満足度★★★
摩訶不思議でスタイリッシュ!
ローテクでアナログな仕掛けを
スタッフワークの力技を駆使して
摩訶不思議でスタイリッシュな舞台に
仕立て上げているのがとっても面白い。
日本人の演出家って
こういうダイナミックなことは
不得意だよなぁとも思う。
ハイテクなのにチープになったり
ヘボヘボの学芸会チックになったり
どうも、芸術と技術のさじ加減が
ビミョ~なのが多い気が。
小指値にスポンサーがついて
そういう部分に予算をかけられると
度肝を抜くようなのを考えてくれそうな気も。
満足度★★★★★
目眩くとはこういコト◎
想像した通りといって良いのか、
チラシを手にして直感的に観劇を決めた自分としては
チラシから受ける印象のままスタイリッシュで面白かった。
次から次へとイメージが具象化されて夢か悪夢のように
舞台上に立ちあがっては消え、縺れては解れ
途切れることなく繋がって行く90分。
手仕事、職人技の域かと思われるアナログな演出を多用しつつ
表現として提示されるものは実にクールで先鋭的。
人間の肉体表現と人形とが舞台という異空間で優雅に添いながら
観る者の視線を絡め取っていく。
以前観た「アンデルセンプロジェクト」といい、
表現者、創造者としての心意気を堪能した。