満足度★★★★★
芸の道...観応え十分
2014年の公演は、劇場_てあとるらぽう であったが、今回は第26回池袋演劇祭優秀賞受賞を祝し南大塚ホールでの上演であった。舞台スペースが広くなったことで、動きも多く取り入れ、躍動感が増したようでもあった。同時に人物像がより鮮明で落伍から落語へ成長する姿...相楽亭爽雲(山口太郎サン)と相楽亭爽太(大春ハルオ サン)の2人に迫力があった。
落語の世界に生きるとは、その芸を全うすることの難しさ、そのためには命をも懸ける厳しさを描く。落語会に名を残したい、極めの演目が古典落語「死神」である。表層的には古典落語と新作落語の対比の中で、その芸に邁進する過程を描いているが、その姿を通して人間の生き様を見るようである。
満足度★★★★★
無題1612(15-301)
12:00の回(曇)
11:00受付(整理券あり)、ロビー開場、11:30開場。
2段組の舞台、手前に赤い布で覆われた高座、左右、階段、壁に文字が書かれた紙片(半紙?)。前作(2015/5)が初めてでしたので2作目です。
ラチェットレンチが初めての方が多いらしい場内には比較的高い年齢層のお客さん。普段落語をきく機会はないのですが、少し前「前座失格!? (藤原周壱著)」を読んでいたので多少は予習になったかも。
このようなお話は分かり易さが一番だと思います。お客さんは満足そう。
馬場さん「THE TRICKTOPS」の作品。浅見さん「オーディション(2013/11@GEKIBA)」。
相本さんはPal’s Sharerしか観たことがなく、いつかこちらでも観たいものです。
満足度★★★★★
師匠を慕う弟子の思い!
落語の世界を描きつつ、さらに事件性を絡め、人情話まで無理のない面白さ!
相楽亭爽雲という人物の人となりが丁寧に演出されているのが代表されるようにその他キャラも明確で解りやすい。
二日間で公演終わりとは勿体ないと思うほど内容ある芝居でした。
満足度★★★★★
盛り沢山!
芸を極める者の熱い思い、友情、愛、師弟愛・・色々な内容が盛り込まれていて、楽しくも深い、見応えのある舞台でした。爽雲師匠が死んだ原因が明らかになっていく展開が、楽しくもあり切なくもあり・・どんどん惹き込まれました。役者さん達の熱演も素晴らしく、爽雲役や爽太役の役者さんは、本当の落語家?と感じる位でした。衣装も本格的で豪華でした。大満足の舞台でした!
満足度★★★★★
落語の間合い
伝統芸能としての落語と演劇には、呼吸というか間合いに相違があるように思います。その違いをこのお芝居では見事に表現していました。ダンスも不自然さがありませんでした。最後まで楽しめました。
満足度★★★★
落語 古典と新作
芸人の生き様は、破天荒が面白い。実際、亡くなった三遊亭 小圓遊(笑点では、桂 歌丸のライバルであった。)などは、かなりめちゃくちゃをやっていたようで夭折の原因もその無茶な生き方が影響していたであろうことは容易に推察できる。
今作も“駱駝の師匠”と綽名された名跡を継ぐ二つ目の弟子を中心とした人情話という作りになっている。(追記後送)