’08結城座 江戸糸あやつり人形芝居
平成のぞきからくり
実演鑑賞
シアタートラム(東京都)
2008/12/10 (水) ~ 2008/12/14 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.youkiza.jp/2008_12sp/index.html
期間 | 2008/12/10 (水) ~ 2008/12/14 (日) |
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劇場 | シアタートラム |
出演 | 結城孫三郎、結城千恵、串田和美(客演)、荒川せつ子、結城育子、平井航、橋本純子、結城数馬、長井望、矢田珠美 |
脚本 | 山元清多 |
演出 | 山元清多 |
料金(1枚あたり) |
3,500円 ~ 5,000円 【発売日】2008/10/10 指定席5000円 自由席3500円 (9月18日から10月7日までDM会員先行割引で指定席4500円 会員登録受付中) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 黙阿弥の生きた激動の幕末 2008年、結城座の最後の公演は、河竹黙阿弥の「破れ傘長庵」です。 黙阿弥は江戸末期から明治初期という、大きな時代のうねりの中で生きた作家です。幕末には、安政の大地震が起こり、大獄事件、黒船来航、さらには明治へと続く激動の時代でした。そんな時代の中、黙阿弥は小悪党を主人公にした白浪物などを得意とし、江戸市井の人情、風俗を描き込んだ戯曲は、当時の人々に絶大な人気を博し、多くの人々を魅了しました。 悪の象徴「村井長庵」 今回の「村井長庵」は、長庵という極悪人の医者を主人公にしたピカレスク。 三人の盗人を主人公にした「三人吉三」とともに、黙阿弥の代表作とされています。 何かの動機でぐれたり、悔悟して自害したりなど、白浪物の小悪党とは違い、人情も良心のかけらもない徹底したワルを主人公にした作品は、黙阿弥には珍しいといわれています。 1862年、守田座の初演ののち、評判をとりながらも、上演回数は少なく、近年でも1979年の国立劇場での上演以来、三十年間通し狂言として行われていません。 平成の時代に通じる「長庵」 黙阿弥の生きた幕末の刹那退廃の世相と、一見平穏な社会の中に、無差別の殺傷事件が頻発するこの平成の時代は、相通ずるものが見えてきます。 深い怨恨ややむにやまれぬ想いから罪を犯してしまうのではなく、さしたる理由もなく、きわめて自分中心の理由で人を殺し傷つけ、良心の呵責も感じなくなっている平成の現代の方が、その病巣も深いといえましょう。 客演に串田和美、音楽に高橋悠治 脚本・演出を手がける山元清多は、この平成の世にこそふさわしく、「悪」を描くことを本公演最大のポイントだとしています。音楽に高橋悠治を迎え、糸あやつりの存在感と超現実性が命である人形たちと、客演の串田和美が語ります、騙ります・・・ 強力な布陣による、ダイナミズムとスピーディーな展開に、乞う ご期待!! |
その他注意事項 | 開演時間 12月10日(水)19:30 12月11日(木)19:30 12月12日(金)19:30 12月13日(土)14:00 19:00 12月14日(日)14:00 |
スタッフ | 音楽・高橋悠治 照明・斎藤茂男 音響・島猛 装置・池田ともゆき 舞台監督・高橋淳一 殺陣・栗原直樹(WGK) 宣伝美術・串田光弘 宣伝写真・明緒 |
2008年、結城座の最後の公演は、河竹黙阿弥の「破れ傘長庵」です。
黙阿弥は江戸末期から明治初期という、大きな時代のうねりの中で生きた作家です。幕末には、安政の大地震が起こり、大獄事件、黒船来航、さらには明治へと続く激動の時代でした。そんな時代の中、黙阿弥は小悪党...
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