世界の涯て Lands End 公演情報 パルコ・プロデュース「世界の涯て Lands End」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    目眩くとはこういコト◎
    想像した通りといって良いのか、
    チラシを手にして直感的に観劇を決めた自分としては
    チラシから受ける印象のままスタイリッシュで面白かった。

    次から次へとイメージが具象化されて夢か悪夢のように
    舞台上に立ちあがっては消え、縺れては解れ
    途切れることなく繋がって行く90分。

    手仕事、職人技の域かと思われるアナログな演出を多用しつつ
    表現として提示されるものは実にクールで先鋭的。
    人間の肉体表現と人形とが舞台という異空間で優雅に添いながら
    観る者の視線を絡め取っていく。

    以前観た「アンデルセンプロジェクト」といい、
    表現者、創造者としての心意気を堪能した。

    ネタバレBOX

    オープニングの観客を欺くような演出で掴みはOK(^-^*)
    全編セリフの無い無言劇だが、時折り舞台上の役者が謳う歌が◎

    鮮やかな背景色に浮かび上がる物言わぬ影絵のような人間、
    次々入れ替わる人の目には見えない不確かな感覚。
    全身から靄のように滲む感情のような・・・。
    まるで雲の上を歩いているかのような情景といった
    夢の中でしか観ないような『絵』が舞台上から溢れんばかり。


    ただ大きな人形のトコロで使われた音楽だけが突出していたようで
    少しだけ違和感を感じた。

    それと・・・
    人形で蚊のような虫(?)が出てきて虫嫌いの自分は参った(-_ー;
    更にその虫、顔がリアルな人間顔でキモさ倍増!!
    なのに登場時間が結構長かったのでツラかった。



    0

    2007/12/03 13:41

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大