露出狂 公演情報 露出狂」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 63件中
  • 満足度★★★★★

    初めて
    柿喰う客に出会った作品。これを観て以来柿の、そして中屋敷さんの作品のファンになりました。

  • 満足度★★★★★

    何だか弾けてたなー☆
    その勢いだけのような気もしていたが実はない。

    それだけではない。
    容易周到さと、人を食う辺りはなかなか!

    新良さんが胸をばんばんと叩くのが印象的でした!

  • 満足度★★★★

    キャラが立っている
    女性ばかり14人の芝居なのに
    それぞれのキャラが立っていて
    うまく機能していた。

  • 柿のスタイル
    『悪趣味』『すこやか息子』に続き、三作目の柿。柿のスタイルは「形」あるいは「型」だと思う。作品のどこまでを形づけて演出しているのかわからないけれど、出来上がる作品は柿特有のものである。結局劇団の良さというのは、いつ見てもその独特さがあること。そういった個性はプロデュースでは出すことが出来ない。柿の公演はよく言われるようにお祭りだから、「観に来たら高揚感に満たされる」感覚に嵌る人が多いのも納得。ただアクが強いのも事実だから、全員が全員手放しで柿を褒めているかのような状況も不思議な感じはする。

    物語は人間関係を見せているだけで深さとかはあったもんじゃないんだけど、その人間関係がとてつもなく破天荒でそれだけで面白い。そしてその少ないとは言えない出演者を、これほど魅力的に演出するのは中屋敷さんのすごさ。圧倒的な個性でどの役も引けをとらない。特に目が行ったのは七味さん、コロさん、深谷さん、岡田さん、熊川さん。

    『悪趣味』の時はギャグに次ぐギャグで、本気で周囲に申し訳ないほどツボってしまい、必死で笑いをこらえながらもぶははと吹き出していたので、そういった終始爆笑させるところがなかったのは個人的に残念ではある。もちろんそんなことは観客のエゴでしかないけどね。

  • 満足度★★★★★

    今公演2回目の鑑賞です。 「柿喰う客」ならではのナンセンスパワーが炸裂!しかも14人全員女性! 女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!
    今公演2回目の鑑賞です。
    青春バクハツ!
    女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!
    「柿喰う客」ならではのナンセンスパワーが炸裂!
    しかも14人全員女性!

    今日も最前列。
    でも今日は劇中ネタで「ハッピーターン」をもらっちゃいました。(^^)
    あと、劇中一発芸「欽ちゃんの仮装大賞・お好み焼き編」は、
    アドリブとか日替わりネタとかではなかったんですね。

    そして、最前列だとキックが当たりそうで怖い。
    迫力満点。
    舞台上の熱気がむんむん伝わってきます。
    濃すぎて「湯あたり」しそう…^^)

    日替わりアフタートークは、代表+コロさんとマイマイ役の山脇ゆいさん。
    ヨーロッパ企画所属だけあって?あの登場人物の中では一番ふつうの役だったような。

  • 満足度★★★★★

    大阪で観ました。
    パワフルな芝居。女の子がいっぱい。
    柿喰う客ならではのオリジナリティーあふれるストーリーと言葉遊びと疾走感。
    好きです。

  • 満足度★★★★

    演劇マシンたちのまばゆい疾走
     某女子高サッカー部のあられもない痴態と猛スピードの栄枯盛衰。マシンガンのように打ち込まれる膨大なセリフで約100分を一気に駆け抜けます。

     サル山をイメージしたという美術は“お山の大将”“猿真似”といった文字通りの意味も連想させますが、私にはバベルの塔にも見えました。サッカー部の荒くれ女子部員たちが、高みを目指すが地に落ちることを繰り返し、それでもまた上を見上げ続ける人類をあらわしているとも受け取れました。
     そして「高天原女子高校」という名前もいいですね!高天原といえば日本神話ですが、ギリシア神話の神々の戯れや死闘とも重なりました。※高天原は中屋敷さんの脚本によく登場します。

     ラストシーンはさておき、よく計算された脚本だったと思います。登場人物の名前を連呼することで、14人の女子高生の顔と名前が素早く一致して、難なくストーリーについていけるようになります。名づけ(役名やキャッチコピーなど)のセンスも冴えており、鮮やかなひとことで役を輝かせました。
     ある脚本・演出家がおっしゃっていたのですが、本来ならト書きになるような情報が、全てセリフの中に書きこまれているのも中屋敷さんの脚本の特徴です。「誰が、何をして、どうなった」とはっきりセリフで説明してしまうのですが、それが単調な言葉の羅列で終わらず、ぐっと空間の厚みを増すように演出されているのが素晴らしいです。

     演技(発声)方法は好みが分かれるところかと思いますが、私は俳優の身体を、今作については女性らしさをあからさまに利用していることに、潔さというか、プロ意識を感じます。
     女優たちはある型に沿った、いわば振付どおりに動き語ります(そのように見えます)。決まった形と言えど切り替えが頻繁かつ早いので、なぞるだけでも難易度が高いです。体の動きだけでなく感情の揺れも小刻みですから、体と一緒に気持ちもパキパキとコントロールする必要があります。それらの技をこなしつつ、出演者全員がそれぞれの持ち味を発揮するという贅沢を味わえました。

     劇団員の3人をはじめ客演常連の方々のいつもながらの凄味と安定感が嬉しく、初出演(だと思われる)の方の今まで気づけなかった魅力も発見できました(例えば劇団競泳水着の細野今日子さん)。
     中でも「ブス」と言われ続けるウツボ役の七味まゆ味さんにはノックアウトされました。ウツボの人物紹介は「大胆不敵なサッカーサイボーグ!」でしたが、七味さんは演技サイボーグですね!

     制作面では1週間以上の公演を盛り上げるための工夫がいいですね。終演後に色んなイベントがあり、チケット価格もそれに合わせて数種類あります。物販コーナーも充実していました。
     全配役をシャッフルする「乱痴気」ステージは今や柿喰う客ではおなじみのイベントですが、2通りの稽古をしているのは単純に考えても大変でしょうし、観客へのサービスという面だけでなく、俳優養成の意味でも大いに役立っているのではないかと思います。

    ネタバレBOX

     1期生、2期生、3期生それぞれのサッカーに賭けた青春を描き、最後は1期生のヒル(深谷由梨香)が舞台上に残ります。乱交でチームワークを保っていた同級生4人が卒業してバラバラになり、ヒルが悲しくたたずんでいると、ゴキ(熊川ふみ)が現れます。そこでなぜかサッカー部に入部する3年前の春へと場面転換。「これが終わりの場面ですよ」ということはわかりましたが、なぜその場面で終わることを選んだのか、すっきりと腑に落ちませんでした。
     回想シーンだと素直に受けとめると、「そして人はまた愚行を繰り返す」といった印象を与えるいわゆるリプライズの効果や、もしかしたら「すべてはヒルの空想だった」という夢落ち・・・などと色んな可能性を考えられたのは面白かったです。

     中屋敷さんの作品を観終わった時にいつも私の心に残るのは「中屋敷さんってなんて凄い人なんだろう!・・・でももっとできるはず」という不完全燃焼な後味。それは今回も同じでした。一観客のわがままにすぎませんが、いつか「とうとう100%以上のものをつぎ込んでしまった・・・!」「振りきれて一周回って帰って来て、また遠くに飛んで行っちゃった!」ぐらいの(笑)、とんでもない問題作を書いてくださることを期待します。
  • 観ました。
    初柿でした。好き。

  • 満足度★★★★

    楽しかった
    やっと観れました。人気あるのに納得。特別光る役者さんはいないものの、みんなテンション上げてやっていて楽しませていただきました。 ちょっとこなしている感出ている所もありましたが。 セットが面白かった

  • 満足度★★★★★

    すさまじすぎる
    テンション上がりっぱなし、キャラ立ちまくりの100分間。
    なぜこれほどのものを作れるのか甚だ不可思議。

    ネタバレBOX

    サッカー部という形はあるけれどサッカーシーンは無い。
    だけどスポ根(魂?)ものとしては限りなく完成型に近い。
    一見すると過激で不条理極まりないストーリーなのだけど、説得力を持たせるための小さな仕掛けを沢山用意しているので、スンナリと飲み込んでいける。

    何より14人の登場人物、設定と配置が絶妙。
    完全な善人も悪人もいない上にそれぞれの思考に理由があることが分かりやすく描かれるから誰一人として嫌いになれない(個人差はあるだろうけどね)。
    「部活=閉鎖的社会」を如実に表した狭い作りのセットをものともせず、あちらこちらで活き活きと動き回る女優陣が本当に魅力的。

    ゴキ:周囲に振り回されているようで実はその空気を支えてる。部活の部長っていうのは案外こういうタイプこそがうまく務め上げちゃうんだよね。そんな抑えた立場を熊川ふみ嬢が好演。

    サソリマチ:話をドカドカ転がしていく体育会系ヤンキーキャラをコロ氏(「嬢」はなぜか使えない。無論、褒め言葉だ)が熱演。時々ツッコミに回れる器用さも必要で、劇団員としての信頼を感じる配役。

    シラミネ:頭脳派でメガネで巨乳でガーターベルトのストッキングってまるでそういうゲームかコミックから出てきたような奇跡のキャラ立ちじゃないだろうか。新良エツ子嬢が好演。

    ヒル:すごく強い意思を持っているからこそテンションの振り幅もひときわ大きくて、この作品の中でも一番大事なテーマを体現しているキャラなんだろうなぁ。深谷由梨香嬢が相変わらずの熱演。

    クラゲ:ストーリーの半分以上を狂言回しする役割にも関わらず、独創的な喋り方、佇まいは崩さない。ものすごい技術を要する役だったと思う。岡田あがさ嬢が好演。

    ノミヤ:外見は普通、というかむしろ地味な雰囲気なんだけど、ストーリーが進むにつれ内面からぶっ壊れていく様に戦慄すら覚える。中盤からますます話をややこしくしていくキーキャラクター、右手愛美嬢が熱演。

    ガマゴオリ:非常にわっかりやすいヤンキーの後輩キャラ。最も周囲に翻弄された、最も愛するべきキャラの一人かもしんない。おいしいシーンも他に比べて多めだったな。梨澤彗以子嬢が熱演。

    ハエダ:ガマゴオリ同様に、サッカー部に勧誘されなければもう少しは幸せな道を歩めていたであろうかわいそうなキャラ。ま本人がある場面で見せた小さな欲のせいもあるんだろうけどね。佐藤みゆき嬢が好演。

    ウジガワ:ハエダの腰ぎんちゃくのような登場をしながらも、サッカーの実力は一番下というアドバンテージ(?)が中盤の展開を面白くする、うまいポジションのキャラ。細野今日子嬢が好演。

    マイマイ:「いっしょうけんめいなまねーじゃー」キャラと思いきや終盤での豹変が見事にキマってた。あんなエネルギーを隠し持ってるとかズルすぎる。山脇唯嬢が熱演。

    ハブ:サソリマチとカブり気味な部分はあるが、サッカーの実力ナンバー1(=ウジガワの対極ポジション)がゆえにややこしさに拍車をかける。なにげに一番純粋にサッカーを楽しもうとしてた人なんじゃないかしら。佐賀モトキ嬢が好演。

    コウモリ:キャラ立ちナンバー1。3期生の人間関係の中枢を担う上に、独壇場タイムまでもらっちゃって、とにかくおいしすぎる。山本真由美嬢が怪演。

    クモン:控えめなポジションながら確かな存在感を示す。何よりもクオリティの高いカタコト喋り。わざとらしくないカタコト喋りってネイティブな日本人には難しいはずだぞ。八木菜々花嬢が好演。

    ウツボ:外見から物腰から所作に至るまでインパクト絶大。存在感は間違いなくナンバー1(キャラ立ちとは違う次元にある)。理屈じゃ説明つかない化物キャラクターを七味まゆ味嬢が超怪演。

    これだけの顔ぶれが揃って、これから先、再演なんて可能なんだろうか。
    観て損はない、どころじゃない。観ない人は損してるレベル。
    まだの人は今すぐ劇場へ急げ。
  • 満足度★★★★

    ものすごいパワー
    初の柿喰う客。

    人間の持っている、力、勢いを表現したいとのアフタートークの通り、役者のテンポ、元気さを物凄く感じた芝居でした。

    すべて女優だけの芝居。
    キンキン声が耳につき、耳障りに感じてしまった半面、それも女性ならではの感情表現のひとつ。


    元気な劇団「柿喰う客」ストレートに色々と表現できるのは魅力です。

  • 満足度★★★★

    この先にある作品を観たい
    女優だらけでも、力強い作品でした。柿喰う客の劇団員は3人だけと少数派ですが、どこからどう見ても柿喰う客の作品になっている点は、脚本家・演出家中屋敷法仁の力によるものでしょう。

    ネタバレBOX

    中屋敷法仁作品での特徴だと思うのは、性的な表現は台詞としてはこれでもかというぐらい出てくるにもかかわらず、それを直接的には表現しない品の良さを感じます。
    また、一つ一つの作品に、自分なりの課題を定め、それを解決していくという作り方をしているように見受けます。
    今作品も、あれだけの女優陣を束ねて作品を提示していく力は見事です。自分の劇団では魅せないような側面をきっちりと引き出す演出力もさすがだと思います。
    でも、もっと複合的に力を発揮する、こんなことやってしまったら、もう次はないのではないかと言うぐらいに、中屋敷さんの力を200%出しきった作品を観たいと思います。
  • 観劇
    あつーい公演でした!!!

  • 満足度★★★

    んーーー、こんなものだったか・・・
    東京千秋楽の最終公演を運良く観劇。
    前回の乱痴気と比較すると正直物足りない。
    もちろん上手い人も居たが…。
    公演数多すぎで、役者さん達も疲れちゃったかな???

    ネタバレBOX

    初回の乱痴気は最前列で観たこともあり、熱気ムンムンで
    役者さんのパワーが一瞬も途切れることなくエンディングを迎え
    ホント満足でした。

    ただ、2回目と言うこともあるのか、前回の乱痴気の配役の方が
    断然良い印象で、本公演の配役に満足できなかった。

    しかしそんな中でも、岡田あがささん、右手愛美さん、
    深谷由梨香さんには大満足。

    逆に劇団員のコロさん、七味まゆ味さんは、かなり不満。

    他の人も、乱痴気の配役のときの方が断然良かった。

    まぁ、個人的な感想ですので。
  • 満足度★★

    冗長で退屈(劇団初見の意見です)
    最近のアゴラ劇場等で行われる芝居に物足りなさを感じていたので「反・現代口語演劇」の旗手という文句に誘われ期待して観ましたが、なぜか同じような物足りなさを感じました。それは演劇その他の手法を上手く使っているように見えて、実はそれらの手法によりかかっているところです。

    ネタバレBOX

    全体を貫いていたテーマは所有/非所有(=束縛/非束縛)だったと思う。
    ・チームワーク(全員を束縛)を優先するか
    ・私情(好きな人を束縛)を優先するか
    ・結果(自分を束縛)を優先するか
    もちろんサッカーの試合の結果は芝居であっ気なく描かれる通り、余り重要ではないし上記に上げた三つの束縛のうちどれが良いとか悪いとか言う問題でもない。14人の公私入り乱れた、不毛ともいえる束縛のし合いが、この芝居の見せ所であった。
    そこには、あえて手放すことで束縛したり、無自覚に束縛をしたり、わざわざ束縛されたり、と多様な束縛/非束縛の関係が蠢いていた。しかしその関係は何事もなかったかのように卒業し別れてしまうものでもある。友情(?)という束縛の面倒臭さみたいなものをありのままにカラフルに描いていた。

    ところで
    この芝居の特徴として、「事前にルールが明示される」というのがある。
    ・話は三年前に遡る。(三年分の歴史を追うという明示)
    ・アベックを作ってチーム力をつけよう。
    ・3期生の間で些細な出来事があった。
    などといったモノローグで事前にこれから行われることを説明する。
    あるいは台詞、及び演技(どこかのアニメや漫画から(意識的)に集めたもの=つまり事前に観客が知っている=ステレオタイプ化)、もそうであるし、全員必ず舞台上にいる、というルールも含めて事前に観客に明示されている。
    そのように隠し事ができないルールを設定し、さらにそこで束縛の関係を描く。それは役者へのプレッシャー(=束縛)である。そこまで追い込んだ末にでてくる役者の衝動、ルールからはみ出た(「露出」した)不定形なもの、それを演出家は期待していたのだと思う。それはこのサッカー部の物語内で束縛が反転し、予想を超えたチームワークとして機能することとパラレルの関係にある。

    しかし私にはそれが見受けられなかった。ただ冗長で退屈で正直眠気すら感じてしまった。
    なぜか。それは閉じているからだ。これはルールを厳密にしたからでは決してない。
    ルールはたくさんあるが、その方向性が似ていて無理がないのだ。だからこの物語(作品・演技)が思いもよらないところで結びついたり、あるいはぶつかり合い破綻したりというところがなく、つつがなく進行してしまっている。その一見、過激な演出も多視点的な舞台美術も実にお行儀よく狭いルールに収まっている。確かに、女優陣は声を張り上げ、迫真の演技で舞台を駆けまわっていた。それがしかし空回りしていたのはルールで縛っていたというより単純に芝居が整理されていただけだからだ。

    ここまで高評価のレビューが多いので、こんなこと言うのもおこがましいが
    ここの演出家は非常に器用で自分なりのテーマを持ち(?)、外部への進出も積極的でかつ多作である。
    しかしもう少しそのスピードを緩め、じっくりと自分の作品・演出に「外部」(客観性ではない)を持ち込むやり方を考えるといいのではないだろうか。
    偉そうにすみません。是非、反論・コメントして下さい。
  • 満足度★★★★

    ベタの極限に現れる闇
    女子高サッカー部の「チームワーク」のありようと、その栄枯盛衰変遷を描く、ハイテンション・エンターテインメント。でも、その先に表現されたのは、言い知れない「闇」のようなものでもあったと思います。

    耳の中で残響が唸るほどのハリハリの発声、かえって眩暈がしそうにキレキレの身体。そして分かりやすい(気がする)ストーリーと様式美といってもよいせりふまわし、下品なイディオム……そのすべてが<完成形>に向かっていく充実感がここにはあり、私たちはついこの<祭>にのせられてしまいます。



    ネタバレBOX

    ですが、この「チームワーク」という祭にも終わりは訪れます。卒業という儀式(これも祭のひとつかもしれないですね)を通して、別の世界へ踏み出す時、それまで拘泥してきたコミュニケーションはどのように各々の中で継続、あるいは相対化されるのでしょう。

    舞台は、卒業の別れと変化を受け入れられない(自己愛の強い)生徒の回想とも現実ともつかぬ「入部」のシーンで終わります。彼女の笑い声が響く、ちょっと不穏なラストシーンに、コミュニケーションの病(それは決して、この、彼女だけのものではなく、現代に生きる皆の)のようなものをを嗅ぎ取ってしまうのは、ちょっとうがちすぎでしょうか。
  • 満足度★★★★★

    こちらは、噂に違わず、ブラボー!!
    初、柿喰う客!!
    もう、これは、大賛辞以外に、言葉がありません。
    これぞ、ホントの、小劇場オールスターキャストでした。
    容姿良し、演技良し、威勢良しの、小劇場女優の精鋭陣の揃い踏み。
    歌舞伎の「白波五人男」の花道の勢揃いの場を見るような高揚感で、終始、目を輝かせて舞台に見入る自分の表情を自覚できました。
    本当に、あっぱれ!女子だけで、小劇場のトップレベルの力業を見せ付けて頂き、感謝感激。目が釘付け。

    全員に見せ場があり、あれだけの人数なのに、終演までには、全員の役名を把握することができました。
    これって、中屋敷さんの脚本演出の才だと思います。
    アフタートークで、初めて、生中屋敷さんを拝見し、余計、嬉しさがこみ上げました。ろくな作品書かないのに、やたら主宰ずらして威張っている感じの方はよく見かけますが、こんなに才能あるのに、謙虚な感じの方とは思いもしませんでしたから。

    今度は、男優さんも出る、柿喰う客を初見したいと思いました。

    このクオリティで、2800円のチケット代は、申し訳ない気がします。

    ネタバレBOX

    アフタートークで、あのセットは猿山なんだとのお話を聞き、納得。
    それで、縄張り争い的な描写が、よりリアルに感じられたのだなあと。
    ひょっとこ乱舞でしか拝見したことのない、ホームでのコロさんの威勢の良さに、惚れ惚れしました。何て、男前!!
    岡田あがささんは、宝塚の男役さんがやるコメディに出てきそうなかっこよさ。
    深谷由梨香さんは、とっても可愛くて、甲高い声なのに、発声がきちんとしていて、全然耳にうるさくないので、驚嘆しました。スゴイ女優さんでした。
    ゴキ役の熊川さんは、何だか男の子っぽくて、実に魅力的。
    マイマイの山脇さんは、可愛くて、コケティッシュな魅力。
    あー、もう、枚挙にいとまがないとはこのこと。
    もう、全員、文句なく素敵でした。こういう、プロの業を拝見できて、演劇中年としては、至福の時間を過ごさせて頂きました。
  • 満足度★★★★★

    観てきた
    物語とネタと悪ノリが超絶バランス。

  • 満足度★★★★★

    うむ。
    明快で好き。

  • 観劇
    観劇いたしました。

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