満足度★★★★
家族だからこそ言えない言葉。ウソだと知りつつ交わす約束。
身勝手さも優しさも親しいからこそ、なのだろう。愛情などと簡単には言えない。けれど、気がつけば同じ曲を聴き、同じものを食べたりしていたように、切り離せないつながりを感じる。
見応えのあるキャストが揃う中、父の愛人と弟の恋人の2役を丁寧に演じ分けた井端珠里さんの演技が特に印象的だった。
観ていて、(ああ、わかるわぁ……)と思う台詞がたくさんあって、台本買ってきてよかったなぁ、と帰りの電車の中で思った。
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/10 (金) 14:00
遅れてた感想UPしたので登録。
山田さんの新ユニット、女性じゃなくて家族というか兄弟のお話。
過去のシーンに自然に移るシーンは好きでしたね、色々語らないままで表現される事が多くて
ロ字ックでの慟哭というか叫びとはかなり違うけど、じんわり良い感じの不思議さと優しさありました。
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/09 (木)
初見の劇団さん。一つの家族、家庭の問題を扱った作品でしたが、家族内でのやり取りや心情表現など一つ一つがよく出来ており、見応えがありました。役者さんの演技力の高さも素晴らしかったと思います。中でも松本亮さんが良い味を出しているなぁと感じました。初めてお目にかかった役者さんですが、また別の役も観てみたいと思いました。
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/12 (日)
おもしろかった。けど、予想してたものではなかったかな。松本亮さんのユニットなので、勝手にとぼけた笑いがたくさん散りばめられた人情物かなーなんて想像してた。それは見事に裏切られ、想像以上にシリアスな物語だった、、
「家族物」で、家族の事を考えさせるお話ではある。あるんだけど、それだけじゃない。すごく淫靡な欲望の話。演者一人一人の内なる演技というか、目の奥底での演技がリアルで不気味だった。いろいろな欲がある。いろいろな人格がある。今日の自分は明日の自分とは違う、、
ほのぼのとした家族の話にはならず、一味違う「人間」の業を描いた作品だった。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/11 (土)
価格3,300円
昨年初めて観た「小野寺ずる様」に衝撃と感動を受け、「ロ字ック」「山田佳奈様」に行きつき今回の公演を観に行く事に決めたのが昨年末。全公演完売の様で早めにチケット予約しておいてよかったと思いながら今年2度目(先月はTOKYOハンバーグ)のサンモールスタジオに。「家族だからこそ知るべき事」と「家族だからこそ知らない方がいい事」、「家族のあり方」「家族愛」。いろんな事が凝縮された1時間45分、こみ上げてくるものをこらえるので精一杯でしたが、最後に流れたイエモンで涙腺が崩壊しました。役者さん全員素晴らしかったですが、ロロの亀島さんの熱演が個人的にはMVPでした。