Lunar Punk vol.6
Lunar Punk vol.6
実演鑑賞
萬劇場(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/21 (月) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.lunarpunk.org/
期間 | 2013/10/17 (木) ~ 2013/10/21 (月) |
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劇場 | 萬劇場 |
出演 | 羽鳥友子(演劇レーベルBö-tanz)、田中琢磨、石田将士(渋谷ハチ公前)、森崎元太、松本淳(ふらっと)、林充晃、鬼丸(音影、劇団V、TOTALOBJECTION)、相川譲二(カリバネボタン)、川渕かおり(Kao=S/偉伝或~IDEAL~)、青島愛海、松尾美香(流星揚羽)、五十嵐愛、西原沙矢香、中山サミ(MJM)、麻植ゆきの、西山由華、加藤智彩(流星揚羽)、楠浦寛美(メインキャストプロダクション)、小森涼子、みう、中村ことえ(空間製作社) |
脚本 | E.H. |
演出 | E.H. |
料金(1枚あたり) |
3,500円 ~ 3,800円 【発売日】2013/09/01 全席自由 前売り 3,500円 当日 3,800円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 10/17(木) 19;00 10/18(金) 14:00 19;00 10/19(土) 14:00 19;00 10/20(日) 14:00 19;00 10/21(月) 14:00 |
説明 | La Rossa と呼ばれる、この銀河系の中でも最も有名な犯罪者がいる。 彼の残虐な所業に関しては数限りない伝説が流布しているが、その居場所や正体を知る者は誰ひとりとしていない・・・。 彼の首にかけらた報賞金は年々天井知らずに増額しているが、それもそのはず、その正体を突き止め、暗殺しようとした数々の試みはすべて失敗に終わってきたからだ。 業を煮やした連邦政府は、リラ辺境恒星系において最高の実力をもつと言われる謎の暗殺者、ネアンにLa Rossaの処分を依頼することになる。 果たして究極の暗殺者は、銀河系最悪の犯罪者をしとめることができるのだろうか? ・・・そしてLa Rossaとは、ネアンとは一体何者なのだろうか? 作品はアメリカの作家マイク・レズニックによる、人間のもつ「悪」をテーマとしたSF小説『暗殺者の惑星』を原案とし、 そこになんとSF版ブッダとでもいうべき慈愛とサトリに満ちたオリジナル・ストーリーを融合させるという荒技によって、私たちが世界から争いをなくすためにいま最も必要な、人類の意識の変化という希望のヴィジョンを描きだしてゆく・・・。 「悪」と「愛」という真逆のテーマのあいだを疾走しながら、Lunar Punkが満を持して繰り出す、真のスピリチュアル・SFアクション・エンターテイメント!! La Rossaは生まれたこともないし、死ぬこともない。 La Rossaについて知られていることの全ては、La Rossaではない。 La Rossaは究極の破壊者だ。La Rossa自身が、究極の虚無であるからだ。 La Rossaを信じることはできない。La Rossaは信じるべきいかなる言葉をも超えているからだ。 -クラス・トラジ著 『UNI-VERSE for La Rossa』より- LA ROSSA -RELATED QUOTES- 作品理解の手助けとなる引用集 『La Rossa』という作品は、すべての人間の自伝なのだ! ~ クラス・トラジ (カルトSF作家) ~ ぼくの暗黒のときに・・・彼女は目の前に立っていてくれる。 知恵のことばを話してくれるんだ。 「あるがままに」 知恵のことばをささやいてくれるんだ。 「あるがままに」 ~ サー・ポール・マッカートニー ~ 友情の極点は、ある人間が、全ての人間から捨てられることをこそ欲する。 ~ ジョルジュ・バタイユ ~ 精神が力を発揮するのは、まさしく否定的なものを直視し、そのもとにとどまるからなのだ。 そこにとどまるなかから、否定的なものを存在へと逆転させる魔力が生まれるのである。 ~ G・W・F・ヘーゲル ~ このばらにとって時間などはない。ただ、ばらがあるだけだ。 ばらはただあるだけで、すべての一瞬一瞬において完全なのだ。 つぼみがひらく前にも、ばらのすべてのいのちは活動している。 満開の花により多いのではなく、葉のない根により少ないのでもない。 その自然は満足していて、そしておなじく全ての瞬間に、それは自然を満足させる。 しかし人間は先延ばしにしたり、思い返したりする。いまに生きることなく、回顧する目で過去を嘆き、 あるいは自分をとりまく豊かさに気づかず、未来を予見しようと爪先立ったりする。 人間は決して幸せにも、強くもなれない。自然とともにいまを生き、時間を超えるのでなければ。 ~ ラルフ・ウォルドー・エマーソン ~ 息子よ・・・父は言った。・・・あなたはいつも私と一緒にいる。そして私のものは、全てあなたのものだ。 しかし私たちは祝い、喜ばなければならなかった。・・・なぜならこのあなたのきょうだいは、 死んでいたのに、生き返ったのだから!・・・かれは失われ・・・そして見つかったのだから! ~ ナザレのイエス 『放蕩息子のたとえ』より (ルカによる福音書15:31-32) ~ 真我以外の何も愛さないとき、あなたは利己的と非利己的をともに超えていく。 すべての区別はその意味を失い、ひとつの愛と、すべてへの愛は、 純粋でシンプルな、誰に対してでもなく、誰も拒まない愛のなかでともに溶けあうのだ。 その愛のなかにいなさい。深く、より深くそのなかに入っていきなさい。 あなた自身を探求しなさい。そして探求を愛しなさい。 そうすれば、あなたはあなた自身の問題だけではなく、人類全体の問題も解決するだろう。 ~ ニサルガダッタ・マハラジ ~ Lunar Punk 『La Rossa』 という作品は、今という時代にアートに取り組んでいる私達が、いったいどのような世界観や人間観にもとづいて、どのようなメッセージを発していくことが、作品にふれるお客様にとってもっとも価値のある表現になるのだろうか?という、純粋で切実な問いに端を発しています。 私達はいったいなぜここに生きているのか?・・・私達は誰なのか?・・・どのように生きるべきなのか?・・・このような問いには、一見ひとつの究極的な答えはないように思われます。ですがこのような問いから目を背けず、真摯に探求してきた人類の果てしない営みは、真実に関する聖典や思想、宗教などのスピリチュアル・ティーチングという形で脈々と受け継がれています。 それらの教えの多くは残念ながら歴史上、人々の心を掌握し、支配するための手段として政治やビジネスに利用されてきたため、本来その教えが指し示していたはずの真実はねじ曲げられ、劣化し、平和をもたらすはずだったものが、逆に新たな対立や争いを生む火種となっています。 ですがいかなる宗教的、思想的な立場にもとらわれずに、すべての教えに共通する真実を探求することはもちろん可能です。そして現代ではメディアの発達、量子物理学や神経学などの諸科学の発達などによって、真実に関する正しい知識はより純粋に、より説得力をもった形で、誰にでも手の届くものになりつつあります。・・・このような知識を冷静に、客観的に学びながら、そしてさらにはその知識を自ら日々の生活や仕事に適用、体験し、そこから得た「いかに生きるべきか?」という問いへの答えを、作品を通して表現していくこと。・・・私はこのようなアプローチこそが、いまアートに取り組む者の一人として、もっとも真摯な姿勢のひとつに違いないと思いました。 そしてこれはとても美しいことなのですが・・・明晰に真実を知ることが、多くの人を本当に苦しみから救うための手助けになりうるということもわかってきました。・・・特に繊細で傷つきやすく、苦しんでいる人や、孤独を抱えている人、痛みを抱えている人・・・このような人たちこそが、実は本当の意味で人間性を救うためには、もっとも重要な人達なのだという極めて美しい真実を、実体験にも基づいた説得力をもって描いていくこと。これこそが『La Rossa』という作品の挑戦です。・・・そしてこの挑戦は、私達人間が現代を生き抜いていく上でも、そして震災後の私達日本人が希望をもってこの国を守っていく上でも、必ずやもっとも大切な視点をもたらすということを、私は確信しています。 そして『La Rossa』とはこのような挑戦であると同時に、私達人間存在の究極の運命、究極のリアリティーを、SFアクション・エンターテイメントという偽りの仮面を被りながら、その裏の、真の意図として表現することを目指しています。・・・私達が普段自分自身だと思い込んでいる「個人」という偽りの仮面を取り去ったところには、ただ美しい光がさしています・・・そしてその光こそが・・・・・・。 この先の答えはぜひ・・・皆様と劇場で一緒に体験できんことを、切に願っています。 E.H. (作品の第一の挑戦の参考文献としてはEckhart Tolle の著作や映像が、第二の挑戦の参考文献としてはNisargadatta Maharajの著作がもっともおすすめです!) 『La Rossa』初演に寄せて・・・未来の劇評より抜粋記事 『これはもはや・・・SF版ウパニシャッドだ!!』 『数多くのセリフがダブル・ミーニングに満ちており、それは信じがたいほど巧妙に意図されている。・・・その真意を汲み取ることができたなら、言葉は聖句(スートラ)のように意識に働きかけ、観劇中に何人かはサトリをひらいてしまうだろう・・・そして作家はそれを確信犯的に意図している!』 『作品のストーリーはMike ResnickによるSF小説、「WalpurgisⅢ」と「SANTIAGO」の世界観をアイディアとして取り込んでいる。・・・しかし本来猥雑なエンターテイメントSFであったものが、オリジナル・ストーリーの中に編みこまれてゆくことで、結果的には現代の聖典へと昇華される。・・・全くこいつはなんて編集技だ・・・Frank Zappaの「いたち野郎」並だ!』 『脚本に記されている言葉の強度は、それが作家の実体験に基づいた真実に裏打ちされていることを示すものだ。つまりこれは作家自身のノンフィクションでもある。・・・しかしこの真実はまた、全ての人間にとってのノンフィクションでもあるのだ!』 『ここには古今東西のスピリチュアル思想が凝縮され・・・イエス・キリストも、ブッダの教えも、老子も、パガヴァット・ギーターも・・・そして2000年代最高のスピリチュアル・ティーチャーであるエックハルト・トールの「ニュー・アース」までもが射程に入れられている。しかもそれを、ダンス・パフォーマンスやソード・アクションが展開するSFエンターテイメントと融合しようとしているのだ。・・・つまり上記の思想に全く興味や関心がない人が見ても・・・全く楽しめてしまう!・・・だがあなたは必ず、深いところでは自分が真実に触れていることを知るだろう。』 |
その他注意事項 | 未就学児童入場不可 |
スタッフ | 舞台監督 小野貴巳 舞台美術 門馬雄太郎 照明 柳田充(LEPUS) 音響 尾林真理 衣装 小原敏博 振付 五十嵐愛 楽曲製作 鬼丸(TOTALOBJECTION) ゆいこ 宣伝美術 クラウドボックス WEB 小林タクシー(ZOKKY) 写真撮影 小野ともひで 制作 Real Heaven 企画・製作 Lunar Punk |
彼の残虐な所業に関しては数限りない伝説が流布しているが、その居場所や正体を知る者は誰ひとりとしていない・・・。
彼の首にかけらた報賞金は年々天井知らずに増額しているが、それもそのはず、その正体を突き止め、暗殺しようと...
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