満足度★★★★
2001年
壊れかけの恋唄、千秋楽観劇。涙腺刺激されまくりの100分でした。大切なものってどうやって守ったらいいんだろうね。
個人的に意識して見に行ったのが、6Cの栗生ちゃん、ボクラ団義オッキーさん、りんりんさん。あと作演出が久保田さんだから。
ヤンキーのおっきーとヤンキーのりんりん、アクションがかっこよかったです。
他にも、知ってる役者さん多かったし、キャラが立っていて楽しい作品でした。
みんないい仕事してましたね。好きだなぁ。
栗生ちゃんは、ここぞってところも、些細なところも泣かせにくるから、ずるいよね。
劇中で歌・演奏があることは、才川さんと栗生ちゃんの魅せ方として、私は好きです。
オッキーさんは、もう貫禄のリーダーだった。有無言わさない。だけど、背中では悲しんだり、後悔したりしてた。
りんりんさんは、かっこよくてカッコ悪くて、芯がブレることまでもしっかり見せてた。
個人的にダークホースだったのが、渡辺克己さん(パパ/議員)。ロストマンブルースの時も素敵で、でも名前では気付かなくて、舞台出てきて、あれ?ってなった。今回も悩ましくて深い役だったけれど好演してました。スーツのジャケット脱いでベストになった時がビジュアル的に最強。
”観たい!”のコメントで
>2001年にまさに高校生だった世代の、久保田さんの作演で、
>2001年にまさに高校生だった世代の、沖野さんが演じる。
と書いたのだけれど、2001年って、そういう意味(伏線)があったのか、と少々驚き。
久保田さんの中でも大きかったのかな。
満足度★★
プロデューサー、作/演出は「何」を観せたかったのか(??)
タイトルおよび出演者陣に、
「歌」と「演奏(ピアノその他)」が得意な人達がいたので
演奏が芝居に絡んでくる事を期待していたけれど…
2000年台、不良やらカラーギャングやらが
徒党を組んで勢力争いをしていた頃、
懐かしくもある時代なのにその「懐かしさ」すら感じられない。
チャンバラ殺陣ではなくステゴロの殴り合い、
舞台上の人数も多く最初こそ迫力を感じたが、
その小競り合いが物語中何度も繰り返されると
(まあ盛んに小競り合いがある事こそがリアルなのかも知れないけれど)
はっきり言って飽きる。
その上で、メインとなるストーリーの方が全然描ききれていない感じ。
(多分)
「100分の本劇中のメイン部分だけ抜き出したら10分ないのでは?」
と思ったぐらい。
これを観る観客が各場面で「何」を感じ取って、
どう共感/反感するか、プロデューサーと作/演出は
まったく考えていないのではないだろうか?
と思ってしまうぐらいに、「何」も心の琴線に触れる事なく、
「あっ!」と驚かせてただ終わった、という感じ。
これだったら今は懐かしのヤンキー漫画の方が
よっぽどバトルだけでなく起承転結しっかりしてて
感動もオチも見事に入っていると思う。。。