満足度★★
確か・・・
15回公演なのよね?(・・)
それなりにキャリアがあるってことだよね?
そしたらさ、そしたらよ?学芸会じゃあないんだから、もっと勉強してください。
第一ね、シュダの発音が素人でしょう?
でんでん凄みがないし、あの舌足らずな発声はなんなんでしょか?
シュダの役割を考えた時に甘い舌足らずの声じゃあ、ファンタジーどころか、おとぎの世界、つまり「幼児向け必読絵本」の部類に入っちゃうでしょう?
そんでもって、ファンタジーものなんだから、キャストが5人って・・・(^^;)
あまりにも狭くない?
物語は遠い昔、種族の違う人々がお互いを妖かしと呼んで蔑んだ事から、お互いに憎しみ戦いあう事になる。その結果、森の奥にその一族の王を閉じ込めた事によって悲劇となる壮大なドラマ・・・・のはずだった!
最初、舞台にカオナシが登場してきた時には、そりゃあ、ワクワクしましたさッ。だって、ジブリネタはワタクシにとって神様扱いなのですから。
ストーリーが進むにつれて導入音が極端に少ないものだから、セリフの間が非常に気になって仕方がないんだよね。
そこへ持ってきて、セリフの言葉が薄っぺらい。芝居そのものに、ファンタジー特有の飛び跳ねたり駆けたりの動きがなく、静かな動作が多いから、全体的に躍動感がない。
そんでもって、上映時間2時間22分は観客にとってきついでしょう?
あの内容で2時間以上引っ張るのは冒険を通り越して無謀です。
もっとまとめて1時間30分くらいにした方がむしろ濃縮したような感が。
いい芝居を沢山観て勉強して欲しいです。
小説家は数え切れないくらい、沢山の本を読んで小説家になります。
脚本家は沢山の本を読んで沢山のいい芝居を観て脚本家になります。
演出家はそれ以上の努力が必要ですね。
これだけの小劇団の中で15回公演ならキャリアがあるほうです。
1回より2回。2回より3回と、回数が増えるごとに本を作ると言う事が辛くなるでしょう。お察しします。
しかしながら、観客の鳴り止まない拍手を受けた時、全てが報われる。
頑張って欲しいです。