偽物の花は枯れない 公演情報 偽物の花は枯れない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    どきどき
    確かに設定には現実的に無理はあるし,よく考えたらおかしいと思うところもありましたが,それに目を瞑れば,ストーリーの展開にはドキドキで,これはこれでなかなか良かったです。でも,舞台をはじめて見る人にはすすめられないなあ。とにかく暗くて,夢や希望に乏しいんだもの。

  • 満足度★★★

    ミステリアスな雰囲気は・・・
    良かったと思います。

    何故見知らぬ不審な通知に全員揃って振り回されたかなど、細かくみていけば辻褄の合わないところもありそうだけど、それを差し引いても、最後まで緊迫したシーンの連続で、うまく世界に引き込まれたと思います。

    極限状態に追い詰められた者達が剥き出しの感情をぶつけ合う、着眼点は良いと思うのですが、作品全体を通して、どろ沼にズブズブ沈み込んでいくような重苦しさがあり、ベースにもう少し希望を抱かせる感覚がある方が自分としては好みかな・・。

    pitの空間を効果的に使って、そういうところは上手いなぁ、と思いました。

  • 満足度★★★

    く・暗い!
    まあ、筋から言って暗くない訳がないが、展開はどろどろ・・。

    皆が少しずつ、闇を持っていて、その闇を吐き出したような本。

    公演中なので、ネタバレBOXに。

    ネタバレBOX

    とにかく3人の中の誰かを殺す選択をしなければならなくなった雅夫だが、選べない。

    パニックになった妹の真里は幼馴染ののぞみを、選択するように雅夫に頼む。
    のぞみは「なんで私なの?」と質問する。

    「ずっと、子供のころからうざかった!」と告白する真里。

    「私を殺して!」と訴える恋人の美紀だったが、綺麗で優等生で性格が良いと思われてた美紀が実は裏ではいじめっ子で性格が悪く傲慢だったとばれてしまう。
    同時に恋人の雅夫と付き合っていながら犯人の一人(同級生)と浮気をしていたこともばれる。
    親切なふりをしながら、引きこもりの真里を脅していたことも暴露される。

    それぞれがそれぞれの思惑の中、なじりあいながらも、全員がゲームと言われる手紙の指示で翻弄される。

    主犯格の吉沢ようこは、かつて・・・10年前に美紀から「死ね!」と毎日のように言われ続けていたことが黒い塊となって、今日に至った経緯や、教室で起こった出来事

    ・・・机の上に菊の造花を置かれて、

    「あれー、この席に座ってるのって誰だっけ。吉なんとかさんじゃあなかった?死んだの?何で死んだの?知らない・・。どんな子だっけ。分からない。思い出せない。えー、誰にも覚えてもらえないなんて可愛そう。」

    と囁く同級生の言葉を聞いて、死んじゃった方がいいのかなー。と考えた日々。

    それが、今回の美紀を殺したい。という犯行に及んだ原因だったと、告白する。

    しかし、当の美紀は全然、反省の色を見せない。

    今更、10年も前のことを引っ張り出してバッカじゃあないの!と居直る。

    吐いた言葉の重みと受けた側の衝撃を表現したかったのだろうが、とにかく、場面が重い。暗い。息苦しい、のだ。

    んーー。最後は少しは希望のある展開を覗かせつつも、この重み、どーしたらええの?えっ!どーーしてくれんの?っつー物語でした。

    重みとは物語の重みで体重ではありません。あしからず・・。

このページのQRコードです。

拡大