満足度★★★★
鑑賞日2016/12/03 (土)
タイトルの「シュレディンガー」とは、量子力学の著名な学者センセィでぇ…なんてこたぁ、チャキチャキの私立文系出身者が無謀にも能書き垂れていい話じゃないんで、今回の作品と大いに関連はあるんですがキッパリ無視!
それはさておき、一つ同じ屋根の下、オーディションに受かる自分、受からない自分、のどちらもがまだ存在する、人生の分岐点に立った9人の若い男女。
何回目かのインプロで、一人の女優の「家族設定」が自身の実体験とクロスしてしまい、感情が高ぶった彼女は演技を中断してしまいます。
それをきっかけに、「オーディションのライバル」から、互いに胸襟を開き始める「疑似家族」へと化学反応を起こしていく役者たち…作品上のおはなしだけでなく、実際に演じておられる役者さんたちも公演を重ねていく毎に変わっていくんじゃないのかな?とか、観劇の帰路、そんな空想にも陥りがちな、様々なことを考えさせられた110分でした、とさ♪
満足度★★★★
書きたくなることがたくさん
劇場や舞台装置、役者が観客席側に居る演出や、ワークショップ的で演劇療法てきでもあるストーリーなど、観客=観測者となるような、まさに劇場自体が猫の入った箱となっていた
観て、色々考えたり、書きたくなることが沢山有る芝居は好きだし、良い芝居だと思う。ちょっと、演劇内で思ったことを言われすぎた感もあったけど、とにかく良い芝居だった