満足度★★★
道州制に関するフェスの実行委員会の会議劇。他の会議劇例えば「ナイゲン」や「桜の森の満開のあとで」と異なり、その場の趨勢が多数決などで分かる部分がなくて、個人対個人の構図が強め。どちらが優勢かなどがわかったうえで、地域同士の対抗意識とかふくらませるとコメディとしてなりたつ題材。
ただ本作はそうはせずに真剣なやり取りに比重が置かれている。
この展開についてはそれぞれの好みとしか言い様がないかな
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/18 (水)
価格3,500円
北京喋々のオリジナル版を観ていながらもほとんど忘れていて、あのテーマは今の方がピンと来るのかあるいは70分程度に刈り込んだのでテーマが前面に出てきたのか?……と思ったが調べてみたら2012年9月のオリジナル版も70分程度だった。
ということは「あの問題」がその後ずっと継続しているので印象深かったのか?…と言うか当時はまだまるっきり他人事のように思っていたのかも?
当日パンフレットからBチームの配役も知り、一部の役はそちらの想像もしながら観ており、なるほどだいぶ印象が異なりそうだな、と思ったりも。
なお、関西感満載だった佑木つぐみさん、後から兵庫のご出身と伺って納得……ってか、逆に今まで関西っぽさを微塵も感じさせなかったのがスゴいな、と。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/23 (月)
序盤の笑いの多い展開から、段々と郷土の事情や代表者の個人の事情に迫る熱い展開が面白かった。
各出演者が地方の特徴をうまく捉えていた。
満足度★★★★★
都道府県から道州制になるので、各県の代表が威信をかけて新しい道州の名前について戦うというコメディ・・・と言うのを想像していたのでしたが全然違いました。地方出身の身にとっては心痛むところもありましたが、東京在住でなかったらこうしてマチソワ、なんならその合間に映画まで見たりしてと言う生活はなかなかできません。おそらく東京都と地方では収入も時給も違うだろうに、映画の料金もDVDや本の値段も全国同じだし、県庁所在地でも東京みたいにお芝居やコンサートはないだろうし。ではいったいどうしたらいいのかは分かりません。それを考えようとするお話でした。地味です。舞台としてはほかにはなかなか見られないくらい地味ですが、必要な舞台だと思いました。