No.32「米とりんご」 公演情報 No.32「米とりんご」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    無題1753(16-043)
    20:00の回(雨〜曇)

    19:53開場、20:06開演~21:04終演。(金~月の)前後半、各4日間の公演中、後半最終日、3回目です。

    次のUpdateDanceは、No.33(3/26~4/3)、No.34(4/11~19)。
    それまでの間に「公演記録映像上映会」があるそうです(2/26~3/20)。

    演劇、ダンスでひとつの作品を3回みたのは80年代の小劇場、来日バンドの公演ではありましたが、ここ数年ではなかったことです(映画では「みちいてく」が3回)。

    もともとKARASの公演で2回観るのはよくあることで、今まで鰐川さんのフルソロは機会がなかったこともあり今回のUpdateはとてもよかったと思っています。

    過去、なかなか表情が見えない(帽子のときも)ことが多かったのに、今夜は違っていました。また、前半の公演とはいくらか印象が違い、深みのようなものを感じました。

    【物語】
    暗転、始まり、薄闇の中、「起き上がり小法師」はなんとか立ち上がろうとする、と、ダンスが始まり生き生きとした場面が続く、激しく優しく暖かく、が、それも時とともに終わる、そのとき、薄闇に立ち上がった少女は左手を高く掲げ「私はここにいる」と告げる。マッチ売りの少女はマッチの光に包まれ祖母と天国へ昇っていきましたが、この少女は闇を操り、光と影とを従え、踊ることを続ける...のでした。

  • 満足度★★★★

    勅使河原メソッド
    舞踊は何を目指すものぞ。・・と問うてみる気にさせるがKARAS的たる処だろう。・・とは、果たして褒め言葉か(筆者はそのつもりだが・・)。 振付:勅使河原三郎とあり、師匠・佐藤利穂子のラインの先、つまり師の後を追う弟子の現在形=通過点としての今の形が見えた。つまり、勅使河原三郎語のボキャブラリーというものの存在が、みえた。でもって、このメソッド(実証者が勅使河原であり佐藤)による動きはそれ自体美しさ・不思議さ・軽妙さを醸す鑑賞に堪えるもので、その域に達しようと日々研鑽する鰐川枝里、という存在が確かにある。 のだが、勅使河原語(teshishとでも)を駆使したもう一つ別の「形」がそこにあるようにも見えた。振付:勅使河原は恐らく彼女を自分のイメージを再現する道具としてでなく彼女から発する何かを汲み上げているのだろう。「語」の使い手としては、ネイティブの正確な発音に達することはもはや目標でなく、ピジン語としての道を歩き始めている・・みたいな。
     それは何か、というのは端的に選曲された音楽に表れていそうだが、音楽のセンス自体は師匠のもの(恐らく)で、音楽が持つ崇高な完成度と、本質的に脆弱である人間の身体との非対称関係の中に、身体を人間的に輝かせる根っこがある、という「感じ」が流れているように思った。
     若く、動きのスピードは速い。荒い息遣いを洩らしながら、疾走して踊り終えた。後に何が残るかと言うと、彼女という存在以上に強い「メソッド」の存在感。この場を選んだ彼女がこの場所でどう育つか・・ 何となく楽しみではある。といった舞踊素人の感想であった。

  • 満足度★★★★★

    無題1747(16-037)
    20:00の回(曇)

    18:45会場着、受付、19:54開場、20:08開演~21:06終演。

    初日に続いて2回目です。

    ほとばしる躍動感、今この時を精一杯踊りつくす、そんな一途さを受けます。
    やや上を向いて立つその姿が印象的、何かに似ているなぁ~と思っていたら「QueenⅡ※」のジャケット構図でした(4人じゃないけど)。

    ※wikiの記載では「最初のコンセプト・アルバム」「クラシックの影響や組曲的、メドレー的な曲構成」とありまさに本公演。

    終演後、丁寧にお辞儀をし、お客さんひとりひとりと笑顔で挨拶を交わす姿に頭が下がる。

  • 満足度★★★★★

    熱演
    若き年代の熱演、すごかった。

  • 満足度★★★★★

    無題1744(16-034)
    20:00の回(晴)

    20:04開演~21:02終演。

    No.31「静か」を観に行ったとき、次は鰐川さんだと知り、もろもろ予定変更、まずは初日。

    初めてAPPARATUSに来たのは「パフューム°R(2014/4)」、チラシの雰囲気に誘われたのですが、シアターX、KAATなど他の会場を含め、その後、何作も続けて観るようになるとは思っていませんでした。

    その中には鰐川さんが出ている作品もあり、なかでも2014/12、加藤さん、U18のメンバーとともにシアターイーストの舞台に立った「ビヨンド 先に向かって」は特に印象に残っています。

    さて、本作、交響曲のように大きな章立てになっているようで...冒頭、お地蔵さんが猛吹雪で倒れたのかと思いました。そのお地蔵さんは怒って雲の上でダンスをすると地上はともっと荒れるのでした。「風神・雷神」の「雪版」。童謡が使われたのでそんなこともイメーシ゛していました。

    童謡以外でもクラシックなどなんでも踊ります。初めから飛ばしているので60分持つのかと心配でしたが、全力で踊りきりました。


    40年前。
    I saw my rock'n'roll past flash before my eyes.
    And I saw something else
    I saw rock and roll future and its name is Bruce Springsteen
    ダンスをみて、この名言と同じ気持ちになれるとは思いもしませんでした。

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