クレイジーハニー 公演情報 クレイジーハニー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-20件 / 27件中
  • 満足度★★★

    病み方が半端ネ~!
    公演予定日が度々順延されたり、稽古開始後も本が出来上がって来なかったりで、かなり悩んだ末の作品と推測。回を増す度に病み方が半端無くなり、作者自身が心の病?と感じる様な作品に・・“本谷さん”の狙い通り!?
    7月17日の「僕らの時代(フジ)」の画面を通して拝観した、「まったり」「おっとり」とした風貌・所作からは、全く想像ができない作品へ・・。
    拙い観劇経験で恐縮ではございますが、大別して女流作家さんは、繊細でバランスの取れた正統派(+スタイリッシュな方もおられる)さんと、ディープな作品を書かれる方に別れ、後者さんが最近、行き詰まっていっている感がある様に思います。本作は、ギリギリで付いて行けましたが、次回作は、延長線上の更なる高見(非日常の先)を目指されるのでしょうか?目に見えない期待に押され此の儘進むと、ジャンルの違った作品になってしまうのでは?と気がかりです。はたまた、路線の多少の変更もありで、ちょっぴりマイルドな方向性は・・無いのかなぁ~。ほんの少し、欠片でも良いのですが、笑いの要素がある作品を期待します。です。
    主役の御二方は共に初舞台、御苦労様でした。大したもんだ、特に“長澤さん”は棒読みの長台詞があったものの凄さを感じました。他のキャストさんもとても良かった・・の印象です。☆3.3
    <ハナモズクさんのコメント>
    驚異的な芝居でした!!長澤さん、リリーフランキーさん、初舞台とは思えない程、迫力のある素晴らしい演技でした。☆3

  • 満足度★★★★

    そういえば・・
    今更なんですけど、自分も観てたんだな、と思い出しました・・(苦笑

    観てきたことだけのアピールのためにあえてここに書く意欲はなかったのですが、
    2011年の他の人たちのランキングから興味を持った
    九州の人たちのコメントを見ていたら・・
    この作品についても、非常に率直で納得できるコメントがいくつも散見されたので、
    「ああ、自分も頑張って書かなければ・・」
    と思ったりもしたので(汗

    自分も今までいくつか本谷作品は(これも含めて)観ています。

    一度などは会場に行って当日券とっくに無くなってるな・・と思って帰ろうとしてたら
    チケットを原価で譲ってくれた親切な人がいて(その節はどうもありがとうございました、見知らぬ人(汗)観れたこともあったり・・。

    今回の作品はどういう位置づけなのかな・・と思っても、何を書いてみても
    (実は)長澤ファンなんじゃ?とか(つか自分ほとんどテレビみてないんで顔も知らない・・)今回は本谷作品に厳しいんじゃ・・?みたいになりそうで、どうしたもんだか・・(考えすぎ)と思いあぐねてるうちに・・
    「まぁ、観てないってコトで良いのかな?」
    とも思ってたんですが、なんだか先ほどの九州の方たち、この作品以外の昔のコメントもみてみると・・・一見厳しい口調なんですけど、みてて自分も涙が出るくらい、ひとつひとつの作品に細かく改善できるようなポイントを書いてたりするんですよね。まさに温かい叱咤という表現がぴったりくる感じで。

    そういうのをみてると、
    「地方公演のあるものは特に、東京に住んでる人たちはしっかりと
    感想(出来れば今までの(東京公演しかなかった)作品との比較も含めて)を書かねばならないんじゃ?」
    と思ったりもしたのです・・それが駄作であれなんであれ・・(苦笑

    この作品・・今更何か書けるのか、次もっと頑張るのか(苦笑
    はちょっと自分自身まだよく分からないですが・・も少し頑張って書く努力をしてみます。まぁ今更書いても意味ないのは承知の上で・・。

  • プロ
    ってすごいですね。。

  • 満足度★★★★★

    美脚♪
     長澤まさみさん、ミニスカートからのびた御御足が美しすぎる。ただ美しいだけじゃなく、アスリートの足のような強靭さも持ち合わせていて、あーゆーのを「カモシカの足」と言うのだろう。美しい御御足が見られただけでチケット代のもとはとった気分。

  • 満足度★★★★

    こんなものか?
    長澤まさみさんは何年か後に再演したらもっと良くなっているかな。役をドライブできていたとは思えない。けど、好き。

  • 満足度★★★★

    良かった
    「甘え」以降、本谷作品が柔らかくなった気がする。悲惨なことにかわりはないのだけど、ラスト心がふわっとした。

  • 満足度★★★★

    とにかく「凄い」
    とりあえずこの劇は「凄い」。

    何が凄いって、「皆と繋がろう」と声だかに叫ばれているこの時期に、「人とのつながり」を徹底的に排除した話を書いたのも「凄い」し、
    長澤まさみさんに「落ちぶれた有名人」の役を割り当てたのも「凄い」し、それを演じきった彼女も「凄い」。とにかく「凄い」の連続でした。

    うーん、どうしたらこんな話思いつくんだろう。最後は相変わらずの本谷節だったけど、またそれもよいのです。元気になれるので。

    まあ、リリーフランキーは、ご愛嬌とということで。

  • 5人芝居じゃなかったのね
    5人芝居だとばっかり思っていたのに、幕が開いてみたら、舞台上にわらわら人がたくさんいて驚きました。過去の本谷作品で女優たちの別の顔をみせてもらっていたので、長澤まさみさんの別の表情を期待していのだが、強烈に毒を吐く役柄であったにもかかわらず、やはり持ち前のかわいらしさが勝っていたように思います。
    一方で、安藤玉恵さんのちょっと外側にいる人と言う感じがよかった。総じて、個人的にはちょっと物足りなさを感じました。

  • 満足度★★★★★

    何気ない狂気
    本谷有希子作品って、こんなに言葉に満ちていたっけ、と思いながらも、終盤、がくっと言葉に空白が生じる。あの空白にある、語られぬ狂気がゾクゾクする。震えと涙で、普段は買わないパンフレットまで買ってしまった。よかったです。

  • 満足度★★★

    すごく楽しかった
    ・・・けど、それは長澤まさみがこんなひどい役をやるか。ということに
    対してかもしれない。彼女は映画でしか見ていないけど、
    割といい人の役をやってきた感じだったので、
    こんな汚れ(?)役をやってイタイよな~という憐憫さが逆に面白くはあった。


    ネタバレBOX

    作家のファンたちってのがかなりひどくて、最初はこんなこと言うかな?と
    思ったけど、あーそれもわかるよなと思うくらい作家もひどかった。
    ファンみんな同じ印象だったので、もっといろんなタイプが混ざっていたら
    良かったのでは?
    リリーフランキーは良かった。安藤玉恵もそれなりに良かったんだけど、
    きっともっといい感じになるんじゃないのかな~と思った。
  • 満足度★★★

    終始
    重い内容でした。舞台が広いのでもう少し引きの席でもよかったか。蓄光テープが目立ってしまいました。カラオケBOXの美術は好きです。

    ネタバレBOX

    長澤まさみさんの使い方。とんがりさせすぎて観ててつらかったですね。
    ワークショップのみなさんもなんかどたばたとしてたようでした。最前列だったからでしょうか。
  • 満足度★★★★

    作家に容赦なく投げつけられる言葉が痛い。結末も痛い。
    作家に容赦なく投げつけられる言葉が痛い。結末も痛い。

    差別の対象者や、作家に容赦なく投げつけられる
    傷つける言葉の数々。
    10人程度でも、群れの中で生まれる感情。
    見ていて突き刺さるように痛い。
    そして、かなりエグイ、結末。
    それすら越える登場人物二人のクレイジーさ!



    長澤まさみ、初舞台は、まず成功。
    常にエキセントリックで、「普通の状態の演技」が観れませんでしたが。
    リリー・フランキーも初舞台なれど、
    こちらは非常に自然なオカマの演技が良かった。
    よくあるステレオタイプのオカマ演技でないところが。

    10人のファン像が、こちらはステレオタイプなのに苦笑しますが、
    集団心理から、隠れてぼそっと聞こえるように言われれる
    ちょっとした「中傷の言葉」が、刺さるように痛い。
    と、同時にリアルで怖い…。

    やはり、本谷有希子は凄かった。

  • 満足度★★★★

    ブラックだけど楽しめた
    女性作家が作ったにしてはブラックな内容で、2/3ぐらいまでは困惑してしまった。東宝が長澤さんの出演を、よくOKしたなぁーと心配した。

    ネタバレBOX

    全てを観終わって感じるのは、長澤さん演じるひろみは、やっぱり愛情を求めているのだと思う。薄っぺらなファンの同情は拒絶しているが、自らの傷を無条件に受け止めてくれるリリー・フランキーさん演じる真貴には、絶対の信頼を寄せていることからこのように感じた。

    観劇後には胸のつかえが下りたし、買う予定の無かったパンフレットを買ったので、十分におすすめできる芝居だと思う。

    カーテンコールで、初めて本谷有希子さんを見た。こんなに可愛い人が作・演出だったのかと、びっくりした。機会があれば、今後も本谷作品を観に行こう。
  • 満足度★★

    つまり、ひとことで言えば幼稚なのだ。
    人の繋がりの良い面と悪い面を描いた。と本谷さんは仰っていた。
    だが、それはあまり感じられなかった。
    人の悪意や善意のふりをした悪意というものはどこにでも転がっているものだろうし、一度人気を得た作家ともなれば、当然勝手なファンはいるものだろう。
    しかし、作家のファンたちを憎む姿を見ていると、「まだそんなところにいるのか」としか思えないし、ファンたちのあまりに薄っぺらな人間性を見ていると「この程度作家になら、確かにこの程度のファンしか付かないだろう」と思えてしまう。

    登場人物に誰ひとりまともな人間がいない。
    なのにイカレた話では決してない。
    おかしな話ではないのに、おかしな人間しか出ないというのでは観客を拒否した状態にあると言わざるを得ないと思う。
    それはわざとなのかもしれないが、いい年をして思春期かと思うような自己主張に客が合わせる義理はないと思う。

  • 満足度★★★★★

    ヘンキョウで大嫌いと叫ぶ
    魂を削るような快作。まるで狂ったような感情の激しいうねり。怒っていたかと思うと、次の瞬間笑い、泣き、ふさぎ込み、叫ぶ。2時間強の間、一体どこに着地するんだと思うくらい、主人公ひろみの感情はグルグルと回り続ける。今作も期待以上、やっぱり早くからチケット取って見に行った甲斐があるなぁって思う公演でした。

    本谷有希子の描く人間は、人間らしすぎる人間が魅力だと思う。独特で生きた言葉。肥大しすぎる自意識からくる妄暴走。普通を疑う姿勢からくる自由すぎる自由。人生にそんなに簡単に答えなんか出ないんだというスタンス。エンタメとしての公演の構成。簡単に答えが欲しいと思ってしまうと、本谷作品はどこか冗長に感じてしまうが、こんなに生き方を楽にしてくれて、どうしようもない人間の愛おしさを感じてくれる作家は、僕はまだ知らない。

    ネタバレBOX

     携帯小説家としてデビューし、今は若くして落ち目の女流作家ひろみ結城。トークショーに、親友でゲイの甘田と出演するも観客は少ない。トークショーの企画を立てた編集者は、この場から新たな企画を考えていた。それは、集まったひとみのファンに自由に質問させて、その赤裸々なトークを本にしようとするものだったが…。

    本谷さんの小説「ぜつぼう」にどこか類似を感じつつも、そこから飛躍して深化したなぁという印象の本作品。小説家としてファンが作り出す勝手な理想像と、実像とのギャップ。流行の一過性で、もてはやされたかと思うと突き放される。その構造は、物語としてとても面白い。「私の小説読んで生きる希望をもらったのなら返してよ」とか捨て台詞も秀逸。

    何より、魅力的に感じたのはひろみ(長澤まさみ)と甘田(リリーフフランキー)の葛藤。人とつながりたい、でもつながれない。期待して裏切られてまた期待して。〈人は簡単につながれる〉、ってどうして言えるのだろうか?〈人間はいくらでもやりなおしが出来る〉、ってどうして言えるのだろうか?世の中がみんなそうやって生きてるんだから普通出来るでしょうと迫ることに対して疑ってかかる。「人とつながることは暴力です。(つながろうとする)あなた達はモンスターです。」でも思いつめながらも、途中何度かありのままの自分を受け入れようとする。「人とつながることは大事です。つながることを否定することは悲しい人間です。」が、しかし。またすぐに落ち込んでしまう。勿論、現実でも物語でも1夜にして劇的に悩みが解消する訳がなく、答えも出ないのだけれど。その七転八倒する葛藤が魅力的だった。過去、何作品か見ているが、いつも暴走するのは主人公一人だった。でも今回は味方がいる。それはとても新鮮だと思った。普通の人の言葉は、主人公の人達には届かない。自意識にしろ、客観的にしろ、〈ぜつぼう〉を共有した仲間とだから分かり合える喜び。そして、その仲間とすら分かり合えない悲しみ。喜怒哀楽なんて区分けでは出せない感情を呼び起こされて、とても共感する。

    「3・11」と関連させる意図は感じなかったけれど。でも、「つながろう日本」に息苦しさを感じてしまう人は少なからずいるはずだ。「つながりたい、でもつながれない」。考えれば考えるほど、真面目であるが故に答えの出ない実像探しにグルグルと迷いこんでしまうのだ。それでも生きていくしかない。でも、考えずに考えずにただ逃げ出すことを許さない〈普通の世間〉の息苦しさと戦って生きていくことはどうしてこんなにしんどいんだろうか。

    な~んて。好き勝手書いてる僕も、当然浮ついた1本谷ファンに過ぎないんです。勝手に作品に惚れ込んですみません。…って謝ってもダメならどうしたらいいんだ~。とりあえず、今後の活動にも期待っっ!!
  • 満足度★★★★

    善意と悪意
    無意識の悪意というか、よくこんな事書けるなと思った。
    長澤さんもリリーさんも初舞台ですごいなと。

    ネタバレBOX

    次回本公演が2012年秋って、遠すぎる・・・
  • 満足度★★★

    遠慮した?
    長澤まさみは想像以上に良かった。
    一つの作品としては楽しめるのだが。

    ネタバレBOX

    本谷作品であることを考えると何か物足りなさが残った。
    こういう客の勝手な思い込み、期待が作家を苦しめるのだろうか。
  • 初本谷作品
    初めてだけど、多分今迄の作品とは違うんだろうな・・・と思った。
    何なんだろう、この何にも残らないのは、周りの役者さんが良い分、主役の二人はもっと心からはじけてほしかったな。

  • 満足度★★★

    分かっちゃいたけど
    俺が観たい長澤まさみではなかった。
    美脚以外は…。
    中途半端にライトなものを作られるよりは良かったけど、
    次は分かってる演出家の作品に出て欲しい。
    リリーさんは舞台もいける。
    やっぱり北川麗は声がいいね。

    ネタバレBOX

    ある種の人間の悪意や気持ち悪さは十分出ているので、
    長澤目当ての客は二度と演劇観ないだろう。
  • 満足度★★★★

    休憩無は腰が痛い
    本谷作品は毎回観劇。パルコらしいオシャレな舞台セット。毒を吐き続けているのを聞いてるうちにスッキリした自分がいる。最後も何か納得して満足な内容でした。

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