満足度★★★
病み方が半端ネ~!
公演予定日が度々順延されたり、稽古開始後も本が出来上がって来なかったりで、かなり悩んだ末の作品と推測。回を増す度に病み方が半端無くなり、作者自身が心の病?と感じる様な作品に・・“本谷さん”の狙い通り!?
7月17日の「僕らの時代(フジ)」の画面を通して拝観した、「まったり」「おっとり」とした風貌・所作からは、全く想像ができない作品へ・・。
拙い観劇経験で恐縮ではございますが、大別して女流作家さんは、繊細でバランスの取れた正統派(+スタイリッシュな方もおられる)さんと、ディープな作品を書かれる方に別れ、後者さんが最近、行き詰まっていっている感がある様に思います。本作は、ギリギリで付いて行けましたが、次回作は、延長線上の更なる高見(非日常の先)を目指されるのでしょうか?目に見えない期待に押され此の儘進むと、ジャンルの違った作品になってしまうのでは?と気がかりです。はたまた、路線の多少の変更もありで、ちょっぴりマイルドな方向性は・・無いのかなぁ~。ほんの少し、欠片でも良いのですが、笑いの要素がある作品を期待します。です。
主役の御二方は共に初舞台、御苦労様でした。大したもんだ、特に“長澤さん”は棒読みの長台詞があったものの凄さを感じました。他のキャストさんもとても良かった・・の印象です。☆3.3
<ハナモズクさんのコメント>
驚異的な芝居でした!!長澤さん、リリーフランキーさん、初舞台とは思えない程、迫力のある素晴らしい演技でした。☆3
満足度★★★★
そういえば・・
今更なんですけど、自分も観てたんだな、と思い出しました・・(苦笑
観てきたことだけのアピールのためにあえてここに書く意欲はなかったのですが、
2011年の他の人たちのランキングから興味を持った
九州の人たちのコメントを見ていたら・・
この作品についても、非常に率直で納得できるコメントがいくつも散見されたので、
「ああ、自分も頑張って書かなければ・・」
と思ったりもしたので(汗
自分も今までいくつか本谷作品は(これも含めて)観ています。
一度などは会場に行って当日券とっくに無くなってるな・・と思って帰ろうとしてたら
チケットを原価で譲ってくれた親切な人がいて(その節はどうもありがとうございました、見知らぬ人(汗)観れたこともあったり・・。
今回の作品はどういう位置づけなのかな・・と思っても、何を書いてみても
(実は)長澤ファンなんじゃ?とか(つか自分ほとんどテレビみてないんで顔も知らない・・)今回は本谷作品に厳しいんじゃ・・?みたいになりそうで、どうしたもんだか・・(考えすぎ)と思いあぐねてるうちに・・
「まぁ、観てないってコトで良いのかな?」
とも思ってたんですが、なんだか先ほどの九州の方たち、この作品以外の昔のコメントもみてみると・・・一見厳しい口調なんですけど、みてて自分も涙が出るくらい、ひとつひとつの作品に細かく改善できるようなポイントを書いてたりするんですよね。まさに温かい叱咤という表現がぴったりくる感じで。
そういうのをみてると、
「地方公演のあるものは特に、東京に住んでる人たちはしっかりと
感想(出来れば今までの(東京公演しかなかった)作品との比較も含めて)を書かねばならないんじゃ?」
と思ったりもしたのです・・それが駄作であれなんであれ・・(苦笑
この作品・・今更何か書けるのか、次もっと頑張るのか(苦笑
はちょっと自分自身まだよく分からないですが・・も少し頑張って書く努力をしてみます。まぁ今更書いても意味ないのは承知の上で・・。
満足度★★★★★
美脚♪
長澤まさみさん、ミニスカートからのびた御御足が美しすぎる。ただ美しいだけじゃなく、アスリートの足のような強靭さも持ち合わせていて、あーゆーのを「カモシカの足」と言うのだろう。美しい御御足が見られただけでチケット代のもとはとった気分。
満足度★★★★
とにかく「凄い」
とりあえずこの劇は「凄い」。
何が凄いって、「皆と繋がろう」と声だかに叫ばれているこの時期に、「人とのつながり」を徹底的に排除した話を書いたのも「凄い」し、
長澤まさみさんに「落ちぶれた有名人」の役を割り当てたのも「凄い」し、それを演じきった彼女も「凄い」。とにかく「凄い」の連続でした。
うーん、どうしたらこんな話思いつくんだろう。最後は相変わらずの本谷節だったけど、またそれもよいのです。元気になれるので。
まあ、リリーフランキーは、ご愛嬌とということで。
5人芝居じゃなかったのね
5人芝居だとばっかり思っていたのに、幕が開いてみたら、舞台上にわらわら人がたくさんいて驚きました。過去の本谷作品で女優たちの別の顔をみせてもらっていたので、長澤まさみさんの別の表情を期待していのだが、強烈に毒を吐く役柄であったにもかかわらず、やはり持ち前のかわいらしさが勝っていたように思います。
一方で、安藤玉恵さんのちょっと外側にいる人と言う感じがよかった。総じて、個人的にはちょっと物足りなさを感じました。
満足度★★★★★
何気ない狂気
本谷有希子作品って、こんなに言葉に満ちていたっけ、と思いながらも、終盤、がくっと言葉に空白が生じる。あの空白にある、語られぬ狂気がゾクゾクする。震えと涙で、普段は買わないパンフレットまで買ってしまった。よかったです。
満足度★★★
すごく楽しかった
・・・けど、それは長澤まさみがこんなひどい役をやるか。ということに
対してかもしれない。彼女は映画でしか見ていないけど、
割といい人の役をやってきた感じだったので、
こんな汚れ(?)役をやってイタイよな~という憐憫さが逆に面白くはあった。
満足度★★★★
作家に容赦なく投げつけられる言葉が痛い。結末も痛い。
作家に容赦なく投げつけられる言葉が痛い。結末も痛い。
差別の対象者や、作家に容赦なく投げつけられる
傷つける言葉の数々。
10人程度でも、群れの中で生まれる感情。
見ていて突き刺さるように痛い。
そして、かなりエグイ、結末。
それすら越える登場人物二人のクレイジーさ!
長澤まさみ、初舞台は、まず成功。
常にエキセントリックで、「普通の状態の演技」が観れませんでしたが。
リリー・フランキーも初舞台なれど、
こちらは非常に自然なオカマの演技が良かった。
よくあるステレオタイプのオカマ演技でないところが。
10人のファン像が、こちらはステレオタイプなのに苦笑しますが、
集団心理から、隠れてぼそっと聞こえるように言われれる
ちょっとした「中傷の言葉」が、刺さるように痛い。
と、同時にリアルで怖い…。
やはり、本谷有希子は凄かった。
満足度★★★★
ブラックだけど楽しめた
女性作家が作ったにしてはブラックな内容で、2/3ぐらいまでは困惑してしまった。東宝が長澤さんの出演を、よくOKしたなぁーと心配した。
満足度★★
つまり、ひとことで言えば幼稚なのだ。
人の繋がりの良い面と悪い面を描いた。と本谷さんは仰っていた。
だが、それはあまり感じられなかった。
人の悪意や善意のふりをした悪意というものはどこにでも転がっているものだろうし、一度人気を得た作家ともなれば、当然勝手なファンはいるものだろう。
しかし、作家のファンたちを憎む姿を見ていると、「まだそんなところにいるのか」としか思えないし、ファンたちのあまりに薄っぺらな人間性を見ていると「この程度作家になら、確かにこの程度のファンしか付かないだろう」と思えてしまう。
登場人物に誰ひとりまともな人間がいない。
なのにイカレた話では決してない。
おかしな話ではないのに、おかしな人間しか出ないというのでは観客を拒否した状態にあると言わざるを得ないと思う。
それはわざとなのかもしれないが、いい年をして思春期かと思うような自己主張に客が合わせる義理はないと思う。
満足度★★★★★
ヘンキョウで大嫌いと叫ぶ
魂を削るような快作。まるで狂ったような感情の激しいうねり。怒っていたかと思うと、次の瞬間笑い、泣き、ふさぎ込み、叫ぶ。2時間強の間、一体どこに着地するんだと思うくらい、主人公ひろみの感情はグルグルと回り続ける。今作も期待以上、やっぱり早くからチケット取って見に行った甲斐があるなぁって思う公演でした。
本谷有希子の描く人間は、人間らしすぎる人間が魅力だと思う。独特で生きた言葉。肥大しすぎる自意識からくる妄暴走。普通を疑う姿勢からくる自由すぎる自由。人生にそんなに簡単に答えなんか出ないんだというスタンス。エンタメとしての公演の構成。簡単に答えが欲しいと思ってしまうと、本谷作品はどこか冗長に感じてしまうが、こんなに生き方を楽にしてくれて、どうしようもない人間の愛おしさを感じてくれる作家は、僕はまだ知らない。
初本谷作品
初めてだけど、多分今迄の作品とは違うんだろうな・・・と思った。
何なんだろう、この何にも残らないのは、周りの役者さんが良い分、主役の二人はもっと心からはじけてほしかったな。
満足度★★★
分かっちゃいたけど
俺が観たい長澤まさみではなかった。
美脚以外は…。
中途半端にライトなものを作られるよりは良かったけど、
次は分かってる演出家の作品に出て欲しい。
リリーさんは舞台もいける。
やっぱり北川麗は声がいいね。
満足度★★★★
休憩無は腰が痛い
本谷作品は毎回観劇。パルコらしいオシャレな舞台セット。毒を吐き続けているのを聞いてるうちにスッキリした自分がいる。最後も何か納得して満足な内容でした。