許されざる者 公演情報 許されざる者」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★

    ハッピーエンドとバッドエンドの2バージョンある本作。観てきたのは前者の方なんで、最後は5人の男女、納まるべきところに納まる…かどうかは知りませんが、それなりの結末を迎えます。
    2組の夫婦に前妻、キャラが立ってます。とりわけ個人的には、10歳以上も年上で、自分のせいで子供が授からないと考えている、町田サヤカの面倒臭い性格にとても惹かれました(現実の生活では勘弁してもらいたいですケド、笑)。
    でもって、登場人物の各々がキャラが立っているからこそ、物凄く会話がイキてるんです!
    まっ、夫婦交換の話なだけに、観るヒトによっては、どうかな~?って感じた方もおられたようですけど、オッサンのオイラからすれば、なんて愛おしいヒトたちなんだ!と彼ら彼女らと一緒になって(劇中のキーアイテムである)ドーナツかじりながら・珈琲すすって、愚痴話に付き合いたいなぁ♪などと思える雰囲気の作品でした。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2016/05/22 (日) 19:30

    ハッピーエンドバージョン。キャストもガラリと変わって、凄い若い年代になって印象が変わる中でバットエンドと同じ物語が続くのですが、最後だけほんの少し変わっだけのハッピーエンド。泉さんから横手さんに変り、まだまだやり直しが効く感じがして微笑ましい雰囲気に変りました。夫婦交換のあたりが、バットVerと違って暴走感強かったです。

    ネタバレBOX

    https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64089766.html
  • 満足度★★★

    鑑賞日2016/05/21 (土) 18:30

    バットエンドバージョン。再演なので、既視感の所為で高評価は出来ませんが面白いです。根本宗子さんが出ているので上野さんの「許して欲しいの」をちょっと思い出しました。ゲンキ君の中田さんが相変わらず面白かったです。

    ネタバレBOX

    https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64089766.html
  • 満足度★★★

    まあまあ
    根本さんのファンなんで観に行きました。
    ただシンクロ少女の名前は以前から知っていて、今頑張っている劇団との認識はありました。
    脚本も役者もそれなりのレベルで良かったと思います。
    ただこの芝居をやる意味とはと考えると今一つかもしれません。

    根本さんが普段よりも近くで観れて良かったです。
    根本さんはやっぱり可愛いだけでなく、芝居も抜群にウマいと思います。

  • 満足度★★★★★

    BADEND観ました
    ハッピーエンドに触発され、バッドエンドも観て来ました。
    Wキャストを見比べる楽しさと、
    魅力的な役者さんの演技を間近で見られたのはとても良かった。
    現実社会ではきっとバッドエンド以上に醜い現実が付きつけられるんだろうな。
    ナツコ役の宮本奈津美さんと根本宗子さんともに素晴らしく、
    見られて良かった。

  • 満足度★★★

    バッドエンドver
    根本宗子さん観たさに行きました。
    シナリオはなかなか面白かったけど、シンクロメンバーの演技が全くダメで、田中のり子さんと根本宗子さんの二人が居なかったら、どんな芝居になったのか、ぞっとしながら観ていました。
    根本宗子さん、最近は役者として観るのが一番しっくりきます。
    いろいろな客演に出てほしいですね。
    作品と客演は良いですが、総合的にはビミョーなお芝居でした。

  • 満足度★★★★

    面白い
    マチソワでハッピー/バッドの両Ver,を鑑賞。ストーリ、人物造形、人間関係が秀逸でとても面白かった。ストーリーは終盤以外は同じ、当たり前だがハッピーVer,の方が後味は良い。でも、現実だったら、バットVer.より更に悲惨になりそう。

  • 満足度★★★★★

    Bver面白い
    上手く出来ている。2時間弱だがあっと言う間に終わった。根本宗子さん、久しぶりに観た。ぴょこぴょこ歩く癖は変わらない。

    ネタバレBOX

    イクオとサヤカが仕返しにスカイツリーに行くシーンが好み。劇中、根本さんがレットイットビーを歌うシーンも最高でした。
    非常に満足しました。
  • 満足度★★★

    バッドエンド
    面白い。110分。

    ネタバレBOX

    イクオ(泉政宏)…ミステリーのドラマ作家。バツイチ。コズエと子を作らない約束してたが、サヤカを孕ませる。ナツコも孕ませ、堕胎してと願い出る。
    ナツコ(根本宗子)…イクオの妻。イクオとの約束で子を作らないとしたが、最近欲しくなった。結局、イクオとは疎遠に。
    ゲンキ(中田麦平)…イクオの階下の住人。イレズミなシングルマザーと浮気したことを責められ続ける。サヤカの子が自分の子でないと知りつつ、二人で育てようと決意する。
    サヤカ(田中のり子)…ゲンキの妻。メンドイ女を自認する。
    コズエ(名嘉友美)…イクオの元妻。イクオとの間の子を育てるシングルマザー。イクオとは、仕事のパートナー。

    ひょんな関係から、スワッピングに乗り出し、夫婦仲が好転する両夫妻。しかし、双方が妊娠することで、関係が崩れていく…。

    倦怠期夫婦の再生と破滅とちょっとだけ前向きな作品。コズエとイクオとナツコの気持ちが、裏側でうごめいて、なんとなく空気が滞留している舞台。一方のゲンキ夫妻も、どこかしっくりこない展開。大人な空気を纏った作品で面白くもあるが、ちょっと言葉が過ぎる気もした。
    あと、手前の舞台が見にくいのが残念。
  • 満足度★★★

    星3つ
    序盤は微妙だったが、中盤から勢いづいた。女性蔑視と感じるセリフがあったのが残念だったが概ね良かったのではないかと。

  • 満足度★★★★★

    ハッピーver。幸せなのか?
    面白い。
    魅力あふれるキャラクターを備える5人と、
    リズミカルにクロスする場面と会話。
    難しい事抜きに楽しめた。
    カオスな人間関係が蠢く濃密な物語、許されざる者は誰だったのか?
    やっぱりみんな?なの?
    とにかく、時間をやり繰りしてバッドエンドもぜひ観たい。
    間に合うかな?

    ネタバレBOX

    本のキャラクターが良いのか?役者さんの演技がスゴイのか?
    魅力たっぷりな許されざる5人。
    とくにサヤカとナツコは両極端で相反するSとNの様。
    しかし根底は同じ人間、
    欲と煩悩に左右される女の性と、母なる女の強さは同じだった。コズエもね。
    で、許されさるものは誰
  • 満足度★★★★★

    ☆バッドエンドver☆観劇
    凄まじい女の執念でした。

    ネタバレBOX

    バッドエンドバージョンを観ましたが、バッドエンドバージョンは隣家から上下の関係に変わったものの2014年7月に観た内容と同じような印象でした。

    本当に自分が蒔いた種の報いに苦しめられる話でした。作家の男が現在の妻に対して子供を希望しないと言っていたのは、今も共同執筆者であり、現在の妻とも親しい元妻が自分の親友と再婚しようとする男に対して許しがたくいたたまれない気持ちを抑え込み、再婚を許すぎりぎりの条件として子供を作らないことという呪いのような束縛を男に突き付けたことに起因してのことでした。表面の付き合い振りと心の奥底の違いに、女の執念の凄まじさに驚愕し、その描き方の素晴らしさに感服しました。

    KAATで本年1月に、趣向『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』を観ました。それぞれが複数の相手と性的関係を持つポリアモリーと呼ばれる人たちの話でしたが、そのとき子供ができたときにそれぞれが子供を愛し育てることができるのだろうかと考え、そこを描いてほしかったなと思ったことを思い出し、『許されざる者』の結末が一つの正直な気持ちではないかとポリアモリーでない私は思いました。
  • 満足度★★★★

    バッド観劇
    記憶違いでなければ、初演のアトリエヘリコプターでやっていたのもバッドエンドverだったのでは。名は体を表すシンクロ芝居、ハッピーエンドverを観られないのが残念。

  • 満足度★★★★

    ハッピーエンドバージョンを拝見
     マンションの上下階に住む2組の夫婦の奇妙な交流を描いた作品。

    ネタバレBOX

    ローンの残りは下の階の住人(町田 ゲンキ・サヤカ)は30年、姉さん女房で一回り年が違う。ゲンキはフットサルのコーチ、サヤカは市民劇団の女優。上の階の住人のローンは残り10年(坂本イクオ・ナツコ)、なおイクオはバツイチでTVのシナリオライター、前妻(鈴木コズエ)との間に8歳になる一児あり、シナリオは前妻と未だに共同執筆している。因みに両夫妻とも結婚6年の倦怠期。
     サヤカは一回り姉さん女房ということもあろうが異常な嫉妬でゲンキを追い詰める。その模様は、見ていてげんなりするほどだ。というのもゲンキがシングルマザーと浮気をしていたことがバレタ結果なのであるが、連日、一から十までそのことで絡まれ、蒸し返されてゲンキも遂にサヤカに浮気を勧める。ここで、大人同士の手練手管を用いた駆け引きがあるのだが、このマンション建付けが悪いのか階下の物音が上階へ筒抜けである。コズエからこの情報を得ていたナツコはベランダに出て階下の言い争う様を見聞きするのを楽しみにしている。“他人の不幸は蜜の味”とはよく言ったものだ。そのナツコは一応、目の前にいる時、亭主が自分を愛してくれればよい。浮気も基本的には許すというスタンスで、コズエとイクオが良く一緒に映画を観に行っていることも黙認している。それでも、小遣い稼ぎにドーナッツを揚げて売っている。味には定評があって、リピーターも多い。偶々、ナツコからドーナツを買ったゲンキ、自然と話をするようになってナツコの提案で気分転換にスカイツリーに出掛けた所、サヤカにばれ、ここでもひと騒動。それぞれ、連れ合いに知れることとなった為、二組の夫婦は話し合いの場を持ち、結果納得づくでスワッピンングをすることとなったが、卵巣を一つ摘出して妊娠しにくかったサヤカもナツコも妊娠した。これはルール違反だとしてゲンキが激怒。二組のスワッピングは終わりを告げることになった。イクオと別れてから長くシングルマザーを続けてきたコズエは、ゲンキの紹介で知り合った男といい関係になって、イクオとのコンビも解消することにした。ゲンキは自分の子ではないであろうお腹の子を自分の子として育てる決意をし、田舎へ引き籠ることにした。それが、サヤカの希望であったからである。ナツコのお腹の子はイクオの子だとナツコは言う。だが、ナツコもイクオの持つ距離感に耐えられなくなって別れることになった。イクオは独立したシナリオライターとして生きてゆくことになるが、ちょっと元気がない。
     許されざる者、というのが誰、というのでもない今作、総ての登場人物が許されない、と解釈することもできそうだし、だれだれ、と考えることもできよう。然し、浮気をしまくっているのは、大体金を持っている連中である。自分も某企業に勤めていた時、親族経営の会社だったのだが、その業界の日本一の企業の会長の息子など、男女関係なんて結婚してからでも好きにすればよい、と平然としていたものだし、今はフランスに住む、自分の先輩などは、近場のグアム等へ船旅をする有閑マダムと遊んで散々金品をせしめていた。男女関係なんてその程度のものだろうとする人々は、自分の周りにもこのように存在していた。一方、今はヒューストンに住んでいる研究者夫妻は、高校時代のカップルがそのまま結婚してずっと連れ添っている。幸せな夫妻とはこういうカップルなのだろうとつくづく思わせる素敵なカップルである。また、学生時代は左翼運動の書記長で頭は切れるが、金に縁のない先輩もいる。奥さんは、優しい方で上手にやりくりしながら団地で慎ましい生活を送っているが、子供達の性格の良さがこの夫婦の円満を示しているようで微笑ましいご夫婦である。このカップルも幸せだろうと思う。
     国王夫妻ではブータンのワンチュク夫妻。王子が生まれてそのニュースは微笑ましいと受け取られた。
     効果音の使い方、選曲のセンス舞台装置の配置などが上手い。このメイルような内容で、観客をひうっぱる力は実力派だが、ナツコの執着には、怖気をふるうのも事実である。
  • 満足度★★★★

    艶笑譚...男女の卑小な欲望が見える【ハッピーエンドVer】
    この物語は、コミカルな演出にしつつも人間(夫婦)の在り方を冷徹に見直す、そんな普遍性を盛り込んでいるように感じた。それは上辺だけを見ていない。夫婦である前に「女」、「男」という生殖が先立つような色気を漂わせる。その匂(臭)い立つような空気は、ケンカでもすれば臭い冷気、仲が良ければ匂う暖気という寒暖がしっかり観てとれ、なぜか頬が弛んでくる。その笑いを誘う演出と役者の息の合った(シンクロするような)演技が実に心地よい。ケンカはしているが、一本ネジが弛んだような脱力感溢れる夫婦、元妻と現妻との間を行ったり来たりしている割には、地べたに足が着いた男を中心にした奇妙な夫婦。この2組の夫婦の生活観(感)、呼吸、リズムが伝わるような錯覚に陥る。

    ネタバレBOX

    舞台設定(セット)は、マンションの上下階の2組の夫婦。同じマンションといっても間取りは異なるようだ。上手は上階...ダイニングセット、中央にこの上階のベランダをイメージした手摺。下手が階下...和室(畳)に座卓。周りは家屋の木枠組みのようで、意思疎通の良さか心の隙間風か、どちらであろう。

    上階に、下階の夫婦ケンカ(不倫原因)の声が筒抜け。そしてその妻が腹いせに上階の夫と関係を持つ。そのうち互いの夫婦は公認して、互いのパートナーを変え嫉妬を煽るような性感覚をもって交情を重ねる。性欲と生殖が綯い交ぜになって生存を主張してくる。この描きが官能的であり濃密である。夫婦の交情という外装の内に秘めているであろう台詞の数々が、笑いの中にあっても魔術のような陶酔感を与えてくれる。

    夫婦の存在が相互不信に根ざす限り将来は危うい。また一見ものわかりの良い夫、都合の良い妻を演じたところで、いずれは夫婦関係は破綻を招くと思う。それを繋ぎとめるのが子どもの存在。このハッピーVerでも懐妊した子の父親(夫か相手の男は判らないという苦悩はある)が救いのようである。

    さて、この後日談が気になる。子の成長に伴い、夫に似ていない現実を前にした時、子は鎹(かすがい)ではなく、夫婦関係を危うくする原因になることは容易に想像がつく。本当にハッピーか...。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    杮落とし=ハッピーエンドVerを観劇・・・・
    これでハッピーエンドなんだ~って思えた約2時間の作品

    さぞやバッドエンドVer.は凄まじいんでしょうねぇ~
    (「スクールデイズ」ってゲームのバッドエンドVer.と比べてどうかしら?)

    結構濃厚な会話劇で楽しませてはくれますが・・・
    好みは別れるかも~って思えたです

    ネタバレBOX

    CSIのマイアミとかNYの被害者と容疑者を入れ替えて脚本書いてる・・というマニア向けな笑いは自分好みでしたわ(^^)
  • 満足度★★★★

    ハッピー?
    初日のハッピーエンドVerを観劇。
    そこに至るまでの経緯がすっ飛び過ぎてて素直にハッピーな気分にはなれず。
    ナツコのキャラクター、絡みたくないけど愛しくなる不思議な女性でした。

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