獣の仕業 第五回公演
獣の仕業 第五回公演
実演鑑賞
2012/03/10 (土) ~ 2012/03/11 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://kemono.xxxxxxxx.jp
期間 | 2012/03/10 (土) ~ 2012/03/11 (日) |
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劇場 | 神楽坂die pratze(ディ・プラッツ) |
出演 | 雑賀玲衣、水川美波、手塚優希、凛子、藤長由佳、小林龍二 |
脚本 | 立夏 |
演出 | 立夏 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 2,000円 【発売日】2012/02/01 前売り当日ともに。すべて当日受付にて精算です。 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 3月10日(土)13:00/16:00/19:00 3月11日(日)13:00/16:00 --- ある場所に集まった女たち。 そこは絶えず世界のニュースが絶え間なく流れ続けるのに、それでも時が止まってしまったように白く静かな部屋 皆・初めは頑なで、しかし誰からともなく話し出す。それはその日に作った料理・日常の不安・自分の持ち物、 連綿と、ばらばらに語られる言葉はけれどすべて昨日までの話であった。 想像していた・期待していた・あるいはおそれていた未来と、これからの未来は違ってしまったようだった。 それに彼女たちが気がつき始めたとき、皆を集めた者がようやく口を開いた。 「それでは誰か・彼について・しっていることは?」 そこにいる全員が、彼を知っていた。彼はそれぞれの形で彼女たちに深い影響を与えていった。 だから誰もが彼を捜していた。それが集まった人々の唯一の共通点だった。 しかしそれぞれから語られる彼の姿は、同じ人間とは思えないほどに違っていた。 誰もが彼を捜していた。でも、誰もその姿を見つける事はできないまま。 誰もが彼を知っていた。でも、本当の彼を誰も知らない。 ふたたび「わたしたち」は話し始める。 しばらくの光の後で、しばらくの音の後で。 やがて光が失せて・音がなくなって、そして。 「彼」の正体が明らかになる。 ---演出ノート 物語よりも、まばゆい速度の出来事が現実に起こったとき、 私は今まで自分たちが作ってきた作品があまりにもフィクションである事に愕然とし・しばらく筆を取ることができませんでした。 自分が今まで書いてきた葛藤はフィクションの悲劇を借りて書かれていました。 でも本当は、私にはすべて足りていて、今まで不幸とともにあったと感じていた風景がどれだけ尊くてしあわせに満ちていて・美しかったかと思ったのです。 これが今回のような作品を作ろうと思ったきっかけです。 異境の架空の人間からではなく、生身の役者の心身の輪郭から作ります。 空想の悲劇や奇抜な設定からではなく、私達の・昨日までの普通の暮らしから作ります。 私はまるであれから、 自分が今までしてきた普通の事・の価値が下がってしまったような気持ちになっていました、 お酒を飲む事や・歯を磨く事・二度寝をしたり、楽しい事がないとぼやいてみたりする事けれど、 どんなにそう思っても、私は(わたしたちは)その普通の事をやめる事ができません。 絶え間ない努力をして、何とか普通を続ける事しか、私には(わたしたちには)できないのです。 そして思うのは、普通の尊さ、 会える人がいる事の素晴らしさ、それから、 もう会えなくなってしまった人の姿。何より、 私の手が二本しかない事。 ─足りているのに、この手だけが、不足している・もしも。もしも私の手がもう一本あったなら、 貴方に届くことが出来ただろう、もう会えない人よ。 昨日すれ違った、私の亡霊。 届かなかった、今日からここにないもののために・作ろうと思います。 みなさまのご来場こころより・お待ちしております。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 音響:阿部健司(MUGEN☆PROJECT) 照明:寺田香織 |
3月11日(日)13:00/16:00
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ある場所に集まった女たち。
そこは絶えず世界のニュースが絶え間なく流れ続けるのに、それでも時が止まってしまったように白く静かな部屋
皆・初めは頑なで、しかし誰からともなく話し出...
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