満足度★★★★
鑑賞日2016/07/17 (日)
会場を揺らす生演奏とたっぷりの殺陣で始まった物語は、音楽と笑いを散りばめた、劇団☆新感線風の時代劇……と最初のうちは思った。
しかし観ているうちに、自分の居場所や夢を追う若者の姿にウエイトが移っていく。夢を抱いて故郷を離れる数人の若者たち。戦争孤児や捨て子、肩を寄せ合うように過ごしてきたはずなのに。それぞれの運命が彼らの立場を玩ぶように動かしていく。
愛しい、大切な仲間たち。彼らが本当に求めていたものは、サムライの身分や地位ではなく、誰かにそばにいてもらうことだったのではないか。
足軽のブラス隊が奏でる旋律が、胸にしみる。
生きてくってことは、なんて寂しくてせつないことなんだろう……。そんな感傷に浸りつつ劇場を後にした。
満足度★★★
THE鹿殺しな音楽劇
知り合いがこの劇団の大ファンで勧められていたが、一歩踏み出せずにいた所、劇団HPで過去作品の動画を無料公開していて、それらを観たうえで今回初めて劇場での観劇へ
過去作品とフォーマット的には一緒で、過去を知っていると「おっ!」となる部分もあり、安定した劇団の強みでも有り、新規の人間にとってのハードルでもあるのかなと感じた。
内容については、音楽劇は生だと心臓に響くビートとか波動とか迫力が違う。堂島孝平の歌まで混ぜられちゃ反則すぎて聞き惚れてしまった
満足度★★★★
迫力はありました!
けど 出だしのとことかで
台詞の聞きにくいトコロがあったりして
チョイ残念
でも よく動くキャラとか
ユニークなネーミングセンスや
先の読めない2転3転するストーリーはとっても楽しかった♪
2時間10分ほどの作品
ケンバンカナデさんとか
肺活量無限さんという命名は笑ったデスヨ(^_^)
満足度★★★★
楽しめました
さすがは鹿殺し。笑えて、泣けるコテコテの音楽劇。死んだり、生き返ったりと大変で、もうムチャクチャなんだけど、やっぱりいいですねー。
満足度★★★★
迫力
ド迫力で盛り沢山の怒パンク時代劇。自分としてはとても楽しめたが,この大音量に連れは参ってしまったようで・・・。でも,面白かったですよ。自分は好きです,こーいう時代劇。
満足度★★★
不思議な感覚!
「15周年記念・怒パンク時代劇」、好奇心旺盛のタイトル。いきなりパワー溢れる演奏で始まりました。タイトルが「名なしの侍」、観劇のポイントは示されています。でも私には今一つ分かりにくかった舞台でした。それは、やはり「怒パンク時代劇」であって、私の思う「時代劇」として楽しめなかったからでしょう。演奏も、演技も、歌もレベルの高さを感じました。終演後、芝居を観たような、コンサート会場に行ったような、不思議な感覚でした。
満足度★★★
期待しての初観劇
思ってたのと違いました。
チラシとかホームページの世界観なんかがカッコイイなって思って期待してたんですが、すいません。好みではなかったです。
名なしの侍
チケプレのおかげで2回見ることができましたが、1回目は大音量の迫力の中でお話についていくのが精一杯。2回目の方が面白く見ることができました。そんな中でも最初から歌が素敵と思っていたので、リハーサル音源集とかいうCDを買いました。歌っている人は違うんですがと言うのは承知で買いましたし、雰囲気が伝わって来てそれはそれでいいのですが、やはりあの声で聞きたいです。いずれはCDになりますか?昨日の「とと姉ちゃん」に丸尾さんが出ていたんですね。舞台で見た人がテレビに出ているとうれしくなるのは何故でしょう。
満足度★★★
“鹿殺し”らしくなく・・・
説明どおり、派手な演奏から始まるこの舞台。思いっきりのエンターティメント!多分他の劇団ならば“ムチッャ楽しい!”で終わっていたかもしれない。
しかし、「鹿殺し」としては、なんだか良い子で終わってしまったような・・・そんな気がする。サンシャイン劇場という箱のせいか、一般大衆受けを狙った作品に感じられて、面白かったが「鹿殺し」らしからぬ舞台に物足りなさを感じて終わった。
あくまで私の感じ方の問題なのかも知れないが・・・。
満足度★★★★
ロックオペラ
ロックオペラって言っちゃってもいいんじゃないでしょうか。15周年記念のステージ。大迫力。さすが。
よくありがちな戦国の有名武将の頂上決戦ていうより、農民や農民あがりの足軽といった底辺の人間の悲哀を描いているところが鹿殺しらしい。
満足度★★★★
現代音楽と時代劇の融合...次代劇として期待大!
映画「7人の侍」(黒澤明監督・1954年)を思い出す。もちろん、モチーフもストーリーも関係ないが、物語の骨太さ、斬新さという点で似ているような気がする。また観せ方のイメージは絢爛豪華というよりは、地を這うような血・汗・泥という言葉が似つかわしいところも同じような。
乱世...戦国孤児が生きることに汲々とした暮らしから、いつの間にか野望に魅せられた人間へ変貌していく。その生き様をダイナミックに描く。
また、芝居としての観せ方も大胆であった。その1つが舞台セットの妙である。劇団鹿殺しは、 こまばアゴラ劇場、青山円形劇場、紀伊國屋ホールと劇場規模が大きくなってきている。
今回はサンシャイン劇場であり、どの客席からでもしっかり観えるよう工夫している。そして劇団の管楽器隊と現役ミュージシャンでバンドを編成し生演奏で聴かせる。そのため上手側に大きく演奏スペースを確保している。芝居の舞台面は斜めになっており、1階最前列や2階席からも観やすいような、いわゆる八百屋舞台の作りである。
もう1つ感心したところ...演出の格調の高さである。現世・来世を往還する姿に有名な文学作品を思わせるシーンが...
(上演時間2時間5分)
満足度★★★★
盛り沢山の音楽劇
15周年記念・怒パンク時代劇とあったが、オープニングから生演奏の重低音が響いてきて、生演奏、生歌、殺陣、ダンス、笑いを詰め込んだ2時間強のテンターテイメント音楽劇だった。役者さんが上手いので、芝居だけでなく、笑いの小ネタも効いていて大変楽しめた。ただ、少し詰め込みずぎた印象もあった。楽曲は、さすがオレノグラフィティさんという曲ばかり。
終演後のアフタートークでは、劇団の歴史も知ることが出来て好感が持てる内容であった。