麻雀ブラボー!! 公演情報 麻雀ブラボー!!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.6
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★

    もう少し前提の説明がほしい
    舞台セットは、チラシの説明のとおり麻雀勝負が見て取れるようなもの。しかし物語の面白さは今一つという感じであった。その要因は、物語の設定・説明不足が大きいと思う。なぜ、文芸部とコンピューターサイエンス部が麻雀勝負をするのか。それも文化祭の伝統行事になっているらしい。そして、何故肌を見せるような演出が必要なのか、その必然性が分からない。
    (上演時間2時間)

    ネタバレBOX

    当日パンフから、作・演出の木村晃純 氏によれば、将棋や囲碁はプロと素人の実力の差は歴然とする。その勝負事は盤面から平等(基本、将棋は同駒の配置、囲碁は無石の盤面から開始)であり、棋力に勝るほうが強い。その点、麻雀は配牌の段階で競技者(基本4人)に不平等(積み込みしないという前提)なところから始まる。これを人生(貧富等、生まれながらの不平等)に準えている。

    セットは中央に雀卓、上手にホワイトボード、下手には本棚(賞状など)が置かれている。床は雀卓面(緑色)、天井には「牌」の形をした複数のオブジェが吊るされている。

    文芸部とコンピューターサイエンス部という取り合わせが面白い。勝つため文芸部は以心伝心という精神論で臨む、一方コンピューターサイエンス部はパソコンソフトによる解析という技術論で対抗する、まさにアナログとデジタルの対戦である。さらに、この二つの部に対する拘りとして、「牌」...これには「東」「西」「中」などの「字牌」と「一萬」「二萬」などの「数牌」があるが、これも文芸とコンピューターという言葉を意識した設定であろう。勝負の結果...最後は両部員が手をとりフォークダンスを踊る。まとめるとすれば「心」と「技」の両方が大切ということだろうか。

    両部を結びつけるきっかけが、其々の男と女の恋愛である。これまたファジーな世界が、リアルな真剣勝負の世界に入り込む。しかし、物語の展開が緩く、また不明なシーン(例えば男性の褌姿、女性の上半身が水着)があり、何を意味しているのか。そして仙人は単なるニートのようであるが、その登場(存在)における役割は何か。プロットは面白いと思うが、本筋での必然性と結果、それを体現する魅力がほしい。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    長かったかも
    ちょっと長くて集中力が切れてしまいました…
    もっとバカバカしい内容でも良かったかもしれない。
    もう少しテンポよく無駄をはぶけば良いと思います。

  • 満足度★★★

    ちょっぴり薄め
    人間臭い麻雀と無機質なコンピュータ、男と女、仙人と大学教授、
    判りやすい対立軸で良くまとまったプロットであったと思う。
    しかし脚本として演技になると、全体的にテンポが悪く、
    だらっと伝わりにくさが目立ってしまった。
    黄金比の鼻フェチのヒロインに対して男の子のヒーロー性が薄く
    少々感情移入しにくい。ダメならもっとノビ太的にダメ男にしても良かったかも?
    相対的に文芸部の男衆のキャラ付けと背景が薄かった。


    ネタバレBOX

    最後のフォークダンスは、
    昨今流行病の様にダンスシーンを入れたがる団体へのアンチテーゼなのか?
    また、フォークダンスを見る体育座りの2人の描写は
    中二病的に素敵なシーンだった。
    今後の活躍に期待。
  • 満足度★★★

    長かったです
    人とコンピューターの麻雀対決を描いたストーリーでしたが、話の進み方が遅く、とても長く感じました。必要あるのかな?と思われる場面も多かったような・・。笑える場面もあり、ハッピーエンドは良かったですが、とにかく長すぎて、中盤は少し飽きてきました。もう少し無駄を省いて、スピーディな展開にしたら良かったと思いました。

  • 満足度★★

    シナリオライター勉強が足りない
     先ず尺が長い。この内容なら25分から30分短くして充分対応できる。

    ネタバレBOX

    オープニングでコンピュータサイエンス部と文芸部が対峙する姿を示すシーンでもポーズの決め方、単純にグループに分かれて互いを敵対者として指し示すだけの仕草では何のインパクトも齎さない。自分達の目指す演劇の方向性も良く分かっていないようだ。演劇は、先ず第一に論理である。中盤、仙人の登場辺りから面白くなるが、それまでは凝縮し、敵対関係をはっきり際立たせること、対抗戦に出る女子2人のプロフィール紹介をキチンと織り交ぜること、文芸部部員も同様。
     麻雀にもあまり詳しくなさそうだ。中盤以降漸くキチンと雀士らしい発想が出てくる箇所があるものの、チー、ポンが前面に出過ぎるだけで、麻雀の格が落ちる。但し、安い手で早く上がるというのは、無論、麻雀で勝つための鉄則ではあるが。これ一本で勝てるほど麻雀は甘いゲームではない。また、プロ雀士の手法中、常道である積み込みが出てこないのも不自然である。セイガク麻雀でも、トップクラスの雀士ともなれば、麻雀の手練れの面前で「これから積み込みをやるぞ」と宣言してから積み込みをやっても、見ている側がどうやって積み込んだのか、積み込んだパイを何故正確に覚えていられるのか? が皆目分からない程の腕前を持つ。もう少し雀士の研究をすべきだろう。
     また、文芸部の体質がまるで応援団のような気質で描かれていたが、無頼派にしても、本質は優しさなのであって体制・風習・世間的価値如きに阿る輩とは一線を画していることは肝に念じておくべきであろう。

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