F/T「なにもない空間からの朗読会」 第8夜
F/T「なにもない空間からの朗読会」 第8夜
実演鑑賞
みらい座いけぶくろ(豊島公会堂)(東京都)
2012/11/04 (日) ~ 2012/11/04 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.festival-tokyo.jp/blog/2011/11/post-18.html
期間 | 2012/11/04 (日) ~ 2012/11/04 (日) |
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劇場 | みらい座いけぶくろ(豊島公会堂) |
出演 | 安部聡子、石田大、窪田史恵、河野早紀、小林洋平 |
脚本 | 三浦基 |
演出 | 三浦基 |
料金(1枚あたり) |
0円 ~ 0円 【発売日】 無料・予約不要(全席自由。開演30分前からご入場いただけます。) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 11/4(金) 19:00開場 19:30開演 |
説明 | 『CHITENの近現代語』について 演劇をやるということは、簡単に言えば、人前で何かをしゃべることだけれども、私が気を使うのは、「何か」にあたる内容よりもむしろ「どうやって」しゃべるかという方法にあります。だから誤解を恐れずに言えば、内容は何でもいいという気持ちがあるわけで、今でも基本的な態度は変わっていません。しかし、この内容と方法は必ずしも分けて考えればよいというものでもないのが現実です。人は、だから言動一致という事態を歓迎し、気がつくと内容により重きを置いてしまうわけです。 別役実の初期の戯曲群は、内容をできるだけ希薄にすることによって「どうやって」人は「何か」を語りたがらないのかという極めて屈折した提示だったと思います。このような考え方で、演劇をやろうとしたとき、むしろ内容しかないものを取り扱ってみてはどうかと思いました。それが今回の作品の根幹をなす憲法という、劇とは程遠いテキストであり、近代の始まりと終わりというかなり大きな話となるわけです。そこで浮かび上がってきたのは、しかしやはり「どうやって」これを扱うかという姿だと思います。 ところで、「話せば解かる」とは犬養毅が暗殺されたときに残した最後の言葉ですが、殺す側は「問答無用」という台詞とともに発砲したことは、内容を無きものとして消してしまうという点において出来過ぎたエピソードでしょう。話しても解からないということを「どうやって」話すのか......。こういう問い方をすることが、最近の私の方法であり、すなわち演劇なのではないかと思っています。 三浦基 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 朗読テキスト(予定): 大日本帝国憲法、玉音放送口語訳、日本国憲法、朝日新聞ほか戯曲、小説を引用予定 |
演劇をやるということは、簡単に言えば、人前で何かをしゃべることだけれども、私が気を使うのは、「何か」にあたる内容よりもむしろ「どうやって」しゃべるかという方法にあります。だから誤解を恐れずに言えば、内容は何でもいいという気持ちがあるわけで、今でも基本的...
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