そこにある場所 公演情報 そこにある場所」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    シナリオが浅い
     街場でカフェを経営する一家にはもう一つの顔があった。然し、兄弟5人のうち1人だけ、この件については蚊帳の外。

    ネタバレBOX


     シナリオの掘り下げが浅い。これは決定的である。扱われているテーマは掘り下げ方で可也深く持ってゆけるハズの埋蔵金問題。それも徳川の埋蔵金ということで特に長州閥の政治屋共と旧幕府サイドで理論派を形成していた水戸学に繋がる思想犯やそのイデオロギーを信奉する草莽との確執、現在の総会屋に繋がる自由民権運動の浪士たちと資本家共の争闘・確執、戦前は現公安警察に繋がる特高で辣腕を奮い、暗号名ポダムを持った正力 松太郎他の面々、即ち戦後はCIAエージェントとして日本をアメリカ植民地として管理した上級奴隷、正力やその右腕であった柴田などと吉田茂、中曽根康弘や安倍晋三などの国賊までの流れと意識的民衆との戦いなどをカバーしていなければ、この喫茶店に関わる兄弟たちの父が警察権力によって抹殺された、ということにはリアリティーが生じない。総ての挿話が、このレベルで浅すぎるのである。
     これでは演出がどんなに頑張っても、また役者がどんなにキチンとイマージュを具体化しようしてもできるものではない。シナリオライターはキチンと必要な勉強をすべきである。無論この程度の知識だけで、いいシナリオが書ける訳ではない。世の中には、知識だけ一杯持っている馬鹿が多数存在するが、このような間抜けを真似る必要はさらさらないどころか害悪であることは明らかである。肝心なことは様々な知識を必要に応じて用い、人間を描くことなのであるから。人間が描けて初めて作品というレベルに達するのだ。ここが、始まりである。
  • 満足度★★★★

    人間関係
    描かれてる登場人物の人間関係が凄く良かったです。
    兄弟、お店のお客さん、、、
    こういうの大好きです。
    そして、シングルマザーと娘とのシーンも
    何度も涙が溢れてしまいました。

  • 満足度★★★★

    ちょっともったいなかったというか。
    古本も置いてある喫茶店が舞台ということで、セットはお見事。
    並んだ本を全部読んでみたいなー、などと思いつつ。

    テンポも悪くなく役者さんもいい感じだったんですが、
    ちょっと脚本がいろんな要素を詰め込もうとして処理し切れなかった感があったような。
    そういう意味では登場人物も多すぎたのかも。

    ネタバレBOX

    二つの兄弟の話、親子の話、泥棒の話、それぞれ掘り下がりきらずといった印象でした。

    占い師さんや常連客のおねえさんとかなんだったんだろ、だし
    弟の心臓の病気を薬で、というのも穴が多すぎる話だなあ、だったし
    (結局詐欺でしたけどそれにしても)
    亡き父や埋蔵金の話も面白くなりそうな題材だったんだけどなあ、などなど。

    要素を絞ったらもっと面白くなったのかも。
  • 満足度★★★★

    ほのぼの話
    上演時間は1時間40分。

    受付順に整理番号で入場、
    物販のパンフレット(1000円)は終演後に販売でした。

    チラシの表面の渋いイメージは、作中ではあまり無かったです(笑


    ネタバレBOX


    コミカルで、人のいい話だなぁって思ってたら、
    刑事のくだりなどやラストで結構ドキッとさせられました。

    家族ものなので、キャスト表に同じ名字の役名が並んでるけど、
    観てて順番は大体すぐわかるのも良かったです。

    娘さんの心情吐露と、母親の姿が涙を誘いました。
    そこに入ってくる三男のキャラがいい味出してました。

    出ハケはあるものの、舞台は喫茶店の室内のみ。
    外を描かないけど、登場人物の服装や台詞で季節を出してて、
    そのさりげなさが上手くてほのぼのしました。
    おしゃれな人はよく着替えるし、
    無頓着そうな人はとことん同じような服で、
    キャラが出てるのも面白かったです。

    作中に話題になりつつも
    本編に直接はかかわってこないエピソード(娘さんの祖父や父親の話)
    などの入れかたも適度で、シリーズ化できそうだなと思いました。

    本探しの3人がわりとわかりやすかったのと、
    サギ医者の顛末が言葉だけだったのが
    ちょっとだけ物足りなかったかなぁ、と。

    母親の本の仕掛け、
    息子さんにはまるで魔法のように感じられたんじゃないかな、と思うと
    胸が温まりました。

  • 満足度★★★★

    まだまだ良くなりそう。
    「2番目の女たち。」の時もそうだったんだけど、一本の作品として、戯曲の強度が弱い!?
    良い部分は沢山有るのだが、全体としての満足感があと一歩届かない。
    中盤以降の盛り上がりはとても楽しめます。

    -次回公演にも足を運びたい!

  • 満足度★★★★

    ウォリアーズ
    オムニバス形式のお芝居。中川えりかさん、工藤亜耶さん、世良香生里さん、佐河ゆいさんなどなど綺麗でかわいくて目の保養になりました。
    みなさん役になりきり役に楽しんでいるみたい。表情の変化見応えたっぷり。
    笑えるシーンもあり楽しませていただきました。

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