満足度★★
私と踊って!踊って!踊ってくれなきゃグレちゃうぞ!
ヴッパタール舞踊団の公演を初めて観た。
ピナ・バウシュも初めて。
かなり不快で、残念な印象。
もともと、言葉で簡単に表せる演目じゃないんだろうけど、
それでも、かなり不親切だったように思う。
観ただけで「確かな何か」を訴える力のある舞台ではなかった。
ピナ・バウシュがいないことが問題なんじゃないかと、勝手に思ってみる。未見だがカリスマだったのだろう。
異物たる1人がすべてを変えることがある。
残念ながら今はもういない。
もっと早く知りたかったな、ピナのこと。
満足度★★★★★
タンツテアター
何度も繰り返される「私と踊って」というほとんど金切り声のような叫び。
すさまじい感情とダンスの身体と、白と黒と光と影のビジュアルイメージ。「男達」と「女達」の気持ち悪さと逞しさ。そして思わず吹いてしまような面白さ。
言語の段階での誤読可能性が高いので自分が果たしてどれだけ作品を理解してるのかはわからないけれど、とにかくこんなダンスなのか演劇なのか音楽なのかわからないようなものを、ダンス界が70年代にやってのけてしまっていたということが衝撃。やー、ダンスもっと観よう。