俺が妹(30)を好きになるはずがない 公演情報 俺が妹(30)を好きになるはずがない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    俺の妹
    無機質で真っ白な舞台でリズミカルに展開するショートストーリー。
    狭小空間を逆手に袖を上手く使って、
    場面と時間が交差する演出はとてもよかった。
    ラノベやアニメで不動の人気を得る
    「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のオマージュ?
    のように、
    他人には判らない兄と妹の関係は、言い得て妙なタイトルに現れていた。
    肩ひじ張らずに気楽に味わえる、まさにライトノベルの様な舞台。
    次回作も待ち遠しい。



    ネタバレBOX

    一種の謎解き的に5年の時差が暴かれ、なるほど!とうなずく
    やたら美術やセットもない無機質な舞台空間に
    全ての役者さんと観客が包みこまれ物語に引き込まれる。
    不思議で心地よい舞台だった。
  • 満足度★★★

    兄妹愛
    こんな兄と妹が近くにいたら、絶対イラッとすると思う。
    お兄さんの彼女がかわいそうでした。

  • 満足度★★★★

    面白かった!
    思ったより面白かった!
    静かな展開の中で、徐々にでてくる狂気の描写が素敵!

  • 満足度★★★

    不思議な空間演出...嫌いではない
    全面が白い空間(場内)、そこにいくつかのBOXが積み置かれている。始まると同時に役者が片付けるように上手、下手に運び並べる。何の意味があるのか分からなかったが、時間軸の整理のようであった。この物語は、タイトルを素直に受け入れるような兄・妹の恋愛感情を描いたものではないようだ。

    また、この物語に出てくる動物の扱いは、住民・街にとっては切実なところもあるらしい。それを、さらりと表現するところはうまい。
    しかし、この話の時間軸はどちらの視座から観ているのか、その曖昧さが自分の意識を混乱させ、今ひとつ物語に入り込めなかった。

    ネタバレBOX

    一時、ネコとハンバーガーショップの名を掛け合わせた”ネ〇〇ナルド”なるネーミングが都市伝説のように流布したことがあった。

    この物語における田尻妹の起業動機は、ハクビシン(ジャコウネコ科)の保護。それから時を経て、今度は持て余したのか、中国へ(輸)出しているらしい。たまに地方新聞などでハクビシンによる害(農作物、悪臭など)が報じられるが、「鳥獣保護法」により駆除対象となっていない。実害を理由とした、鳥獣保護法に基づく都道府県などの許可(「有害鳥獣」認定)が必要で、「住宅街をうろついている」など民間人の予防的捕獲は許されていない。この起業の背景にはこんな事情も垣間見える。妹の現況は、先のハクビシンに対する取り扱いが法に抵触しているため、関係者(同僚)から逃避しているようだ。

    さて、兄妹の恋愛的な関係を示唆するようなタイトルである が、実のところ、兄は妹の存在を(積極的に?)隠し、恋人と付き合っていた。この兄は妹の起業資金を援助しているが、恋人にしてみれば存在を知らされず、金銭的援助までしていることから、近親相姦の疑惑・妄想をいだく。
    この歪な関係性が緩く、少し怖く描かれる。なお、兄の恋人の存在は過去(2016年)の回想で、現状(2021年)は逃避行生活を続けているのであろうか。この時間軸(5年間)の視座が判然としなく混乱した。

    演技は、田尻妹(吉田啓子サン)の気怠い(アンニュイ)ような動き、田尻兄(杉元秀透サン)のニヤケタ優柔不断な態度が不思議と印象に残った。

    なお、中国ではハクビシンを料理(煮込み)しているらしいが、この話の中でも田尻妹は同僚へ煮込み中のカレーをすすめ...。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    さりげなくシニカルで、ブラックの効いた会話劇。コミカルなんだけど、とっても怖い。困った身内をお持ちの方は身につまされます(自分はそうです)。1時間弱の上演時間、こってり楽しめました。

  • 満足度★★★

    あの兄にして、
    この妹あり。空気は読めないけど、5年仕事を続けたことで彼女の中では辻褄があってるんだろうなぁ。

  • 満足度★★

    独特
    不思議な感じの独特な舞台でした(個人的には好みではありませんでした)。タイトルから、もっと過激な(?)内容かと思っていたので、少し拍子抜けかも・・。役者さんの演技は自然で良かったです。

  • 満足度★★★★

    斬新な設定
    奇抜な設定にさらりとグロい話の展開に途中からハマり、手厳しいコメントを目にしますが私は面白かったです。
    話を引き立てる役者のキャラクターもぴったりでした。
    次回作が楽しみになりましたが、折角の話の面白さを想像させるだけでなく舞台美術を組んで、視覚でも楽しませて欲しいです。

  • 満足度★★★

    ゆる~い会話劇
    何もない空間で繰り広げられた、シュールな60分間の会話劇。主人公の兄妹を軸に繰り広げられる、ゆる~い感じの会話が持ち味の不思議な舞台でした。公演中なので、以下ネタバレで。

    ネタバレBOX

    非常にゆる~い会話だが、内容はシニカルな感じでもある。5年の時間軸が違う演出には騙されたが、60分間で起伏があまり無いので、少し飽きてしまうかも。
  • 満足度★★

    観てきた
    なんとも不思議な観劇後感でした。
    白一色の会場の中、上映時間の60分の間、最初から最後まで掛け合いが続く会話劇。
    兄妹そろって脱力系で本音なのか冗談なのか、
    のらりくらりと続く掛け合いが妙にリアルで生々しくて次第に引き込まれてしまいました。

    ネタバレBOX

    観劇後、ハクビシン料理が気になってググってみたらほんとにグロかった(笑)

    妹目線と兄目線で実は5年のズレがあるという構成を
    もう少し効果的に利用したら良かったのでは?と思いました。

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