満足度★★★
堪能
舞台「罠」、映画「8人の女たち」、ロベール・トマは大好きです。以前、サンシャイン劇場で、「罠」を観ましたが、もっとコメディタッチで楽しかった。映画の「8人の女たち」は、監督がオゾンで、ベアールほか、フランスを代表する女優達の競演が凄かった。それらに比べると、少し驚きとフランスらしさが物足りない感じでしたが、コングさんや堀内さんの魅力に満足でした。
満足度★★★★★
えぇっ!!
予想はしてたものの、見事な大どんでん返しでした。
橋本さとしさんの二役も良かったし、コング桑田さんのむちゃくちゃいい声もステキでした。
大どんでん返しとストーリー展開で変わっていく演技、見ごたえある俳優、セリフの応酬を楽しむ 「罠」のトマ脚本。
やっと来た!大好きなのに非常に少ない推理劇。
サスペンス・ミステリー・ストレートプレイです。
年に数本しかないうえに、その半分以上が1,2年のうちの再演で(トマの「罠」とか、「マウストラップ」「ブラックコーヒー」とか)、なかなか未見の作品にはありつけません。
本作は「罠」や「8人の女」のロベール・トマの脚本。
“フランスのヒッチコック”と言われる人です。
「罠」は観たので、同じ作者の本ということを考えながら先を予想しながら観ていたのですが、よく考えると同じパターンかな、とも?
漢字をネタにしたセリフが4,5回くらい?ありましたが、フランスの話のつもりで観ているので、ちょっとそぐわない感じで残念。
それより出演者がお気に入りの人ばかりでうれしい。
橋本さとしさんの一人二役はかっこよく弟役も可笑しくて。
出ずっぱりで話の中心になる中越典子さんは変わらずうまいです
状況の変化に従って気持が揺れ動いていく、突発的な問題にめげそうになりながらも強い意志を持って進んでいくように変わっていく様子が、非常に自然に演じられてます。
これまた上手いのが堀内敬子さん。特に前半は、ユーモラスな演技で、中越さんとの掛け合いも楽しく、話を引っ張っています。
山西惇さんも真面目そうだったりしたたかだったり。
そして、リリパッドアーミーIIのコング桑田さん、パッフレット写真のカッコイイこと。
警察署長は、ごくごく普通ですが、要になる重要な役だと思います。
(でも数回軽く噛んでたのが…)
俳優さんたちの様々な演技、数多いセリフを楽しみました。
満足度★★★★
騙され勝ちの芝居です
作者の作劇パターンを知っていると、最後の展開は読めるとも思うのですが、それでも、尚且つ、愉快に、ドキドキしながら、ずっと舞台を凝視して観られて大変、満足行く観劇となりました。
何しろ、橋本さとしファンとしては、こんなに、おいしい芝居はありませんし…。
最前列中央で観た中越さんの美しさには惚れ惚れするし、堀内さんの益々磨きが掛かったコメディエンヌ振りは愉快だし、山西さんの性格俳優振りはお見事だし…全体的に役者力が安定していて、楽しく、サスペンスを堪能できて、幸せでした。
私の若い頃は、大手演劇興行会社には、きちんと演劇がわかる人がたくさんいらして、素晴らしい演劇供給をして下さっていましたが、最近は、チケット発売前から、素人にも、売れないのが一目瞭然な馬鹿げた企画が蔓延する中、キューブは、今一番、人材の宝庫で、役者、作家、演出家と、ツワモノ揃いの制作会社。とにかく、他に発注せずに、自前で、こんな舞台を制作できてしまうのが、スゴイと、変な視点からも、いたく感激致しました。
満足度★★
みた
一幕目が長くて寝入った。もっと短くても良いと思った。
品のいい笑いばかりだったからかも知れない。
逆にもう少し丁寧に描いてもいいだろうという場面が後の方にあって、緩急のバランスが乱れていたようにも思う。
また、どんでん返しはあっても、伏線がない。
ひっくり返せばいいと言うものではない。
このあたり、演出でどうにかできなかったものかなあ。
ターゲットは明確
物語は二転三転しながらコミカルかつテンポ良く進むが
“水戸黄門”的オチには、少々唖然。
脚本のベタな部分を
演出力と役者陣の力業とで凌ぎ
広範な客層に楽しめる作品に仕上がっているとは思う。
赤いプロセミアムが印象的。
満足度★★★★
どんでん返しの返し!
流石に大きな舞台だけあって、セットは流石。しかし物語りはよくある展開でベタといえばベタ。だけれど、そこそこ笑える部分もあって、楽しめる。けれども、公演時間が長すぎ!
以下はネタばれBOXにて。。