極道LIVE! 公演情報 極道LIVE!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    えっ、ここはどこ?
    最初に案内されたのは、ヤクザの襲名披露の会場?いったい何が始まるの?

    儀式あり(?)、歌あり、踊りあり、そして男の意地や裏切りあり、アクションあり、笑いあり、という盛りだくさんな内容。

    ネタバレBOX

    ヤクザの襲名披露から場所を変えてのショータイムへという流れでは、観客も物語の中に巻き込んで、臨場感たっぷり。そして、撃ち殺された若いヤクザのかたわらを通って逃げた先に、ステージと客席があった。ここから、足を洗ったはずのヤクザを主人公に、ヤクザ映画ちっくな芝居が始まる。

    サービス精神旺盛なのだけれど、観終わってみるとじっくり芝居を観た……というより、何かのアトラクションに参加したかのような印象が残ってしまった。

    ま、面白かったからいいんだけど。
  • 満足度★★★★

    普段近寄り難い世界を・・
    コミカルに、適度に緊張感持って見せていただき、楽しめたと思います。

    公演中ですので、以下はネタバレBOXに・・。

    ネタバレBOX

    作品説明にある“俳優が立つ舞台”があり、“観客が座る客席”があるシロモノではない・・。
    なるほど、そういう意味だったんですね・・。

    作品は3部構成。
    第一部は畳の大広間での組長代替わり襲名披露。
    第二部はステージ上でのショータイム。
    第三部、この部分が普段見慣れている、ストーリー性ある、いわゆるお芝居の部分。

    趣向をこらして、なかなか楽しめる作品だと思います。


    元麻布ギャラリーは初めて訪うこともあって場所がわかりにくかったが、近づくと「その筋の方」のような風体の方が何人も屯されており、それを道しるべにたどり着く。
    いきなり
      「お疲れ様です!」
    同様の風体の方が仁義を切るように腰をかがめ連呼する。
    気の弱い自分など思わず半歩後ずさりしてしまったが、どうやら「いらっしゃい、ようこそ」との意思表示らしい・・。

    恐る恐る中に入ると靴を脱いで畳の間に招じ入れられ、明らかにいつもの観劇とは異なる雰囲気。
    そのまま畳に座らされ、自分達観客がそのまま、これから始まる組長襲名披露の見届け人ということらしい。
    内容はヤクザ映画とかで見かける式次第まんまだが、何しろ目の前で繰り広げられるナマの儀式とあって、突然、
     「バキューン!」
    流れ弾が耳元を掠めてこないか、などと想像してしまい、少々落ち着かない。
     (良かった・・)
    せめて出口に一番近い末席に座ったことに、多少安堵する。


    二部、ボディラインを強調したミニスカに髪をアップした和服の女性陣。
    黒服こわもての兄さん連に劣らず、こちらもいかにもあの世界に棲息してらっしゃるようなケバい雰囲気。
    ステージ上のショー、なるほど、これが「踊るヤクザ」なんでしょうね・・。
    こわもてのアンちゃん達が演じるコミカルなギャップが何とも楽しい。
    ステージを降りた出演者は観客に混じってフロアーに遊泳しており、なるほど参加型。
    目つきの悪いアンちゃんが近付いてくる都度、(これは役柄、本当は野蛮な人じゃないんだから・・)と思いつつ、ひょっとして自分だけブスっとか刺されたら・・、などと連想して、そういう意味では適度に緊張させられた。
    何しろ悪い方の想像力は、普段よりやたら逞しい。


    三部、ようやく座る席が用意された会場での観劇。
    ストーリーはまあよくある感じで、その先の展開も何となく読めてしまうが、虐げられ嵌められた弱小組織が強大な組に立ち向かい、さすらいのキレ者ヤクザがその助っ人をするというのは、この手の作品のある意味定番なんだろう。
    わかりきった展開でも、やっぱり何となく熱くさせられる。
    お約束の格闘シーンも、何しろ間近で繰り広げられるのはやはり迫力があっていい。


    小林役の飛野悟志さん、前作「AFTER STAGE」では枯れた舞台監督役をしみじみ演じていたのがとても印象に残っているが、この作品では全く違うキャラでの好演。
    緊迫したシーンとコミカルなシーンとのギャップが何ともいい感じ・・。

    二度場所を替えての作品で時間的にも結構長かったと思うが、自分には全然気にならなかった。
    普段伺い知ることのできない世界を垣間見せて頂き、楽しい時間を過ごせたと思う。

  • 満足度★★★

    襲名盃杯から始まって
    媒酌人袴田利光の下、澤田和重の隠退を引き継ぎ5代目組長は盾幸次郎となる。


    以下、ネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    元麻布ギャラリーの入り口から、ヤクザ屋さんたち数人が「本日はご苦労さんです!」などと挨拶をして、その場の雰囲気作りをしていました。

    開演前、村上和彦展「任侠の世界」も見られます。
    折角観劇するついでに拝観すると楽しいです。

    ちなみに、通称ヤクザ屋さんたちは、極道バッチの見分けも解らず、刺青のノウハウも解りませんでした。(当然だよね。素人さんなんだから。)

    そんなだから、彫り師の常識も知らず、刺青の名前も解らない状況!(当然だよね。素人さんなんだから。)

    結局薬局、刺青の名称は花札からとってるとか、刺青の彫る期間とか、説明してたら「姐さん!」とか可愛げなおめめのにーちゃんから、呼ばれてしまいました。

    そんなだから、まあ、それなりの迫力はあったけれど本物のヤクザ屋さんとは凄む目力が違います。(当然だよね。素人さんなんだから。)
    演技は、まあまあ(^^;)というレベル。



    さてさて、1ステージ目。襲名式を私達、観客が立会人という形で畳みの上に座り見守るという方法を取っていました。

    「観客が座る客席」ではなく、確かに参加型でした。
    ヤクザ屋さんたちはそれぞれ私達観客の中に混じったりして、なるべく観客参加型を意識出来るようにサービスしていました。

    3フロアーから構成される1ステージは襲名式。
    2ステージはショウータイム。
    3ステージはやくざ達の闘争の経緯とシーンでした。


    2ステージのショウータイムは、歌も踊りも素人レベルでした。(当然だよね。素人なんだから。)

    残念ながら・・任侠の世界で生きる姐さんたちやお嬢さんと呼ばれる娘達に全く迫力がないです。もうちょっと凄めないのでしょうかね?
    岩下志摩とか高島のようになれとは言わないけれど・・・それに近い迫力が欲しいです。


    今回、山咲花江(香取佑奈)がひじょうに良かった!(^0^)
    コミカルでポップで楽しく、それなりのボケもいい味を出してました。
    いあいあ、素晴らしいです!


    終演後、とっとと帰ってきてしまいましたが、その後、何かあったのでしょうか?
    そっちが気になる・・・(@@!)


    この劇団はとにかく観客を楽しませよう。喜ばせよう。とサービス満点でしたが、ワタクシはどちらかというと、演技力や芝居の構成、本で勝負して欲しい質なのでした。

    本自体はベタなありきたりの物語でした。(ごっつぁんです!)相撲か・・・。



  • 満足度★★★★★

    極道さんたちとお友達!
    観劇させて頂きました。まずは公演会場入口で極道さんたちが野太い声でお出迎え!気の弱い女性はこの時点で再び駅へ向かうかもしれませんが、入場してしまえばあなたも「観客」から「見届人」へ大変身して映画でしか見たことの無い世界の一員になる舞台構成。特に男性観客は運が良ければ一躍「男」を魅せられるおまけつき。物語が進むたびに展開されるサービス満点の舞台演出に「実はこの極道さんたち、ただのいい人たちなのでは・・・」と思ってしまうでしょう。もちろん公演情報通り極道さんたちが、スペシャル会場で踊ってくれます。でも、極道さんたちよりもひょっとして姐さんたちの方が上手いのでは・・・?この公演は「観る」と言うより「体感する」楽しさが「見届人」のみなさんを待っています!本公演+個人的好み+満足度十分なサービス演出で評価を最高点にさせていただきます。しかも、自分の観劇した回だけかもしれませんが、終演後極道さんたちの機嫌が良ければ、とんでもない大盤振る舞い発言が連発されますので、「拍手」は普段よりも3倍はしておきましょう!「見届人」として観劇を終えた後、極道さんたちとマブダチになり、さらにこの劇団の「後見人」になるかどうかはあなた次第です!!

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