満足度★★★★★
会社が大きくなって社内の設備も充実していました(笑)。座・高円寺の舞台をフルに使って社内の様子、一段高いところから人事部が評価するところなどうまくできていると思いました。
こう言うところとは無縁な働き方、暮らしをしていますが実体験のある人はたくさんいるのでしょうね。
満足度★★★★★
経済とか経営とか、こういう事にはあまり興味がない。
が、どうしたことか、思いっきりのものを観に行ってしまった。
“やっぱ小難しいのね”と思いきや“うん?”“それはないんじゃない!”“どうすんのよぉ!”
とつられつられて最後まで。
「観たい」に書いた通り、“肩の力を抜かずに最後まで”
がっつり入って観てしまいました。
平坦にならない場の造りに、生身の感情を感じられる演技、
そういう事があるという事は知らないわけではないけれど、
やっぱり目の辺りにすると、改めてその残酷さというか、会社の存在・その組織の在り方みたいなものに
疑問や憤りを感じる。
自分がそういう場の中にいないことに安堵し
その真っただ中にいるうちの旦那様を労わってあげようかと思ってしまうほど!
(これはその日の旦那様の態度が悪かった為、露と消えましたが・・・。)
珍しく普段考えないことをいろいろ考えさせられる舞台でありました。
満足度★★★★
熟した実は食われて別の実を熟れさせる。 ガク然と屹立した権威の中身がさらけ出され、そのサイクルは熱を帯びて速まる。 分子結合が弱まりバラされていく中、“人に必要とされる”とはどういう事なのか、組織の成り様を根本から問う・・・ PM2役のバッテリーで充放電を繰り返す、その触媒を語り得ますか?
満足度★★★★
組織の中で生きることと、自己を生かすことは両立するのか。業績不振でリストラが始まった電機メーカー・サントー(三洋ー電機がモデル)の開発職場を舞台に、どの会社、どの組織にも通じる問題を、問いかけるように描いて見事だった。
職場、特に大手企業の職場の人間関係を描く演劇は珍しいのではないか。おもに6人(プラス人事担当2人)の登場人物の、上司と部下という立場の違い、能力の違い、性格・生き方の違いが引き起こす軋轢が、見ごたえあるドラマになっていた。職場空間をいくつかのユニットの組み合わせで作った美術もよかった。中央の塔はなんだろうと思っていたら、最後は、日中の企業の勢いの違いを象徴的に示していた。
満足度★★★★★
初めて観劇しましたがとても素晴らしかったです。役者さんの演技も確かなものがあって、約2時間があっという間でした。会社のあるあるも時折垣間見え、とても感慨深い部分もありました。個人的には最後のサブリーダー(最後は部長)のセリフが心に残りました。次回作も期待しています
満足度★★★★
鑑賞日2019/06/01 (土) 14:00
価格4,200円
社名は変えていたが松下と三洋のお話。芝居の旨さもあってか作品全体に余裕を感じた。その分「はっ!」とした心を揺らすものが足りなかった。ラストがそれもっと出来たのでは。和太鼓のところは「話省略」の伏線にもなっていたがここはもっと笑いを誘う演出が欲しかったな。
満足度★★★★
芝居とか映画とかは非日常を味わいたいと思うのが個人的な希望ですが、会社の組織論的なところは野良企業に勤める私でも現実に若干みているので会社勤めの人にはどうなのかとも思う。
うまいし迫力はあるのは素晴らしいと思います。
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/29 (水) 19:30
座席G列14番
価格4,200円
会社買収に翻弄される社員たち……な内容は会社合併を経験した身にとって「悪夢ふたたび」、いや初演も観ているので「悪夢みたび」か?(笑)
で、物語の「うねり」(というか買収劇に揺られる社内の様子というか)に乗っているジャンボジェット機が旋回や上昇下降によって前後左右に傾いては戻るような感覚(劇中の会社が零細企業や中小企業ではないので「乱気流にもまれる」レベルではない)を覚えたが、終演後に本作の演出上の(?)狙いを伺って当たらずとも遠からずだったな、とニヤリ。
あと、会場規模に合わせて大幅にグレードアップした装置がスゴかったなぁ。
その装置、後方が部分的に透けて見える構造なのでメイン舞台である部屋から出て行った人物が建物を出て道を歩いて行く様子を(後方の席からは)うかがえるのも良き効果。
初演は、サンモールスタジオで演じられたということですが、座高円寺のハコのスケール感が、この芝居に合っているように感じました。会社の吸収合併に際する、サラリーマン同士の悲哀がよく描かれていました。
満足度★★★
惹句のような“ごく普通な見かけにグロテスクな実(感情)を隠す果実(人間)をイメージして”という説明文から裏表のある人物が出てくるのかと思いきやステレオタイプが多いかなぁ。グロテスクなのは組織や会社の方ね。
満足度★★★★★
世界一のリチウムイオン電池開発に絡む買収合併と開発に関わったチームリーダーのヘッドハンティングに纏わる主筋を中心に展開する物語。例の実話を基にした作品ということができる。
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/29 (水) 19:30
2015年にサンモール・スタジオで上演されたものを改訂しての再演で、初演も観てるが、バージョンアップしている。松下による三洋の買収劇を題材に、起こりえたかもしれないことをフィクションとして上演する。会社の方針や技術者としてのプライドなどがぶつかり合う様を描いて、同劇団の転機となったと言うだけあって、クオリティの高い戯曲だが、慣れた役者陣と、広がりのある舞台を得て緊張感ある115分だった。初演になかった笑いの要素も加え、エンディングも見事。
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/29 (水) 19:30
座席1階
社会派演劇中村ノブアキが、会社のリストラ物語をベースに中国に食われる日本の技術など今日的な話題を盛り込んで仕上げた迫真の舞台。再演というが、自分は初めて見せてもらった。
女性の上司、親会社が買収された会社に送り込んできた人事担当が女性だったりという部分も世の中を映し出している。会社とは従業員にとってどういう存在なのか。社員それぞれの考え方や生き方、家庭の事情などで答えが変わるその問いを、サラリーマンが多いと思われる観客席に突きつける。
会社に必要とされる人材かどうか。一番決定的な部分だろう。そういうところを拠り所自分たちは頑張るのだと思うが、その会社という存在がきわめてあいまいなつかみどころのないものだということが、今更のように胸に響く。
何のためにこの会社にいるのか。あまり答えたくない質問をずっと舞台から突きつけられてきた2時間だった。
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カウンターのサラリーマンが 「この船に乗れるのか...」 「開発が...」 「もう会社やめろよ...」 と大声をあげている。 リアル・ざくろのような ちなみに大柱は船のマストの見立てで、フローリングと板の天板は船の甲板の見立てで… https://t.co/QX5vT64QTd
5年以上前
電動夏子安置システム「尾を咥えたり愚者の口」@下北沢駅前劇場 MCR「死んだら流石に愛しく思え」@スズナリ 日本のラジオ「カケコミウッタエ」@三鷹星のホール JACROW「ざくろのような」@座・高円寺1 充実の五月でした。 皆さま… https://t.co/xwtPTcSa6z
5年以上前
そうか。蔦を悪者にしちゃえば簡単なんだけどそれじゃ面白くないんだ。蔦が正しいことを言ってるからグッと面白くなるんだね。JACROWさん。
5年以上前
"ここ最近観た舞台何が面白かった?"の話になったら、しばらくはJACROW『ざくろのような』をする予感…
5年以上前
JACROW初めて観たけど、久し振りに始まってすぐ「これは好み…!!」と一気に引き込まれた。 また観続けたい劇団が増えた…!
5年以上前
今更ですが JACROW# 26 「ざくろのような」 観劇してきました(^^) 豪華なセットに 役者さんの圧倒的な熱量と... 素晴らしかったです😭 https://t.co/6QMG0FGNs5 #ざくろのような #JACROW
5年以上前
JACROW「ざくろのような」 。袴田さんの美術も示していた通り、単なるリアリズムではなくあくまでもフィクションとしてのファンタジックな側面も伺えて、いつものピリピリ痺れるような感じは薄れていたが、座・高円寺1での上演を意… https://t.co/4XdtlXzz2h #拝見
5年以上前
@TsutsumiChiho 鵺的、JACROW両作品観ることができてよかったですp(^-^)q
5年以上前
いっぱいねて ぼーっとして 焼肉食って 今感想読んでて JACROW ざくろのような 終わったんだー って思った お客様が入って気づくことが多かった その前に気づけたこともあった 猛省 もっともっと 上手くなりたい ま… https://t.co/m2zyv6Bl9p
5年以上前
6月1日JACROW「ざくろのような」観劇。 他人からの評価、自分の評価。 駆け引き。仕事、生き方。 面白かった。胸に刺さる感じ。 夏に中村ノブアキ作を青年がやる。 どんな感じになるのか、楽しみ!
5年以上前
6/1、『ざくろのような』(1時間55分)を座・高円寺1で観劇。JACROWさんの名前を初めて知った舞台(初演時未見)。経営危機に陥った名門企業での電池開発を巡る二人の主人公の対照的生き方を通して、個人と会社の関係を見つめ直すにはとてもよい硬派な社会派ドラマでした。
5年以上前
仕事をしているわけではないし、この仕事でなくちゃというこだわりもなく、声をかけてくれた派遣会社のおかげでいまの職場に勤めている。そんなこともあり「仕事」にはあまり意味を置かないでいる。なので『ざくろのような』の彼らみたいに「自分を必要としてくれる」場所を仕事先に求めたりもしない。
5年以上前
JACROW『ざくろのような』を見てきました。この劇団を見始めたのは昨年からと出遅れたけれど、いまの日本を会社という組織の内側から描く力の凄みを毎回感じている。あ、年末の田中角栄劇も面白かったけれど、体調が悪くて日本のうち片方しか見られなかったの残念だった。そして、今回は再演。
5年以上前
機械的にならざるを得ない。そうしないと、自分自身が壊れ、任務を全うできない。そして自分が壊れたら、そんな辛い仕事を誰かに押し付ける形になる。それが何より辛い。そんなことを背負うのが、山崎室長の… https://t.co/reYiAcx8TF #JACROW #ざくろのような
5年以上前
同情したらいけないと言うところがあったけど、あれも本当にそう。人事を扱うとどうしても同情してしまうし、助けたくなる。でもその一時の同情で、より多くの人を悲しませることになるかもしれない。その同… https://t.co/s6e08VMN9h #JACROW #ざくろのような
5年以上前
@mayuftun 公演お疲れ様でした(^o^) 次回のJACROWと秋のロデオ公演楽しみにしてます、タイミング合えばまた声かけますね(^^)
5年以上前
改めてまして、JACROW「ざくろのような」お陰様でたくさんのお客様にご来場いただき無事に終演しました。 とにかく信頼しかない座組でした。ほぼ同じ顔ぶれで4年前の初演と「焔」を経て迎えた座・高円寺での再演。(続 https://t.co/eQ8xREWUun
5年以上前
「ざくろのような(再演)終演! 」 ブログを書きました。 https://t.co/hGoBRXiGoO 終わっちゃったのだなー。 鵺的からのJACROWの日々が幸せすぎて、今日からは演劇の稽古も本番もなくてさみしくて仕方がない… https://t.co/wCLIbmuidj
5年以上前
結局JACROWも大人の麦茶も見に行けなくて落ち込んでるマン
5年以上前
ざくろのような 座・高円寺にて、千秋楽いきました。 ど真ん中の前から2番目。特等席。 すごくよかった。過去の自分、今の自分に重なる部分も多く、劇を観ながらふと仕事のことを思い出す。。しみる。
5年以上前
「話省略」のシーンは暗転してしまったので全く関係ない次のシーンに行くかと思ってしまい、笑い損ねてしまいました。私は音よりビジュアルを優先してしまうと痛感。 https://t.co/2L1uSUMm4k #JACROW #ざくろのような
5年以上前
あのん、ちかちゃん、りえちゃん、 まつむ←福ステッカー作って貰ってる親友笑 最後に華やかな面々がかけつけてくれた!ありがたや!信頼できる女優仲間。観て貰えて良かったぁ。りえちゃんは劇団の代表だし、私も唯一のJACROWの女優(みあ… https://t.co/Y2AI66Iixx
5年以上前
お陰さまでJACROW「ざくろのような」無事全日程終了致しました。 ご来場頂いた皆様、なんとなく気にして頂いた皆様ありがとうございました。 最高のキャスト・スタッフに囲まれて幸せな時間でした。 またいつか、同じメンバーで集まれる日… https://t.co/HBIT7FmoUR
5年以上前
@lahaina_breeze シュウさん、JACROWご来場ありがとうございました!ケーキ美味しかったぁ!! こちらのチケット発売はまだです。恐らく近日中なので、今しばらくお待ちください!
5年以上前
JACROW,"ざくろのような"観劇。 久しぶりの座 高円寺。組織のあり方についてだけど、これは前回見させてもらった骨と肉にデジャヴ。 殴り合いの会話、やっぱりいい。ちょくちょく挟む小ネタにもクスリ。 楽しませて貰いました。… https://t.co/zYOYS2cyz9
5年以上前