HOME!! 公演情報 HOME!!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    登場人物多くて、テンポ速くて、ちょっととどまいましたが、終わってみればキッチリまとまった人情劇コメディでしたね。ちょいと話はブッ飛んでいましたが。

  • 満足度★★★★★

    どこまでも自由に。
    軽快で心地よいテンポで展開する物語。
    リズミカルな流れで設定説明が展開されてるかと思えば、
    そののままメインストーリーへ引きずり込まれる。
    親爺は親爺、兄は兄、子どもは子どもらしく、
    キャラも年齢もマッチした配役も秀逸。
    余計な事を慮らずとも物語へと引き込まれる。
    メインテーマの「ホーム=本当の家族」が徐々に見え始め、
    頭からちりばめられてきた伏線が大きく一つになる心地よさ。
    役者陣も力のある方々そろい、
    あの歪で非常識な兄妹をより魅力的に増大する。
    時折挟まれるギャグは感性の問題で好き嫌いが分かれるところ。
    僕など年齢の高い人には受けると思えわれ。
    心地よい素敵な時間を過ごせた秀逸な作品、
    みんなにみてほしい作品でした。

    ネタバレBOX

    痴呆の父から、地下の大テーマパークまで、
    物語が広がるにつれ散漫になりがちなところ、
    要所をしっかり押さえて迷いのない展開。
    がさつな兄妹たちが構成する本物の家族に魅せられた。
    程よく高低差のあるセットをうまく使った展開は、
    伊達さん家からお寺の境内、学校、街中、などなど様々なシーンが、
    っかりとそれらしく見えてくる不思議さ。これも役者さんたちの力?
    こずえ、華、涼の親子三代とても面白かった。

  • 満足度★★★★

    心温まるが...
    本当の家族、本物の家族という定義をすること自体無意味と思えるような、そんな”家族”の心温まる物語。内容はほのぼのとしているが、舞台セットとの関係では違和感が...。
    さらに、物語の根幹に関わると思うところにも疑問が...。
    この違和感と疑問がどうも気になる。
    (上演時間1時間50分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、段差があり高い位置の舞台・上手側にHOMEのイメージを作っている。その家の外形は鉄鋼、また中央にある2つの扉も黒い鉄製で、それも閉鎖している。

    物語はこの家に住んでいる高齢・伊達博万(斎藤みつじサン)が惚け出した、いや認知症に近いイメージである。隣近所の人、民生委員の人たちが気にかけている。この家、もともとは身寄りのない子を預かっていた施設のようである。孤児院といったところであろうか。ここで育った子供たちは自立し、最近ではこの元ホームへ立ち寄らない。この惚けの状況を近所の人は、その自立した子供たちへ連絡し...。そして、この伊達さんとその妻・こずえ(大友恵理サン)(当初、行方不明という設定)との間に実の娘・華(臼井静サン)がいる。この娘はその子(孫)・涼(吉田珠子サン)を連れて実家に帰ってきた。そこで育った、血の繋がりのない”兄弟姉妹”と再会し、ドタバタ騒動が起きる。その実子と孤児たちとは分け隔てなく育てられた。そこに真の家族の姿を見ることが出来るという心温まるドラマ。

    さて、物語では自分の居所が分からない、迷子になってしまう。宅急便が来ることを忘れる、冷凍食品を冷蔵庫へ入れ忘れそうになる、など認知症を思わせる行動。そして民生委員が見回っている。
    ところが、ラスト...妻と一緒に登場しない海外にいる子供に会いに行く。妻との会話から惚け出してはいるが、そのフリであることが明らかになる。何故、認知症のフリが必要なのかが分からない。また子役が登場し、父の子供の時の幻影のという描き方である。その意味するところも説明不足のように思う。

    この物語は、少し古い言い方をすれば「義理」(育てたと言ったら寂しいが)と「人情」(隣近所の世話)の世界のようなもの。そう考えると認知症または過度の惚けたフリは、人の善意を弄ぶまたは裏切っているように思えてならない。
    また、心温まるというソフトで明るいイメージと、舞台セットのハードで暗い(黒扉)イメージのギャップに違和感を覚える。
    この、疑問と違和感が払拭出来ず気になった。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    楽しく温かい
    とても面白かったです。登場人物が多くテンポが速いので、最初は人間関係の整理に頭を使いますが、分かってからは、どんどん楽しくなりました。それぞれのキャラクターが個性的で魅力があり、役者さん達は、その魅力を好演していました。ストーリーは、有り得ないかな?と思える箇所もありますが、舞台の中なので、これはこれで良しかな・・と。心温まるエピソード、何気ない言葉・・とても胸に沁みました。心温まる素敵な舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    無茶と善意
    向かいの小屋には浅野温子さん出演という事で開場前に長蛇の列なのに、こちらはあまり並んでなくて、どうなるんだろうと思ったら開演時にはちゃんと満員。アパートのセットの前で学校のシーンを演じられるとちょっと混乱しましたが、幕がないから幕前芝居もできないからしょうがないですね。出演者は多かったけど、俳優さんたちの体型、大きさ、年齢と非常にバラエティに富んでいて、区別がつけやすくてわかりやすい舞台でした。無茶をしても、その大本に善意があるなら、何とかなるというお話でした。

    ネタバレBOX

    最後の最後にがん患者を海外に連れ出してどうするの、というのが気になるところですね。
  • 満足度★★★★

    聴心器
     序盤から中盤に掛けてのエピソードが細切れで関連が見えにくかったが終盤これらのエピソードが集約していくさまは温かく心地よい。人間関係の良し悪しが、何で決まるか。その根底にあるものを透かし見せるような作りで、お父さん役を演じた役者の演技が気に入った。

  • テンポが速い!
    2時間弱の芝居だが、登場人物が多く、わずかな台詞で入れ替わるので展開が分かりにくい。BGMが流れ雰囲気を作っているのだが、物語がどんどん進む。フライヤーが美しく、魅力的だったことも鑑賞理由の1つ。開演の遅れもなく、スタッフさんの対応も気持ちが良い。もう少し整理できれば、良い作品になると思う。

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