満足度★★★
鑑賞日2017/12/21 (木) 19:00
座席1階1列
父母そして離れて暮らす4人の子供たち。
そこに恋愛や離婚や過去のできごとが次々にまき起こりストーリーは進みます。
決してありきたりではないけど、ありそうな語し。
ここまではいい。ややこしくもないし、台詞が聞き取れないこともない。
以下については個人差が出ると思います。(ネタバレBOXに続く)
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/20 (水) 19:00
座席1階1列
大森博史、山本道子の安定感のある演技を中心に、4人の子供たちがそれぞれの人生をセリフの中で個性豊かに演じられている。丁寧な演出の朗読劇でした。
家族をよく幻想だと喩する表現を耳にするけれど、それは理想としての家族がそれぞれあって、それが家族内で相互に違っていて、現実との乖離に疲弊したり失望したりするからなのだろう。しかし、そうならない家族像というものが存在するのだろうか。そもそも、初めから家族などに期待したり、依存したりしたりしなければ、家族像などというものは描くことすらないのだから。
皆ちりじりになる家族、それぞれの思いを込めて。子供たちは未来を観、親は過去を観、愛するがゆえに通じない心のもどかしさ。
ある子は、家庭の中に人生の総てがあったと言い、ある子はこの家の中には何もなかったと言う。この違いは何?母親は言う、皆公平に同じだけの愛情を注いで育ててきたのだと。
朗読劇はつくずく、見せるものなのだな、と思う。
役者の位置、移動、視線、手や足などのちょっとした所作が、かなり大きなニュアンスや波風を生じさせる。その意味でも、この舞台は声だけでなく、十分に舞台劇としても成立している。
必見。
オーストリアの家族を描いた現代戯曲のリーディング。約1時間45分という長さだけど、集中して面白く観られた。演技も演出も練られている。移動手段やインターネットなど、技術の進歩は急激で、家族内の世代間格差は広がるばかり。とても考えさせられた。
この公演に関するtwitter
初日1週間前から「団体名」と「公演タイトル」を含むツイートを自動表示します。
(ツイート取得対象にするテキストは公演情報編集ページで設定できます。)
オーストリアの家族を描いた現代戯曲のリーディング。約1時間45分という長さだけど、集中して面白く観られた。演技も演出も練ら… https://t.co/oarvDBwnT0 I KNOW TO BE TRUE ーこれだけはわかってる- #cloud #THINGS #舞台 #演劇
7年弱前
【こりっちチケットプレゼント!本日12/16〆切(東京)】 cloud「THINGS I KNOW TO BE TRUE ーこれだけはわかってる-」12/19(火)~12/23(土)於:black A CoRich舞台芸術!:… https://t.co/W7JP6hexTu
7年弱前