満足度★★★★★
行けた!
2階席だけど、よく観える位置だった。
チケット取れてうれしかったけど、WOWWOWの生中継があるとその後知る。
こんなことなら、こっちを録画して地元であった「国道、業火、背高泡立草」の公演を観て、始発で試験会場に向かうべきだったかと後悔。
しかし、行って良かったなと。
ナマでしか味わえない舞台上に広がる雰囲気っていいですよね。
満足度★★★★
渡辺謙よりも段田安則
東京公演ではチケットが取れず、このために大阪へ。渡辺謙はさすがの存在感だったが、ホロヴィッツ夫妻を演じた段田安則と高泉淳子の水際立った演技が見られただけでも十二分に価値があった。ただ、日本人が日本語で違和感なく演じていても、舞台はあくまでNY。現地を知らないと分からないネタも。
満足度★★★★
芸術家と調律師のプライドと生き様の厄介さ
演者とチラシから受ける印象が硬質で、海外戯曲のようなイメージを想像していた。
変人にして天才ピアニストのホロヴィッツ、その妻のワンダの老夫婦が素晴らしい。ワンダの、夫を手のひらの上で上手く転がす術が秀逸。
それにブレない姿勢で対応する調律師のフランツ、その妻のエリザベス。
初っ端から和久井さんの声が上ずったような口調が気になったが、後半の展開にこういう演出もアリかと納得。
水と油のような二組の世代の違う夫婦、それぞれの暮らしてきた経過が心に沁み込んでような舞台。
誰にでもお勧め出来る素敵な舞台だった。
これから舞台を見る方は、なるべく小腹は満たして見た方が良いと思います^^
満足度★★★★
結局は
一番魅力的で、一番色んなエピソードを持っているのがワンダだったというのが残念。これでは別にホロヴィッツの話でなくてもいいのではないかとすら思える。
満足度★★★★
個性が溢れる
役者の皆さんががどう演じるかを期待して見に行ったが、成功されていたと思う。
モア(渡辺さんは最近演劇はご無沙汰等ということであるが)か、周りに気を使いすぎる役柄を、そつなくこなしていた。
エリザベス(和久井さん)はよい奥さんだけど、ワンダ(高宮さん)の姑のような仕打ちに少し切れ気味なところがかわいかった。
ホロヴィッツ(段田さん)は威厳があるというより、芸術家にありがちな(私の偏見か?)子どものまま大人になったそんな雰囲気が漂っていた。
ワンダ(高泉さんは始めて拝見するが)は、驕慢(とまで言わないが)な感じで、なんでも自分中心に考える人であり、よいスパイス(マスタードのような味わい)になっていたように思う。
三谷さんの作品とPARCO劇場とは、長年連れ添った夫婦の相性の良さのようなものを感じさせられた。
満足度★★★★
気になった点。
プレビュー公演を鑑賞。
チラシやポスターの写真からは、当然ハードなシリアスな内容を想像していましたが、
実際は、三谷さん得意のコメディでした。
これは意図していたことか??この落差は、結構、いや、かなり気になりました。
観始めると、初舞台と言う和久井映見さんの「裏声の様な」発声がとっても気になる。
プレビューでこの発声、稽古中はいったいどうしていたのか、
新人ならともかくヴェテランなのだから、この点は、稽古中、
いやその前に解決しておくべき基本中の基本では?
演技はとっても良かったと思いますが。
この点を除けば(私にはかなり大きな要素でしたが)、キャスティング、
演技、ストーリー、すべて良かったです。
さすが、三谷さんです。
特に、終盤のサプライズ(?どんでん返し?)に驚きました。
これまでの三谷作品に無い要素と思います。
満足度★★★★
想像とは趣の違う芝居でした
題名から、もっと硬質な対話劇を想像していましたが、全く違って、そこは三谷さんらしい、笑いのふんだんにある二組の夫婦のライトコメディタイプの舞台でした。
最近の三谷作品の中では、かなり芝居としての完成度の高い作品だと思いましたし、何より、渡辺謙さんの舞台を拝見できて幸せな充足感もあったのですが、もうひとつ、満足度がマックスにならなかったのは、実在の登場人物の造型に、お子さんのいない三谷さんの頭で拵えた親の姿を感じてしまい、生の人間の心情をリアルに感じられない部分があったからかなと思います。
出演者4人は、皆さん、大好演。初舞台の和久井さんも、舞台上の立ち姿に違和感がなく、幕あきの頃心配された発声の違和感も、徐々に緩和されて、舞台女優として、見事なスタートを切られたと感じました。