期間 |
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/30 (日)
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出演 |
亀島一徳[ロロ]、重岡漠[青年団]、清水久美子、福原冠[国道五十八号戦線]、JohndePerczel[空(UTSUBO)] |
脚本 |
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演出 |
杉原邦生 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 2,800円
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公式/劇場サイト |
http://kinoshita-kabuki.org
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
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説明 |
歌舞伎の演目の中でも特に人気の高い『勧進帳』。現在は<忠義>の物語として知られ、GHQに上演を禁止された歴史も持つこの演目ですが、そもそも時の権力者である源頼朝に逆らう義経一行の物語であることからも、どちらかと言えば<反忠義>、もしくは<忠義/反忠義>の境界線での物語であることがわかります。またこの問題以外にも、様々な<関=境界>について語られていく演目でもあります。木ノ下歌舞伎では『勧進帳』を「<関=境界>をめぐる物語群」として捉え、新たな視点から作品を構築していきます。 木ノ下歌舞伎の主宰である木ノ下裕一が監修・補綴を務め、こまばアゴラ劇場が主催する舞台芸術フェスティバル〈サミット〉の現・ディレクターでもある演出家・杉原邦生が演出と美術を担当します。これまでも木ノ下歌舞伎で多くのタッグを組んできた2人が、横浜の地で作り上げる『勧進帳』。歌舞伎十八番の中で最も人気の演目がどんなフィルターを通して立ち現れるのか。ご期待下さい。
あらすじ 源頼朝(みなもとのよりとも)の怒りを買った源義経(よしつね)一行が北陸を通って奥州へ逃げる際の加賀国、安宅(あたか)の関*1での物語。義経一行は武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)を先頭に山伏(やまぶし)の姿で通り抜けようとするが、関守(せきもり)の富樫左衛門(とがしのさえもん)の元には既に義経一行が山伏姿であるという情報が届いていた。焼失した東大寺再建のため勧進*2を行っていると弁慶が言うと、富樫は勧進帳*3を読むよう命じ・・・。
*1安宅の関…減税の石川県小松市に位置する関所(交通の要所に設置された徴税や検問のための施設)のこと *2勧進…寺院の建立や修繕などのために、信者や有志者を説きすすめてその費用を奉納させること *3勧進帳…勧進の目的について書かれた巻物形式の趣意書。当然、ニセ山伏の弁慶は持っていない。
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その他注意事項 |
毎公演終演後、木ノ下×杉原のアフタートーク開催!ゲストもあるかも? |
スタッフ |
監修・補綴|木ノ下裕一 美術|杉原邦生 照明|伊東泰行 音響|高橋麻衣 衣裳|飯田裕幸 舞台監督|大畑豪次郎[MOKK] 宣伝美術|相模友士郎〈横浜ver.〉・天野司朗〈京都ver.〉 制作|本郷麻衣
特別協力|急な坂スタジオ 共催|NPO法人STスポット横浜〈横浜〉・アトリエ劇研〈京都〉 助成|アサヒビール芸術文化財団・芸術文化振興基金 企画・製作・主催|木ノ下歌舞伎 |
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