鳥の本 公演情報 鳥の本」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    経験知
    黒田作品をある年数観た立場からすると、シャープになっていってる印象。たゆまず学び続けた手法を感じた。

    ネタバレBOX

    個人的には梟のお面前後の演出が好き。いい怖さ。
    客席と舞台面反転は客とスタッフ泣かせか(笑)
  • 満足度★★

    物語が…
    旗揚げ公演…この物語のテーマは、そして何を伝えたいのか、ということが分り難い。当日パンフによれば、当初メーテルリンクの「青い鳥」を上演することにしていたが、それを解体し残ったのが「鳥」と「本」だったという。そして関連した参考文献が31冊記されている。
    文献の内容が少しずつ観てとれるが、そのイメージはアンダープロットまたはインシデントといった本筋がない挿話の寄せ集めのような感じである。劇団名「ゲッコーパレード」ならぬ、「結構パレード」として少し“目的”のある物語も作ってほしい。劇団名は「目的ではなく人の集まりこそがパレードのように活動や表現を形成していく」という信条に基づくという。しかし芝居は、演じる側と観客のキャッチボール(場の雰囲気も含め)であり、相手のミット(心)に響かせることが大切ではないだろうか。

    ネタバレBOX

    素舞台、衣装は普段着のようであり自然体のような雰囲気である。舞台は出入り口側にスペースを設けて、劇場奥側が客席である。座クッション、丸椅子(どちらも背もたれなし)であり、長時間の観劇には不向き(本作は約70分)。客席両側の通路も使用し演劇空間を広げる。

    挿話のよう…参考文献の中から、例えば「青い鳥」や「文鳥」はその登場人物の名前を使用しているから、外国人・日本人の名前が混在し、その時点で物語の一貫性は見えない。
    あくまでプロットの参考程度にし、劇団としてのオリジナル作品を作り上げて欲しい。

    役者の演技について、身体的表現は面白く観応えがあったが、台詞は噛むシーンが何ヶ所かあり、今後の課題も見えたのではないか。
    全体的に、表現は安定し魅力もあることから、もう少し本筋(物語)を明確にすれば面白いと思う。
    今後、楽しみな劇団であると思う。次回公演に期待しております。
  • パフォーマンス。
    演劇というよりもパフォーマンスに近い印象。本を用いたムーブメントは面白く、本と鳥の共通点は観ている中で感じた。身体においては市松さんが演出も兼ねているからか群を抜いている。
    ストーリーの一貫性と客席の見づらさがあったが、配置については直ぐに改善したとのこと。今後により期待。

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