満足度★★★★
確信犯的やり逃げ(笑)
タウン誌の編集部、翌日に修学旅行を控えた高校のクラス、「なんたら女学園」なるイメクラの3ヶ所で繰り広げられる会話劇、ラヴェルの「ボレロ」を想起させる構造での「確信犯的やり逃げっぷり」が痛快。
ま、「おいこら、投げっ放しかい!(笑)」な感も無きにしも非ずではあるがそう何度も使えるテではないし、とにかく面白いので容認(爆)。
が、将来的に「コイツら、またあのテを使いやがった」な作品があってもそれはそれで認めよう。
(しばらく経って気付いたが、クロムモリブデンがこのパターンを得意としているような…)
また、今回の騒動の後日譚をいつか見てみたい気もする。
ところであの壷は星新一の「おーい、でてこーい」的なものか「王様の耳はロバの耳」的なものか、はたまた「逆“パンドラの匣”」的なものか?
あと、開演定刻を過ぎてすぐに5分ほど押す旨を伝えて謝り、実際の開演直前と終演後にそれぞれ謝罪したのはアッパレ!(←本来は当然のことであるが、それがアッパレと感じられてしまう昨今の小劇場界よ…(毒))