
内容は解っていても、最後なんとなく笑ってしまいます。
DVD買いたかったんですが売り切れだったかのかな?
だからブロマイドまで購入するのもしなかったので
ちょっと後悔です、一色さんの身体能力に改めて感心しちゃいました。
満足度★★★★★
山崎彬さんゲストの回を拝見。
とあるお二人が熱演する冒頭のシーンから、ダルカラという劇団に出演できるということは至極の幸せなんだろうなと感じました。最近W受賞を果たした新進気鋭の作演出家である谷賢一さんの力が随所から伝わる「芸術」としての演劇。現在31歳である少年Aは評判を聞きつけて観に来るのかな、観てどんな感想を抱くのかなと山崎彬さんの研ぎ澄まされた鋭利なナイフのような演技とその演出を見て思いました。
満足度★★★★★
今年の観劇締めにリピート
登場人物のあの宙吊りな感覚、一回目ではあんまピンと来なかったんだけど、今回は自分でも驚いちゃうくらい近くに感じちゃって胸の中が無性にざっわざわと毛羽立った。
なんだろうあの、理解とも共感とも違った、「共鳴」みたいな。
アマヤドリ広田淳一による少年A、出てきた瞬間の存在感、アクアリウムを見つめる妙につるっとした目、そしてなによりあの「右手」、なんかもう怖かったわあ・・・。
役者やってる広田さんは横浜でのアマヤドリ『幸せは~』しか知らなかったけど、あんな末恐ろしい人だったとは・・・。