満足度★★★
途中まではスッゲェ怖かったのですが,何だろうなぁ,途中から醒めてしまいました。別に凍死しそうな真冬の八甲田山の山小屋で汗をかくのが変だろう(熱演)とか,案内の村の女が小隊に合流するのはないだろうとか,雪女の正体は・・・などではなく,結局,テーマに対する個人的な好みなんでしょうね。良い芝居だとは思いますが・・・
満足度★★★★
鑑賞日2016/12/17 (土)
行軍の話しなのに行軍をせずにその過酷さや極寒の雪山の恐ろしさを感じさせ、一部隊に起こった恐ろしい悲劇を見ている人に突きつけた!
なぜ足を負傷した岩木だけが生き延びることができたのか、女はなぜ突如山小屋に現われたのか、その真実に近づくにつれ、もうこれ以上は知りたくないと目を閉じ耳をふさぎたくなるようなその先に待っている恐怖。
暗く恐ろしい話しではあるけど、ミステリー要素を含んでおってひとつひとつ謎が明らかになっていく展開は単純に面白かった。
丁寧に丁寧に物語を繋げているのがめっちゃ伝わってきた!
緊張感あふれるシーンでセリフがちょいとつまっちゃったのがもったいないなぁって思ったけど、小劇場らしさを堪能できるいい作品でした。
満足度★★★★
鑑賞日2016/12/17 (土)
追い詰められた状況の中で、人が崩壊していく。じわりじわりとその恐ろしさが染み出してくるようだ。冬という季節の上演でなおさら寒さが募った
満足度★★★★★
終わっちゃいますよ~!
いやぁ~怖かったけど、物凄く面白かった。
これは専用劇場でロングラン公演でもしないと勿体ない。
いい時間を有難う!!
(・・でも、本当に怖いですよ。)
満足度★★★★★
密室の行軍
胸が締め付けられました。一瞬たりとも目が離せませんでした。つらさ、厳しさ、寒さが感じ取れました。衝撃的な脳裏に焼き付く内容です。
満足度★★★★★
緊迫感のある舞台
舞台は明治35年厳冬、日本軍は露西亜との戦争に向けて寒冷地での戦闘を想定した冬期軍事訓練を計画した。その舞台が八甲田山系である。予定では1月23日青森営舎発、1泊2日で田代新湯迄の20㎞を踏破する計画であった。然しこの年青森の積雪は例年を遥かに凌ぐ記録的なもので、参加した210名のうち199名が亡くなるという大惨事になった。所謂雪中行軍遭難事件である。(追記後送)
満足度★★★★★
身じろぎもできない・・・
「え~っ雪女がでてくんの?こわ~い。でもフフッちょっと観てみようかなっ」なんていう人はとんでもない事になると思う。
自分は今まで、これほどまでに追い込まれた人間の本性を赤裸々に描いた作品を観たことが無い。
「死」そのものより、死を覚悟出来ずに正気を失ってしまう人の弱さこそがまさに恐怖である。
終演後しばらくは「すごい、・・すごい」という言葉が、ただただ頭の中をグルグル駆け巡っていた。
あの現場の様な状況ではさすがに正気を保つ自信など無いし、まず小屋まで辿り着くのすら無理だろうが、自分なりに倫理や道徳とか言う以前のもっと原始的なところの「死」について見つめ直す機会となりました。
私は演者をやった事がないので分からないのだが、役者さんは公演後、感情を引きずったりしないのだろうか。
打ち上げ等で切り替えて最後まで乗り切ってほしい。
とは言え私は観客サイド。初日よりさらに演技の深みを増していくであろう明日以降の公演を観劇する人達がうらやましかったりする。