満足度★★★★
良質の短編集
円盤ライダーの流れが継承されているというべきか,らしさが顕れた短編集だった。それぞれが面白く,楽しい時間を過ごさせてもらった。会場のみならずホテルの屋上までも舞台としてしまう発想,やられた。
満足度★★★★
初見
ブラジルの舞台はまだ観たことないし、その主宰で、脚本家でもあるアン山田氏の作品も未体験。という現状で、今回の作品を観た。不条理なモノ?、やたらに凝ったモノ?と構えていたが、何のことはない。非常に分かりやすい、シンプルな内容!しかし、喜怒哀楽がギュッと詰まった話しだけに、大きく笑うことなくなく息を呑んで、舞台を凝視していた。独特の世界観にひきこまれ、チョコチョコ挟まれている笑いに吊られた時、ふと井伏鱒二の「山椒魚」の自嘲の笑いと同じような気がした。
満足度★★★★
ユニークな会場
ホテル最上階のラウンジで上演される3編の短編オムニバス。
テーブルと椅子だけのセットがラウンジ中央に置かれ、周りを取り囲むように客席があります。
晴れの日なら会場からスカイツリーも見えるそうです。
『待ち人』
なぜゾンビメイク(笑) ちょっとほろ苦さの残るコメディ・・・かな。
3作品の中でロケーションを一番有効に使っていたと思います。
『いつまでもここにいる』
一番好みの作品でした。
木下半太作品のようなブラックなオチが良かった。
『ダイアナ』
当人たちは大まじめなのだけど、真剣になればなるほど笑えてくる。
シチュエーションコメディの王道のようなお話でした。
1作目以外はホテルの最上階が会場であることの意味があまり無かったような気がします(^^;)
あのロケーションを上手く利用すればもっと作品の世界に入り込めたんじゃないかなと思いました。