キャンプ荼毘 公演情報 キャンプ荼毘」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    渾身の脚本に、ありったけの表現力で応えるキャスト。
    ラップで、ダンスで、歌で。
    培ってきた演技力があるから出来る媚びのない舞台。
    潔くてスピード感があって、兎に角最高だった。
    再演を希望します。


  • 満足度★★★★

     JKから25歳までの素の女の子たちの物語。花四つ星

    ネタバレBOX


    七年ぶりに集まった元演劇部員の面々は恩師の葬礼に来ていたのだった。今でも女優をやっているマイマイが、自分の思念をJK時代の自分に具現化することでJK時代女子高の演劇部顧問であった新卒イケメンの教師への報われなかった愛や、他の部員とのドロドロした関係が露わになってゆく。
    然るに、マイマイ以外の女子は、彼女の入っていけないお祭り騒ぎを演じており、挙句の果ては、顧問とマイマイ以外の総ての部員はセックスをしていたという話迄出てくる始末、更に果てしのないのは、この期に及んで尚女の子同士が誰が一番の勝者であるかを争っていることであった。こんな喧噪の中、未亡人となったのは19歳の演劇部後輩。而も彼女は夫のそのような性癖を知っており妻以外とは最も長く顧問と付き合った女が総てを告げても「知ってます、それが何だと言うんですか」と切り返されてしまう。当然、妻には夫と一時的に関係してもその恋が結婚という果実として稔らなかった先輩たちへの侮蔑がある。その事実を認識するが故にマイマイの幻想は増々強固に、妄想を収斂させ現実の妻を否定し、自らが妻の位置を得るまでの幻視に陥るが、同時に25歳すねかじり、ヴァージンの自称女優と自らを茶化してみせる。(作品中では、これは他の部員が彼女を茶化す形で表現されているのだが)
    演劇が歌舞くことを本義とする以上、演劇作品としてはまだこれからという点もあるが、歌舞く為には先ず己を知らねばなるまい。旗揚げ公演でこういった作品を作れることは、その意味で極めて大切なことだと考える。こういう勇気を今後も持ち続け、まっすぐ観、噂話に右往左往する人々とのギャップを正確に知って絶望せず、バイアスなしに自らの掴んだものを原資に表現に携わってもらいたい。
  • 満足度★★★★★

    柔らか頭の人に特にお勧め。
    粗さも多いが、フッ切れていて清々しい舞台。

  • 満足度★★★★★

    人間味の溢れる舞台でした!
    登場人物一人ひとりにそれぞれ思うことがあって
    あー、こんな感情あるわ……って思い出されるような感じでついつい世界に惹き込まれてしまいました
    初日公演に行きましたが、また見に行きたいと思える舞台です!

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/02/02 (木)

    価格1,500円

    どうして今の自分はこんな風なんだろう、と途方に暮れることがある。
    あの時のあれがいけなかった、あいつが悪い、あそこでこうしていれば、と思う。
    思うけど、それを丁寧に見つめて、ちゃんと怒って、かなしんでこなかった。

    舞台の上には、なりふり構わず、怒ってかなしんで、ちゃんとみっともなくそこに立つ女の子たちがいた。
    どうしたって現実から逃れられず、くそったれと悪態つきながら、それでも生きていく姿が鮮やかで美しかった。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/02/03 (金)

    姦しいどころの話じゃありません。エロ教師に手を出された教え子たちの、彼に対する懐かしい思い出から恨みつらみまでがブワーっと吹き出した火山大爆発みたいなステージ。亡くなった教師のいい供養になったのかなあ? 最初と最後のほうに流れたキャンプ荼毘のテーマ曲(ハードロック風とフォーク・ミュージック風)がカッチョよかったよ。今後が楽しみな劇団です(怖いもの見たさも半分)。

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